話題の映画 「サイドウェイ」

いつもお世話になります。

3月5日よりヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズ他でロードショーされる「サイドウェイ(SIDEWAYS)」をご存知でしょうか?

サブタイトルは「カリフォルニア、ワインロード、人生が熟成していく贅沢な寄道・・・」です。

う~ん、めちゃ気になります(笑)。

「2004年ただ1つのパーフェクト・ムービー。『サイドウェイ』ほど楽しい時間を過ごせる作品はないだろう。ヴィンテージ・ワインのような極上の傑作に、乾杯!」 (ローリング・ストーン誌)

「間違いなく今年最高のアメリカ映画。映画史の中で最も感動的な恋に落ちるマイルスに、あなたは胸が張り裂けそうな思いをするだろう。」(タイム誌)

その他ニューヨーク・タイムズ誌、ロサンゼルス・タイムズ誌、ニューズウィーク誌、ワシントン・ポスト誌、ウォール・ストリート・ジャーナル誌などのトップ誌が大絶賛!

あ~、ホント気になる・・・

第77回アカデミー賞主要5部門ノミネート 「作品賞」「監督賞」
「助演男優賞」「助演女優賞」「脚色賞」

ゴールデン・グローブ賞受賞 ミュージカル・コメディ部門「作品賞」 共通部門「脚本賞」

ロサンゼルス映画評論家協会賞、ニューヨーク映画評論家協会賞の東西の大御所にダブル受賞するなど、84部門受賞&24部門ノミネート(1/17現在)の数々の賞に輝き、本年度アカデミー賞の逆転大本命?として注目されています。

 

さて、その気になるストーリーは・・・

離婚のショックから立ち直れない小説家志望の中年男マイルスが、結婚を1週間後に控えた親友ジャックと連れ立って、カリフォルニアのワイナリーへとワイン・ツアーの旅に出ます。ワインやゴルフ三昧の気ままな男の二人旅。マイルスはオタクといえるほどのワイン通ですが、人生の憂さをワインに夢中になることで紛らわせようとしていました。そんなマイルスが旅の途中で出会うワイン好きの魅力的な女性マヤ。さまざまな事件を通して、旅はいつしかマイルスが自分自身を見つめ直す旅へと変わっていきます。そして人生のピークを過ぎたダメ男にも訪れる、ささやかな希望の光。

人生は極上のワインのように、そのピークを迎える日まで日ごとに熟成し、複雑味を増す。それからはゆっくりと坂を下っていくが、ピークを過ぎた味わいも捨てがたい・・・
(以上「サイドウェイ」のHPより)

映画の中では、実在のサンタ・バーバラ・カウンティーのワイナリーやレストラン・バーなどが舞台に使われています。登場するワイナリーは、「アンドリュー・ムレー ヴィンヤーズ」「フェス・パーカー ワイナリー」「ファイヤーストーン ワイナリー」「フォクセン ワイナリー」「サンフォード ワイナリー」などです。また「ヒッチング・ポスト」「ロス・オリヴォス カフェ&ワイン」「スロヴァング」などのお店でもワインを楽しむシーンが見られます。

そーです!この映画のもう1人の主役はワインなんですね。会話の中に盛り込まれたワイン批評がとても面白いのです。主人公はピノ・ノワールを崇拝しているので、「メルローやフランを小バカに」したり、「ピノ・ノワールやカベルネに対する薀蓄」を述べたり、「1961シュヴァル・ブランを皮肉」ったり・・・

私達にもそんなところがありますけど(笑)。ワインが登場人物の人生にも喩えられ、この映画になくてはならない重要なファクターになっています。この映画に登場するワイナリーのワインの多くが日本にも輸入されています。当店でも扱っているものもありまーす。(結局そこへつなげるか・・・笑)

Foxen  Pinot Noir Santa Maria Valley Santa Barbara County
★フォクセン ピノ・ノワール サンタ・マリア 2001 ¥3,360

70年代からシャルドネの生産地として注目されだした、サンタ・マリア・ヴァレーにある小さなワイナリー「フォクセン」です。ブルゴーニュ・スタイルでコストパフォーマンスの高い良質なシャルドネ、ピノ・ノワールを生産しています。またフォクスンが造るシュナン・ブランもとてもおもしろいです。この地区には他にオー・ボン・クリマクペカンブリアバイロンなどがあります。

Melville  Pinot Noir Santa Rita Hills Santa Barbara County
★メルヴィル ピノ・ノワール サンタ・リタ・ヒルズ 2003 ¥3,67

ピノ・ノワールの栽培に興味を持ったロン・メルヴィル氏は、サンタ・バーバラ・カウンティ、サンタ・イエズ・ヴァレーの西側のサンタ・リタ・ヒルズ、ロンポックに土地を購入しました。サンタ・バーバラで今最も注目されているワイナリーの1つ「メルヴィル」です。サンタ・リタ・ヒルズは2001年にAVAとして認可された新しい生産地区です。この地には他にサンフォードバブコックなどがあります。

Sanford  Pinot Noir Santa Barbara County
★サンフォード ピノ・ノワール サンタ・バーバラ 2000 ¥3,990

カリフォルニアのピノ・ノワールの造り手として5つ星ワイナリーの「サンフォード」です。サンタ・バーバラのグラン・クリュ畑、サンフォード&ベネディクト・ヴィンヤードを開発したリチャード・サンフォード氏のワイナリーです。エチケットには「花」が描かれ、その花は毎年変わります。映画の中では、「サンフォードに行こう!あそこはいいピノ・ノワールを作ってる」なんてセリフが出てきます。

Andrew Murray  Syrah Tous Les Jours Central Coast
★アンドリュー・ムレー シラー セントラル・コースト 2003 ¥2,940

太平洋から内陸部へ広がるサンタ・イネズ・ヴァレーは、内陸へ入るほど温暖になる地域で、ロス・オリヴォスの町の周辺にたくさんのワイナリーが集まっています。この地でローヌ系品種を専門に少量生産しているのが「アンドリュー・ムレー」です。若干30歳ながら注目を集める生産者です。北ローヌを思わせるシラー、濃縮感のあるヴィオニエがおすすめです。サンタ・バーバラの町にはサンタ・バーバラ最古(1962年)のワイナリーであるサンタ・バーバラ・ワイナリーがあります。この地区には他にザガ・メサブランダーフェス・パーカーファイヤーストーンなどがあります。

 

窮屈なナパではなくて、広々とした田園風景が広がるサンタ・バーバラというのがこの映画のいいところではないでしょうか。

その他にも「バイロン」「タンタラ」「シー・スモーク」「タリー」「キスラー」「オパス・ワン」などのカリフォルニア・ワインが、ヨーロッパからは「サシカイア」「ルイ・ラトゥール」「DRCリシュブール」などのワインが登場したり、会話の話題になるという、ワイン三昧の映画です。

監督は・・・
アレクサンダー・ペイン アメリカの新世代監督
2002年「アバウト・シュミット」(主演ジャック・ニコルソン)を監督

キャストは・・・
ポール・ジアマッティ(マイルス役) ピノを崇拝する主人公
2004年「アメリカン・スプレンダー」で主演の個性派俳優

トーマス・ヘイデン・チャーチ(ジャック役) 主人公の友人
ヴァージニア・マドセン(マヤ役) 旅で出会うワイン好きの魅力的な女性
サンドラ・オー(ステファニー役) マヤの友人

ジョージ・クルーニーが主人公役をやりたいと名乗り出たのですが、あまりにもビッグ・スターすぎるので監督がお断りしたという逸話も。

と、偉そうにお話しましたが、実は私もまだ観ていないのです。劇場にワイン持ち込みさせてくれたら、めちゃ最高ー!あ!隠して持って行けばいいのか・・・ついでにグラスも持ってこー(笑)!