★ロアー ピノ・ノワール サンタ・ルシア・ハイランズ 2013(7月3日、4日)

いつもお世話になります。

週末の有料試飲です。(7月3日、4日)

 Roar Pinot Noir Santa Lucia Highlands
★ロアー ピノ・ノワール サンタ・ルシア・ハイランズ 2013 ¥7,344

試飲は50ミリで¥500です。多めに注いでおります(笑)・・・
お買上げの場合は試飲代金をお返し致します・・・

美しい港町として世界中から観光客が訪れるモントレー・カウンティ。モントレーの内陸部に位置する葡萄栽培地がサンタ・ルシア・ハイランズ。ここまで言えば真っ先に思い起こすのはやはり「ピゾーニ・エステート」ですね。ゲーリー・ピゾーニがパンツの中に隠し持ち込んだというブルゴーニュの至宝ラ・ターシュのクローンから生まれたのがピゾーニ・ヴィンヤード。現在カリフォルニアで最上のピノ・ノワールを生み出すと言われる畑です。この畑の葡萄を使える生産者は極限られた者だけ。生産者にとっても憧れの畑です。

このピゾーニ・エステートと並び賞されるのがご紹介の「ロアー Roar Wines 」です。

ロアーのオーナー、ゲーリー・フランシオーニの家はここサンタ・ルシア・ハイランズで100年続いた農家でした。1996年ゲーリー・フランシオーニは竹馬の友であるゲーリー・ピゾーニに勧められて葡萄栽培を始めました。まず最初に誕生したのが奥様の名前を付けた「ロゼラズ・ヴィンヤード Rosella’s Vineyard 」です(ロゼラズに最初に植えられたのはピノ・ノワールではなくシャルドネでした。その後ピノ・ノワールも植えられました)。そして翌年ラ・ターシュ・クローンのピゾーニ・ヴィンヤードのバドウッドから、自身フランシオーニの名前とピゾーニの名前の2人のゲーリーズの名前を付けた「ゲーリーズ・ヴィンヤード Garys’ Vineyard 」を誕生させました。ゲーリーズの葡萄はシドゥーリ、ローリング、テスタロッサ、コスタ・ブラウンなどの一流生産者に供給されました。そして、親友でもあり良き顧客でもあるシドゥーリのリー夫妻の協力を得て、2001年自身のブランド「ロアー」を誕生させました。2007年からは、今最も注目されるピノ・ノワールの造り手、エド・カーツマンがワインメーカーを務めます。

(ワイン・エンスージアスト誌の「アメリカにグランクリュ各付があればどの畑が選ばれるか」という特集で選ばれた5つの畑は、「Allen」「Hirsh」「Garys’」「Pisoni」「Shea」でした。アレンはロキオリ、ウイリアムズ・セリエムなどで有名なルシアン・リヴァー・ヴァレーの畑、ハーシュはキスラー、シドゥーリなどで有名なソノマ・コーストの畑、シェアはシン・クア・ノンなどで有名なオレゴン州の畑です。そしてゲーリーズピゾーニです。)

ロアーは過去幾度かの単発入荷がありましたが、2009年ヴィンテージより日本正規入荷となりました。アメリカでもなかなか入手困難なワインです。日本市場における販売実績が認められ徐々に入荷数が増えましたが、今年は白(シャルドネ)が昨年の半分以下になってしまいました(涙)。売り切れ御免です。。。

 Roar Chardonnay Santa Lucia Highlands
★ロアー シャルドネ サンタ・ルシア・ハイランズ 2013 ¥6,480

ピゾーニ・エステートと並び賞される「ロアー」です。

昨年は初めてロアーからヴィオニエが入荷しましたが、やはりアメリカ国内での販売量が多く残念ながら今年は入荷はありません。ご紹介のSLHシャルドネもなんとワイナリー公式サイトにも記載されない希少&貴重アイテムです(メーリングリスト登録者にも案内されないこともあります)。

ロアーはほとんど情報を公開していません。通常SLHシャルドネは、ロアーが所有する3番目の畑シエラ・マーとロゼラズの超豪華ブレンドです。100%フレンチオーク(新樽比率40%ほど)にて熟成。上品な落ち着いた香り。青リンゴ、ナッツ、スパイス、そして少しのトースト香。濃縮した上品な果実味で、カリフォルニア・シャルドネの特徴の1つでもあるトロピカルな印象はあまり感じさせません。そして非常に豊かなミネラル。ブルゴーニュを思い出させる風味です。初期のロアーはカリフォルニアらしい?味わいを持ちましたが、近年は非常にエレガントになってきました。昨年は過去最高の25ケースが日本に入荷しましたが、今年はなんと8ケースだけ(涙)。売り切れ御免です。

ご紹介の2013年からワインメーカーが変わりました。ピノ・ノワール生産者として多くの注目を浴びたエド・カーツマンを受け継いだのがスコット・シェイプリーです。スコットはモントレー出身。シドゥーリでアシスタントワインメーカーを務め、当時ロアーのワインメーカーだったアダム・リーとロアーの醸造に携わっていました。その後銘醸畑の葡萄からのピノ・ノワールで有名なロースラーなど幾つかのワイナリーを経て再びロアーに戻ることになりました。スコットもピノ・ノワールに関しては卓越したワインメーカーです。

ALC14,7%
輸入元定価¥7,344(税抜¥6,800)

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 Roar Pinot Noir Santa Lucia Highlands
★ロアー ピノ・ノワール サンタ・ルシア・ハイランズ 2013 ¥7,344

ピゾーニ・エステートと並び賞される「ロアー」です。

ロアーはほとんど情報を公開していません。通常SLHピノ・ノワールのクローンはスワン、ピゾーニ、ポマールなどで、100%フレンチオーク(新樽比率60%ほど)にて熟成。樽はフランソワ・フレール、ラトゥール、エルミタージュなどが使われます。1度のラッキングで、アンフィルター&アンファインにて瓶詰めされます。やはり上品で落ち着いた香り。ブラックチェリーなどの赤黒系果実のアロマ、黒胡椒のスパイス、乾いた革。土の風味。濃縮した果実味ですが、やはりトロピカルな印象はあまり感じられません。しっかりとしたボディですが、優しく深く複雑味があります。なにか際立った個性がないというのではなく、非常に穏やかで品のある味わいです。華やかさも持っていたエド・カーツマンが造ったロアーとはちょっと違います。今年は昨年同様25ケースが日本に入荷しましたが、油断しているとあっという間に無くなりそうです。

ご紹介の2013年からワインメーカーが変わりました。ピノ・ノワール生産者として多くの注目を浴びたエド・カーツマンを受け継いだのがスコット・シェイプリーです。スコットはモントレー出身。シドゥーリでアシスタントワインメーカーを務め、当時ロアーのワインメーカーだったアダム・リーとロアーの醸造に携わっていました。その後銘醸畑の葡萄からのピノ・ノワールで有名なロースラーなど幾つかのワイナリーを経て再びロアーに戻ることになりました。スコットもピノ・ノワールに関しては卓越したワインメーカーです。

ALC14,9%
輸入元定価¥8,316(税抜¥7,700)

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【売り切れ御免です(今回は特に白)・・・あのピゾーニ・エステートと並び賞されるロアーです・・・】(6月23日配信)

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金額は税込価格(含消費税8%)です。

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