あの話題のウルトラマリンは相変わらず入手困難ですが・・・瓶内2次発酵のロゼ・スパークリングワインが日本初入荷です・・・クルーズ・ワイン

いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2021年9月7日配信

9月中旬まではクール便をご利用ください。通常便配送によるワインの劣化は責任を負えません。クール便到着後ワインをすぐに低温の場所に置いてください。急激な温度変化を与えたことによる液漏れやラベルの不良化の返品や交換はお受けできませんのでお気をつけください。

あの話題のウルトラマリンは相変わらず入手困難ですが・・・

瓶内2次発酵のロゼ・スパークリングワインが日本初入荷です・・・数量限定品です・・・売り切れ御免です・・・

 CRUSE WINE クルーズ・ワイン 

北米トップの発行部数を持ち、ワインファンの購読者も多いサンフランシスコ・クロニクル紙。そのクロニクル紙で2016年にワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのがウルトラマリンというスパークリングワインで注目を浴びたマイケル・クルーズです。彼は次世代を担う新進気鋭のワインメーカーの1人です。

ウルトラマリン

マイケル・クルーズはソノマのぺタルマで育ち、UCバークレーで生化学を学びました。その頃から料理やワインに興味を持ちだしたマイケルはUCデイヴィスを受験しました。入学までの間ナパのサターホーム(ホワイト・ジンファンデルで有名)でアルバイトをしていたのですが、結局UCデイヴィスに通うことなくサターホームで働き続けました。

その後ナパ・カーネロスのスターモント(メリーヴェル)に移り、ワインメーカーに就任しました。この頃から自分のワイナリーを持つことを考え始めました。人と同じことをしたくないと考えたマイケルはスパークリングワイン造りを目指しました。なんとマイケルはスパークリングワイン造りを19世紀に書かれたフランスの本で独学。数々の失敗を重ね、そして出来上がったのが「ウルトラマリン」というスパークリングワインです。シャンパーニュのレコルタン・マニュピュラン(栽培から醸造まで一貫して行う生産者)をイメージした、単一畑、単一品種、単一年号の、香り高いスパークリングワインです。あの高名なワイン評論家はこのスパークリングを高く評価しませんでしたが、ニューカリフォルニアワインと言われる新潮流ワインを求めるワインファンの間でじわじわと人気が広まりました。(ウルトラマリンは今や現地でも入手困難な状況です。)

2013年マイケル・クルーズはスターモントを退社し、ぺタルマに「クルーズ・ワイン」を設立。スパークリングワイン(ペティヤンも)の他にスティルワインも造りはじめました。スパークリングワインを最初に造り始めた動機と同じく、スティルワインも他の人が造らないような、ヴァルディギエ、サン・ローラン、タナなどのいわゆるマイナー品種を用い独自の哲学に基づき造り出しました。カリフォルニア特有のピュアな果実味と透明感、そしてしっかりとした味わいを持つ感受性の高いワインです。多様性の時代に入ったカリフォルニアワインを象徴するかのように、従来のスタイルや葡萄品種にとらわれずに、マイケルは複雑で個性のあるワインを目指します。マイケルはまさに ”カリフォルニアの新潮流” の最前線を行く注目のワインメーカーです。

ウルトラマリンは、フランス・シャンパーニュの、単一畑、単一品種、単一年にこだわるレコルタン・マニュピュランをイメージしたスパークリングワイン。ソノマ・コーストの超一流畑チャールズ・ハインツの樹齢の高いシャルドネそしてピノ・ノワールから造られます。土着酵母で発酵。その後約3年間の瓶内熟成。ルミアージュとデゴルジュマンは手作業。ドサージュはエクストラ・ブリュットに相当する量で。シャンパーニュに決して引けを取らない味わいです。ちなみにマイケル・クルーズはセロスやプレヴォーのファンとか。日本正規輸入品の価格は¥16,000です。購入できればですが。。。)

マイケル・クルーズ3

残念ながら今回もウルトラマリンはご紹介できませんが。一昨年日本入荷した、クルーズ・ワイン・ブランドでは初の瓶内2次発酵のスパークリングワインのロゼが日本入荷しました。数量限定品です。売り切れ御免です。

 Cruse Wine Tradition Sparkling Wine California
★クルーズ・ワイン トラディション スパークリングワイン カリフォルニア NV ¥7,865 売り切れ
 Cruse Wine Tradition Rose Sparkling Wine California
★クルーズ・ワイン トラディション ロゼ スパークリングワイン カリフォルニア NV ¥8,800 日本初入荷 数量限定品

クルーズ・ワイン・ブランドでは初の瓶内2次発酵のスパークリングワインとなる「トラディション」です。

クルーズ・ワインではヴァルディギエやサン・ローランからペティヤンを造り出しましたが、マイケル・クルーズは新たにシャルドネとピノ・ノワールからシャンパーニュ製法による瓶内2次発酵のスパークリングワインを初めて生産しました。トラディションです。残念ながら一昨年入荷の、そして今年入荷のトラディションは売り切れとなりましたが、この度ロゼが日本初入荷しました

このトラディション・ロゼ・スパークリングワインは2018年の葡萄をベースにしています。ワイン全体の68%がピノ・ノワールですが、そのうち7%は赤ワインとして醸造したピノ・ノワールを使用しています。ゆえにアッサンブラージュ(原酒をブレンド)されたロゼと言えます。残りの32%はシャルドネをブレンドしています。シエラ・ネバダ山麓の高い位置にあるロリック・ヘリテージ・ヴィンヤード、メンドシーノのアルダー・スプリング、ソノマのキーファー・ランチ、そしてナパのリンダ・ヴィスタの葡萄が使用されています。真のカリフォルニア・ブレンドのワインです。

伝統的なシャンパーニュ方式で圧搾。一番搾りのキュヴェだけを使用。それぞれの畑の葡萄は別々の樽で野生酵母のみで発酵させ、自然発生のマロラクティック発酵を行いました。二酸化硫黄は添加していません。春の終わりにブレンドを行い、ティラージュ(酵母と蔗糖を添加)して瓶詰め。およそ2年間の瓶内澱熟成。手作業によるルミアージュ(動瓶)をし、6mg/L のドサージュ(補糖)を行い、デゴルジュマン(澱抜き)をしました。本気の瓶内2次発酵スパークリングです。(それぞれのボトルのデゴルジュマンはラベル裏の QR コードで見られます)

淡いサーモンピンク色。新鮮な赤系ベリーのアロマ。かすかにトーストやビスケットの香り。きめ細かい泡で、早摘みイチゴを頬張ったような優しい果実味と溌溂とした酸を感じます。カリフォルニアらしい果実感はありますが、華やかで冷涼感を感じさせる繊細な味わいです。

68%ピノ・ノワール、32%シャルドネ
シャンパーニュ製法(瓶内2次発酵)
5,5気圧 ALC12,5%
生産量565ケース
輸入元定価¥9,350(税抜¥8,500)

【あの話題のウルトラマリンは相変わらず入手困難ですが・・・初リリースの瓶内2次発酵のスパークリングワインが入荷です・・・】(2019年7月30日配信)

トラディション

 

こちらもどうぞ・・・美味なペティアンです・・・

 Cruse Wine St.Laurent Ricci Petillant Naturel Carneros 2020
★クルーズ・ワイン サン・ローラン リッチー ペティヤン・ナチュレ カーネロス 2020 ¥5,500 数量限定品
 Cruse Wine Valdiguie Rancho Chimiles Petillant Naturel Napa Valley 2020

クルーズ・ワイン ヴァルディギエ ランチョ・チミレス ペティヤン・ナチュレ ナパ・ヴァレー 2020 ¥5,500 数量限定品

サン・ローランは東欧、特にオーストリアでは重要視されている葡萄です(フランスおよびドイツの一部にも存在。ドイツ語ではザンクト・ラウレント。)東欧ではピノ・ノワールのような個性(みずみずしい果実味とやや低い天然のタンニン)を持つ葡萄として知られています。カリフォルニアではもちろん希少な存在です。

100%サン・ローランです。カーネロスのソノマ側に位置するリッチー・ヴィンヤード(デール・リッチー所有)から。手摘みで収穫。スパークリング用のプレス機で優しく圧搾。小型のステンレスタンクに移し、自然発酵させ、まだ甘味が残るうちに瓶詰め。その後動瓶し、6ヶ月熟成させた後に澱抜きをしました。ロゼに近いペティヤン・ナチュレです。ムースのようにきめ細やかな泡。本格的な仕立て味わいですが、収穫したてのサン・ローランの果実をそのまま楽しめるかのような優しく生き生きとした味わいです。生産量は300ケースです。王冠で封印。

100%サン・ローラン
4,5気圧 ALC11,5%
輸入元定価¥6,050(税抜¥5,500)

ヴァルディギエはフランス南西部にルーツを持つ葡萄で、フランスではすでに絶滅しています。ナパ・ヴァレーではヴァルディギエはかつてナパ・ガメイと呼ばれ、20世紀初頭まで多くの畑が存在していましたが、現在は僅かな畑が残るだけです。(同じニューカリフォルニアワインの「ブロック・セラーズ」や「フロッグス・リープ」などでもヴァルディギエをご紹介しております。)

100%ヴァルディギエです。ナパ・ヴァレーのカリストガ南部(ウドゥン・ヴァレー)のランチョ・チミレス・ヴィンヤード(テリー・ウイルソン所有)の樹齢40年以上の葡萄から。このワインは例年ロゼとして作っていましたが、森林火災があったため、果皮に付着した煙の汚染を回避するため収穫後直ぐに細心の注意を払って圧搾し、一番搾り果汁のみを使用しました。ステンレスタンクで野生酵母のみで発酵。灰や埃などを取り除くため、さらに数か月静置させてから瓶詰めしました。このヴィンテージはロゼというよりブラン・ド・ノワールという感じです。きめ細やかな泡と心地良い酸。ミネラル感も感じられるペティアンです。生産量は625ケースです。王冠で封印。

100%ヴァルディギエ
5,0気圧 ALC12,0%
輸入元定価¥6,050(税抜¥5,500)

ペティヤン・ナチュレ(ペットナット)は、アルコール発酵の途中でワインを瓶詰め。残りの糖分によって瓶内発酵中の二酸化炭素が泡となります(シャンパーニュのように2次発酵を促す糖分添加を行わない)。ゆえに泡が軽く、華やかな味わいで、アルコール度数のやや低いスパークリングワインです。

【あの話題のウルトラマリンは相変わらず入手困難ですが・・・初リリースの瓶内2次発酵のスパークリングワインが入荷です・・・】(2019年7月30日配信)

【マイケル・クルーズ氏来日!(クルーズ・ワイン、ウルトラマリン)】(2019年2月27日)

ペティヤン

金額は税込価格(含消費税10%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。

こちらもどうぞ・・・

 Matthiasson Rose California 2020
★マサイアソン ロゼ カリフォルニア 2020 ¥4,400

昨年暮れにマグナムボトルが入荷しましたが(苦笑)、今回はレギュラーボトルです。マサイアソンが造る魅惑のロゼワインです。

スティーブ・マサイアソンはナパ・ヴァレー屈指のヴィンヤード・コンサルタント。クライアントリストにはアローホ、シャペレ、スポッツウッドなどの名が連ねます。自身の醸造では特にアルコール度数を重要視し、葡萄の個性を反映させたバランスの良いワインを造り出しています。優れたバランスを持つワインを探究する団体 IPOB のメンバーでした。2014年にサンフランシスコ・クロニクルの Winemaker of The Year に選ばれました。

このロゼワインは、シラー、グルナッシュ、ムールヴェードル、クノワーズの南仏品種のブレンドです。シラーはナパ・ヴァレーのシルヴァラード・トレイル側の小さな有機認証畑ウィンドミル・ヴィンヤードからで、マサイアソンの協力のもと大切に栽培されている秀逸な葡萄です。クノワーズはヨロ郡のダン二ガン・ヒルズにある有機認証畑ハーリー・ヴィンヤードからで、やはりマサイアソンの監督と指示のもと栽培されている葡萄です。ロゼを造るために栽培した葡萄を使っているので、ジューシーで生き生きとしたワインに仕上がっています。

はっきりとした酸を残すため、スパークリングワインを造る時と同じくらいの熟度の、ヴェレゾン直後の葡萄を収穫します。全房圧搾し、タンクで24時間落ち着かせてから発酵。澱と一緒にステンレス樽で熟成。酸を残すため MLF マロラクティック発酵はしません。樽はしっかりと閉じて、補填や攪拌は行わず、澱引きも清澄も冷却固定もしません。MLF をしていないので最後にフィルターにかけて澱を取り除き瓶詰めしました。透明感のある綺麗な桜色。このセパージュで全く重くなく、清涼感や爽快感を感じさせます。強い抽出を避けるマサイアソンならではのロゼです。和食にもオールマイティに合います。

45%シラー、35%グルナッシュ、15%ムールヴェードル、5%クノワーズ
ALC11,5%
輸入元定価¥4,730(税抜¥4,300)

【和食に最も合うカリフォルニアワインはこの人が造るワインかも・・・】(5月20日配信)

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