★リッジ リットン・スプリングス ドライ・クリーク・ヴァレー 2012(6月5日、6日)

いつもお世話になります。

週末の有料試飲です。(6月5日、6日)

 Ridge Vineyards Lytton Springs Dry Creek Valley
★リッジ リットン・スプリングス ドライ・クリーク・ヴァレー 2012 ¥8,640

試飲は50ミリで¥500です。多めに注いでおります(笑)・・・
お買上げの場合は試飲代金をお返し致します・・・

カリフォルニアワイン・ファン、そしてジンファンデル・ファンにはご説明不要の「リッジ Ridge」です。レイヴェンズウッド Ravenswood、ローゼンブルム Rosenblum と共に「ジンファンデル3大」と言われています。

リッジの歴史は、サンフランシスコのイタリア人地区の名士であり医師でもあったオセアベロンがサンフランシスコ南部サンタ・クルーズ・マウンテンモンテベロリッジの頂上近くに180エーカーの土地を購入した1885年に始まります。その地にモンテベロ・ワイナリーを建設し、1892年モンテベロの名前で初めてワインが造られました。山腹に造られた3階建ての個性的なセラーは現在リッジの醸造場として使われています。この地の葡萄園はリッジの「高い方の葡萄園」と呼ばれています。

1940年代神学者でフランスワインの愛好家であったウイリアム・ショートがモンテベロ・ワイナリーの直下にあった閉鎖されていたワイナリーと葡萄園を購入し、そううちの幾つかの区画にカベルネ・ソーヴィニヨンを植え替えました。この地の葡萄園はリッジの「低い方の葡萄園」と呼ばれています。

1959年デーブ・ベニヨンと彼の3人のパートナー(全員スタンフォード・リサーチ・インスティテュートの技術者)が「低い方の葡萄園」を購入し、初めて自社畑産のカベルネ・ソーヴィニヨンを10ガロン醸造しました。これがリッジの原型となりました。このモンテベロ・カベルネは60年代のカリフォルニアにおける最高品質のワインの1つとなりました。

リッジと言えばこの方、「聖人」「神の手を持つ男」とまで呼ばれる天才醸造家ポール・ドレイバー。ポール・ドレイバーはスタンフォード大学で哲学の学位を修得。イタリアで暮らした後パリ大学に入学。フランス中を旅しながら伝統的なワイン醸造を学びました。1969年リッジに参加。2000年にはアメリカン・ワイン・アワード Wine Maker of The Year に輝き、2006年にはサンフランシスコ・クロニクルからWine Maker of The Year に選ばれ、2007年には James Beard Foundation Awards を受賞しています。また、イギリス・デキャンター誌が世界の中からたった1人だけを選ぶ、年間を通じてワイン業界で最も活躍した人物として Man of The Year にも選ばれています。(ちなみにアメリカ人としては3人目の快挙で、他の2人はロバート・モンダビとアンドレ・チェリチェフです・・・)

カリフォルニアワインを世界に知らしめたご存じ1976年パリ・ブラインド・テイスティング。リッジもアメリカ代表ワインに選ばれました。1971年モンテベロです。この時は、1973年スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ、1970年シャトー・ムートン、1970年シャトー・オー・ブリオン、1970年シャトー・モンローズに続いて第5位の評価でしたが、2006年に行われたパリ事件30周年記念テイスティングでは見事リッジが第1位に輝きました

リッジが誇る、ジンファンデル2枚看板の1つである「リットン・スプリングス」が入荷しました!

 Ridge Vineyards Lytton Springs Dry Creek Valley
★リッジ リットン・スプリングス ドライ・クリーク・ヴァレー 2012 ¥8,640

「ガイザーヴィル」と共に、リッジが誇るジンファンデル2枚看板に1つである「リットン・スプリングス」。ジンファンデル・ファンでなくても垂涎のワインです。

リットン・スプリングスの畑はソノマ郡ヒールズバーグの町の北に位置します(ドライ・クリーク・ヴァレー)。畑はドライ・クリーク・ヴァレーとアレキサンダー・ヴァレーを分かつ、テラス状台地と丘陵地に広がります。主に砂利混じりの粘土質土壌。丘陵地は砂利混じりの埴壌土。(ガイザーヴィルはAVA境界線を超えてすぐ北のアレキサンダー・ヴァレーに位置します。)

ポール・ドレイバーがこの畑と出会ったのが1972年。畑を見て一目惚れし、すぐさま葡萄を購入しました。ファースト・ヴィンテージのリットン・スプリングスの誕生です。1991年リッジは併設されたワイナリー共々この畑を買い取りました。リットン・エステート・ヴィンヤードは、リットン・ウエスト(150エーカー)とリットン・イースト(50エーカー)に分かれ、ワインの補助品種となるプティ・シラー、カリニャン、グルナッシュなども植えられています。最も古い区画の樹齢は110年以上に及びます(1901年入植)。短梢剪定の株仕立てで、1エーカー当たり1,5~3トンの収量。1870年代にこの土地の所有していたウィリアム・リットン大佐にちなんで名付けられました。

2012年は、全て自社畑産の葡萄を使用。品種ごと、区画ごとに天然酵母で発酵。マロラクティック発酵も天然乳酸菌で100%。リットル当たり0,6gの酒石酸を添加して補酸。最小限の亜硫酸添加。瓶詰め前にパッド・フィルターで濾過。最低限の人的介入がリッジの哲学です。熟成期間中には、味わいに深みと骨格をもたらすためにヒル・ファイブの区画に植わる樹齢100年の樹のワインを加えました。ポール・ドレイバーはアメリカンオークにこだわりを持ちます。天日乾燥(約2年)したアメリカンオークは上質のフレンチオークに決して劣らないと確信しています。ブラックチェリー、ブラックオリーブの香り。トースティなオークやバニラの風味を伴う凝縮した果実味で、ペッパーなどのスパイスの風味が全体をキュッと引き締めています。そしてきめ細かいタンニン。

前回ご紹介の2009年はWA誌による歴代最高の95点を獲得しました。ビッグ・ヴィンテージとなった2012年は、アントニオ・ガローニが93+点を付けました。パーカーなら2009年と同じくらいのポイントを付けたかも・・・(ちなみに、2002年、2008年が同じくWA93でした・・・)

70%ジンファンデル、
21%プティ・シラー、6%カリニャン、3%マタロ
天日乾燥の100%アメリカンオークにて14ヶ月熟成
(25%新樽、55%1~3年使用樽、20%4年使用樽)
ALC14,4%
輸入元定価¥8,640(税抜¥8,000)

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こちらもどうぞ・・・

 Ridge Vineyards East Bench Zinfandel Dry Creek Valley
★リッジ イースト・ベンチ ジンファンデル ドライ・クリーク・ヴァレー 2012 ¥5,724 WA91 IWC91 残少

リッジの新しいジンファンデル「イースト・ベンチ」です。

イースト・ベンチはリットン・スプリングス(リットン・ウエスト)に隣接する新しい畑です。フィールド・ブレンドのリットン・スプリングやガイザーヴィルとは違い、ジンファンデルだけが植えられています。100%ジンファンデルのワインはリッジの中ではちょっと珍しいタイプのワインです。

From Dry Creek Valley, the 100% Zinfandel 2012 Zinfandel East Bench boasts lots of spice box, briery mountain berry fruit, a lush, full-bodied mouthfeel, and lovely texture and length. With 14,9% natural alcohol, this big Zinfandel should be consumed over the next 3-4 years. Robert Parker, Wine Advocate #215 –

週末の有料試飲【リッジ イースト・ベンチ ジンファンデル ドライ・クリーク・ヴァレー 2012】(2014年12月19日、20日)

パリ事件30周年記念テイスティングのお話はこちらからどうぞ・・・

【あのリッジから新しいジンファンデルが日本初入荷です!】(2012年5月15日配信)

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【前回ご紹介は歴代最高のWA95でした・・・今回も期待大です・・・リッジが誇る、あのワインです・・・】(5月19日配信)

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金額は税込価格(含消費税8%)です。

【チアーズ!カリフォルニアワイン】は、美味しいカリフォルニアワインをお送りしています。