番外編!ボジョレー・ヌーボー 「ラパン」「ディアーブル」

いつもお世話になります。
カリフォルニアワイン以外をご紹介する(笑)、【番外編おすすめワイン】です!

ボジョレー・ヌーボーのおしらせです・・・
2009年は、あの2005年をもしのぐ出来とか・・・

当店のボジョレー・ヌーボーと言えば、もちろんウサギのラベルの「ラパン」ですね!ワイン学校の同級生の新井順子さんと、注目のビオデナミ醸造家フレデリック・コサール氏が2004年から造り出したヌーボーです!

5年続いた「ラパン」は今年ちょっと変ります・・・

フレデリック・コサール氏は、ドメーヌ・プリューレ・ロックの醸造家ニコラ・テスタール氏と「ラパン」を造ります。どう変るのか非常に楽しみです。

そして、新井順子さんは遂に1人でヌーボーに挑戦します!

自身のワイン「ボワ・ルカ」では7年の醸造経験がありますが、ボジョレー・ヌーボーは初めてです!彼女のヌーボーも非常に楽しみです!

《 Les Lapins  ラパン 》

ブルゴーニュで今最も注目を浴びている若きビオデナミ醸造家、フレデリック・コサール氏が造るボジョレー・ヴィラージュ・プリムール「ラパン」です。

ニュイ・サン・ジョルジュのネゴシアンで働いていたコサール氏はワイン造りに大きな情熱を持っていました。1996年ついに彼の夢はかない、ワイン醸造を始めました。その名前は「シャソルネイ」。デビューと同時に雑誌「フィガロ」に取り上げられ、パリのワイン通の間で密かなブームになったようです。栽培方法、収穫方法、醸造方法すべて自己流とのことですが、100%本人のみが携るという非常に情熱的な造り手です。

ビオデナミ・ボジョレーの第一人者、マルセル・ラピエール氏により「ガメイ」が一躍人気を取り戻しましたが、フレデリック・コサール氏もガメーのポテンシャルの高さに惹かれ、2002年からクリュ・ボジョレーを造り始めました。

そして2004年には初めてボジョレー・プリムールに挑戦しました。

リヨンの北20km先にあるボジョレーの町ヴィル・フランシュをさらに北西に10kmほど北上すると、ブルイィの丘の麓にバレーヌという村があります。その村の少し外れた標高300mほどの山間に面したところに無農薬のボジョレーを生産しているシャトー・ド・モンソーChateau du Montceau のオーナーが所有する「ラパン Les Lapins 」という畑があります。「Les Lapins ラパン」は、樹齢100歳の無農薬畑、しかもなんと単一畑のモノポールです。この畑から誕生したのが、ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール・ラパンです。

フレデリック・コサール氏は、彼の右腕となる人物としてドメーヌ・プリューレ・ロックからニコラ・テスタール氏を引き抜きました。フレデリックが醸造コンサルタント、ニコラが畑と醸造の管理という現在のタンデムスタイルを作りました。

ニコラ・テスタール氏は、ポマールのティエリ・ヴィオロ・ギィマールで2年間、オート・コートのジャイエ・ジルで2年間ワイン造りを学びました。2000年プリューレ・ロックに。醸造責任者のフィリップ・パカレ氏から1年間醸造哲学を学びました。パカレ退任後、2005年まで実質の醸造責任者としてプリューレ・ロックのワインを支えてきました。

Frederic Cossard  Beaujolais Villarge Primeur Les Lapins  2009
★フレデリック・コサール ボジョレー・ウ゛ィラージュ・プリムール ラパン 2009 ¥3,200

DRCの醸造長の誘いを断り独立したフィリップ・パカレ氏や自然派ワイン界の鬼才と言われるティエリー・ピュズラ氏に今や肩を並べるフレデリック・コサール氏。

2004年に華々しくヌーボー・デビューを果たし、今年で6年目になりました!2009年の出来もかなり良いようです(喜)!

樹齢100年の無農薬のモノポール(単一畑)「ラパン」はわずか1,3ha!
「ラパン」は「ウサギ」さんですね!このラパンの区画だけなぜかウサギがたくさん集まるとか・・・(もちろんそれは葡萄が美味しいからです・・・笑)
100%ガメイ 天然酵母で発酵
SO2無添加 アンフィルター

もやのかかったかのような赤紫色。通常のボジョレーが持つストロベリージャムの香りより、青い香りやドライハーブなどの香りがあります・・・軽やかでバランスが良くナチュラルな味わいですが、噛み締めることができるボリューム感もあります・・・ 自然の深みや優しさをとてもとても感じます・・・ガメイもフレデリック・コサール氏の手に掛かれば、エレガントで美味しいブルゴーニュのグラン・クリュのようなワインに思えます・・・

このボジョレーはあわててお飲みになる必要はありません!
十分な糖度で収穫し、醸し期間も非常に長く、カルボニックで仕込むものの、通常に仕込んだワインと同じくらいレベルの高いワインになります・・・ですから、翌年の春頃まで寝かせておいてもOK!解禁時よりさらに美味しさが増すのです・・・

ということは最低でも2本は購入せねばなりませんね(笑)!
まずは1本、熟成させて1本、です・・・

今年からラベルに「ウサギ」のほかに「カメ」が入ります(笑)・・・たしかに「ウサギ」と言えば「カメ」は想像できますが・・・イソップ物語ですね・・・コサール氏が「フランスでもウサギとカメの話はすごく有名で、誰でもそのエピソードは知ってるよ。カメ入れようか。」と言ったとか・・・私は「ウサギ」だけで十分だと思いますが・・・とりあえずちっちゃい「カメ」が入ります・・・

コサール氏のコメントです・・・

「何度も言うが、我々はボジョレー・ヌーボーだからといって、1年も持たないような中味のない適当なワインを造るわけではない。ヌーボーの畑にラパンというヴィエーユ・ヴィーニュの最高の区画を選んだのも、熟成に耐えるしっかりとしたヌーボーを造るためであって、そういう意味では、今年は大いに期待できる年だ。また、個人的に今年は特に気持ちを一新するという意味もあり、いつも以上に気合が入っている。みんなが驚くようなすばらしいワインを必ず仕上げてみせるよ。」

フレデリック・コサール
ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール

ウサギの「ラパン」
でも、2009年から
カメさんが参入(笑)・・・
お楽しみに・・・

《 Le Pont du Diable  ル・ポント・ドゥ・ディアーブル 》

ワイン学校の同級生、新井順子女史が初めて1人で手がけるヌーボーです!

ル・ポント・ドゥ・ディアーブル(小悪魔の橋)は、AOCはボジョレー・ヴィラージュですが、すぐ隣がボジョレーのクリュの1つ、ブルイイ(Brouilly)です。畑の所有者はジョヴェール家。現当主マルセル氏は4代目です。通常ボジョレーやボジョレー・ヴィラージュは平地の畑が多いのですが、ル・ポント・ドゥ・ディアーブルは、ボジョレーのクリュ同様斜面に面した樹齢60年の単一畑です。もちろん無農薬畑で、マルセル氏お気に入りの区画(1ha)です。

「ジョベールさんのところへ今年の春に遊びに行きました。ジョベールさんのボジョレーは10年間試飲してるので彼のスタイルは熟知しています。(今年は実はガメイの本拠地ボジョレーでヌーボーを仕込んでみたい、醸造家としてそろそろそういうワインにも挑戦してみたい!と・・・)普通ならあきられるでしょう、さりげなく「ふ~ん」で終わるでしょう。でもマルセルは一言「良いよ。好きな畑を選んでごらん」と・・・ビックリしました。まさか前々から考えていた、やりたかったことがこんなに簡単にOKになるとは・・・「どの畑を借りていいのでしょうか?」恐る、恐る質問すると「どの畑がやりたいの」「私はしたたかなしっかりとした綺麗なワインが作りたい。出来たら収量低くても樹齢の高い畑で作れれば・・・」なんて図々しいお願いでしょう。彼が案内してくれたこのル・ポンド・ドゥ・ディアーブルを見せてくれた時には鳥肌が立ちました。まさかこんな畑を惜しみなく貸してくれるなんて・・・「ここが一番だよ」彼はそういう人なのです。(新井順子)」

収穫を出来るだけ待ち、天然酵母で発酵。補糖は一切行わず、ヌーボーですらもSO2を一切加えず、発酵中の二酸化炭素の注入も行いません。の予定です(笑)。頭ではヌーボーが理解できます。勿論造れる自信も十分にあります。でもこうやって先行販売を開始して、実は心の中はドキドキです。本当に大丈夫だろうか~???でも信じてください。皆様の期待を裏切るようなヌーボーにはしないつもりです。多分自分の畑よりエネルギーをかけるのだと思います。造りたいスタイル、味わいはあります。だってワイン大好きですから・・・ガメイは最初自分の畑が存在し、醸造するのは抵抗があった品種ですが、今ではガメイの性格が解り始めた頃。ガメイが可愛くて可愛くて仕方ありません何とかガメイの良さを前面に出し、出来るだけフローラルでかつ、ボディのある豊熟なヌーボーにしたいと思います。是非期待してください。(プレッシャーには実は弱い新井順子)」

Le Pont du Diable  Beaujolais Villarge Primeur Vinifie par Junko ARAI 2009
★ル・ポント・ドゥ・ディアーブル ボジョレー・ウ゛ィラージュ・プリムール 2009 ¥3,150

ワイン学校の同級生、新井順子女史が1人で手がけるヌーボーです!

ル・ポント・ドゥ・ディアーブル(小悪魔の橋)は、AOCはボジョレー・ヴィラージュですが、すぐ隣がボジョレーのクリュの1つ、ブルイイ(Brouilly)です。

畑の所有者はジョヴェール家。現当主マルセル氏は4代目です。ル・ポント・ドゥ・ディアーブルは、ボジョレーのクリュ同様斜面に面した樹齢60年の単一畑です。もちろん無農薬畑で、マルセル氏お気に入りの区画(1ha)です。その畑を借りて、新井順子女史がヌーボーに挑戦です!楽しみです・・・

順子ちゃんの醸造レポートです・・・

「2009年9月12日(土)朝の7時から25名の収穫者で収穫を開始しました。ル・ポンド・ドゥ・ディアーブルは斜面に面してるので、収穫が結構大変です。収穫者達はバケツを持って下から葡萄をどんどん切って上がっていきます。この畑は約1ha、25名もいるので12時に終わりました。

醸造は午後から始まりました。40hlの大きな木の開放桶に葡萄をどんどん入れていきます。そして途中でガスを入れ、また葡萄を入れてサンドイッチ状態にします。全ての葡萄が入れ終わったらガスを詰めて蓋をします。一番ジュースを測ったらなんとアルコール度数が13,5度。これは予想以上に甘かったです。さて、このまま2週間カルボニック法で詰め込みます。」

「2009年9月26日(土) 1096度あった糖度の数値は1004度まで下がり順調に発酵が進んでおります。その間温度は17度。この低い温度は素晴らしく発酵に良いです。彼が気をきかせて夜はドアを開けっ放しにして外気を入れて、温度が上がらないようにしてくれておりました。そのおかげで17度という温度を保ちながら、順調に問題なく発酵を進められたのです。むろん当然ながら酵母菌の添加はありません。SO2も使用しておりません。すぐに2人で試飲です。味わいのなんて綺麗なこと!自分で言うのも恥ずかしいのですが、予想以上に美味しいです。これもその温度のお陰かもしれません。収穫も他のワイナリーより待ちました。

今の時点である程度のスタイルは見えてきます。狙った通り、したたかでポテンシャルのあるエレガントなタイプになっております。今の段階では満足です。試飲し、すぐに足踏みをすることに決定しました。ピザージュを始めます。それまで一切蓋を開けていません。蓋を開けるとガスの香りです。ショートパンツに履き替えて、イチニ、イチニと足踏みです。もう夜中の12時です。ベットに直行、すぐにバタンキュー。

翌27日(日) 朝から他のスタッフも集まり、フランス人3人と私の4名でデキュべ作業です。葡萄を開放桶から出してプレス機に入れ、破砕しジュースにして木の樽で発酵させるためです。2週間の醸しで綺麗に色が出て、ワインとしての貫禄が出てきました。私とジョベールさんが開放桶に入り、大きなシャベルでかきだします。まるで工事現場のようです(笑)。ガスが出ているので息も苦しいです。やっと終わった時の嬉しかったこと。プレス機のスイッチを押した途端、安堵感で大満足です。絞ったジュースは予想通り美味しく、そのジュースは大きな木の樽で熟成です。」

「10月24日午後8時ボジョレーに到着しました。デキュヴェを一緒にジョヴェールさんと行なってから1ヶ月ぶりです。その間、勿論ジョヴェールさんとはメールでやり取りをしておりました。発酵はほとんど終わり、最後の段階に入りました。今年は13度以上のアルコール度数があったので、早く発酵を終わらせるのが苦労しました。ただでさえ収穫が遅いのに、かつ2009年は良いヴィンテージとなったので、どこのワイナリーもアルコール度数はいつもの年より若干高くなったと思います。なのでいつもより発酵に当然時間がかかります。でも飛行機は待ってくれません。

今回初めて作ったLe Pont du Diableはお蔭様でとっても美味しく出来ました。自分で言うのも恥ずかしいのですが、なかなか美味しいです。ボジョレーなので香りは華やかですが、その華やかさは引っかかる香りではなく、本当に天然の酵母菌からくるナチュラルな、限りなくナチュラルな香り、ボジョレーのテロワールをしっかりと感じます。のどごしも柔らかく、ガメイというよりピノに近い感じです。タンニンが上品です。

彼(ジョヴェール氏)自身のヌーボーと比較しました。彼のワインはタンニンが逞しく、私のヌーボーはタンニンが柔らかいです。でも軽くはありません。彼のワインはコート・ドールでいうと、Nuits Saint Georgesのような感じで、私のヌーボーはVosne Romaneeのような感じです。ちょっと持ち上げ過ぎかもしれませんが、それ位味わい、香りが違います。同じジョヴェールさんの畑なのに面白いものです。

翌25日朝8時から醸造所で試飲しました。実に自然なワインです。自然派のワインの中には実は補糖している生産者もおりますが、このボジョレー・ヌーボーは本当に天然の葡萄ジュースです。勿論法的に補糖は認められているので、その生産者を否定も肯定も出来ませんが、やはり何も添加しないワインは落ち着きます。口に馴染みます。最終的に品が良いです。居心地も良いです。

ガメイは昔はちょっとあまり興味がありませんでした。でも自分の畑で8年仕込み、こうやって他の真面目な生産者の葡萄を預かり、実際に醸造すると、実に仕込みによって味わいが変わる品種なんだなって改めて実感しました。

このワインは26日にコントローラーが来て試飲をします。そして27日に瓶詰めです。本当はこの瓶詰めにも立ち会いたかったのですが、私はこの日に帰国です。今回は残念ながら立ち会えず、ジョヴェールさんに一任しましたが、勿論問題なく瓶詰めは終了することでしょう。そしてその瓶詰めが終わって初めて正式にラボで分析表をお願いするので、今年の数値がはっきりします。そしたらトラックが迎えに来て、飛行機で日本に向けて出発です。

こうやって何とか今年ヌーボーを仕込みましたが、まだ胸はドキドキです。何故なら自分では満足いっても決めるのはお客様だからです。審判は11月第3木曜日に決まります。いつもはこの日は楽しい日ですが、近年の私にとっては厳しい日です。嫌でも皆様のお口に入り厳しい批評を聞かなくてはなりません。来年も作って良いかどうか、ジョヴェールさんにも確認しないといけません。でも可能な限り頑張りました。勿論まだまだ未熟者ですが、何とか作りました。もう少しで皆様のお手元に届きますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。」

新井順子
ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール
「ル・ポント・ドゥ・ディアーブル」

順子ちゃんが初めて1人で仕込んだヌーボーです!
素敵なエチケットですね・・・

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