まるでシャブリ・グラン・クリュ!まるでシャンボール・ミュジニー! ペイ

いつもお世話になります。
例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません(2011年10月6日配信)。
しばらく日本市場から姿を消していましたが・・・復活です・・・
《 PEAY VINEYARDS ペイ 》
ソノマ・コーストでワインに情熱を傾ける2組の兄弟夫婦が造り出すワインが「ペイ・ヴィンヤーズです。ニック・ペイバネッサ・ウォン夫妻が栽培と醸造を担当し、アンディ・ペイエミー夫妻が販売と経営に携わっています。2001年創業です。
特筆すべきはワインメーカーのヴァネッサ・ウォン女史です。 ヴァネッサ・ウォンは、あのカルトワイン、ピーター・マイケルでワインメーカーを務めた才能溢れる女性です。サンフランシスコ生まれの中国系アメリカ人で、UCデイヴィスとボルドー・インスティテュート・エノロジーで栽培学と醸造学を学びました。フランスではシャトー・ラフィット・ロッチルド、ドメーヌ・ジャン・グロでワイン造りに携わり、帰国後はフランシスカン、ハーシュ・ワイナリーを経てピーター・マイケルへ参加しました。当時のワインメーカーはカルトワイン「オベール」のブランドを所有するマーク・オベールです。オベールの元でアシスタント・ワインメーカーを務め、その後ワインメーカーとしての名声を獲得しました。2001年自らのブランドを立ち上げるためにピーター・マイケルを離れました。
ニック・ペイは、ワインを愛する家庭に生まれました。ラ・ホタ・ヴィンヤーズでワイン造りに参加し、ここで葡萄栽培の重要さを認識しました。その後UCデイヴィスで醸造学も学び、シュラムスバーグ、ニュートンなどで改めてワイン造りに参加し、サンタ・クルーズ・マウンテンのストールズでは長年に渡りワインメーカーを務めました。現在は8人の正社員を束ねて有機農法で栽培管理を担当しています。同社は、フィッシュ・フレンドリー・ファーミングと総合病虫害管理のライセンスを保持し、バイオ・ディーゼル、太陽光発電を取り入れています。
アンディ・ペイは、セールス&マーケティングのスペシャリストです。大学卒業後ウォール・ストリートでファイナンシャル・アナリストとして数年間過ごしましたが、再度UCバークレーで経済学を学びNBAを取得しました。UCデイヴィスのワイン・マーケティングにも参加しています。ビジネスのセンスはずば抜けて素晴らしく、また食への執着と探究心も右に出る者はいないと言われるアンディは、ペイのワインはトップ・レストランにしか出さないというちょっと強気な方です。
ニックとアンディは1996年ソノマ・コーストのアナポリスに土地を購入しました。ソノマ・コーストの最北端で、太平洋からは4マイルのその畑は(現在53エーカー)、海からの冷たい霧と風で気温は低く保たれ、日照に恵まれています。土壌は海底が隆起したもので、砂とシルト(沈泥)が主で、水はけが良く、有機物はあまり含まれていません。「畑も醸造所も親から受け継いだスタートラインに立ち、これからの人生をワインに捧げる覚悟です。ワインは私達の仕事であり、情熱です。」とアンディ・ペイ氏は語っています。
ご紹介は、シャブリ・グラン・クリュを思わせるような綺麗な果実味のシャルドネと、シャンボール・ミュジニーを思わせるような華やかで繊細な果実味のピノ・ノワールです!
Peay Vineyards Chardonnay Sonoma Coast
★ペイ シャルドネ ソノマ・コースト 2009 ¥5,460

シトラス、ライム、洋ナシを思わせる上品な香り・・・香り同様非常に綺麗な果実味です・・・十分なミネラル感も・・・ 樽に由来する風味はストレートには出てきません・・・もちろんリッチですが・・・ 清涼感のある綺麗な果実味はシャブリ・グラン・クリュを思わせます・・・
100%エステート・シャルドネです。クローンは、Hyde(41%)、Dijon 76(24%)、95(18%)、Robert Young(17%) 。ホールクラスタープレス(全房破砕)、天然酵母にて発酵。100%MLF(マロラクティック発酵)。 フレンチオーク(52%新樽)にて11ヶ月熟成(シュール・リー状態)。樽は、フランソワ・フレール、Damy、Remond、Cadus、Mercurey 。アンフィルター&アンファインにてボトリングです。ALC13,7%、生産量545ケース、輸入元定価¥6,300です。 この2009年は、辛口評論家タンザー氏が92点を付けています・・・
Tasting Notes : The nose shows youthful pear and lemon/vanilla custard notes. With time the robustness of flavors will become part of the vibrant and powerful wet slate, citrus and lead pencil flavored mid-palate. The finish is brisk and persistent with superb acidity and cut. The Estate Chardonnay will provide pleasure now especially if you prefer power and richness but will age for at least 10 years hitting its peak perhaps in 7-8 years.
Peay Vineyards Scallop Shelf Pinot Noir Sonoma Coast
★ペイ スキャロップ・シェルフ ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2009 ¥8,190
エステートの畑があるアナポリスの町近郊は海底が隆起したところで、 この畑を開発した時帆立貝やオウム貝が出土したためスキャロップ・ シェルフ(帆立貝陸棚)と名付けました・・・ スミレ、チェリー、クランベリーの香り 華やかでエレガントな香りです・・・ そして果実味も華やかで非常にエレガントです・・・ アタックも優しく、エレガントなブーケが広がります・・・ 果実味が重くなくフローラルで、酸も綺麗です・・・ 華やかで繊細な果実味はシャンボール・ミュジニーを思わせます・・・
100%エステート・ピノ・ノワールです。クローンは、Pommard(33%)、777(21%)、115(33%)、Swan (5%)、Mt.Eden(5%)。フレンチオーク(39%新樽)にて16ヶ月熟成。樽は、メルキュレー、フランソワ・フレール、Ermitage、Meyrieux、Damy、Cadus、Cavin。アンフィルター&アンファインにてボトリングです。ALC13,8%、生産量850ケース、輸入元定価¥9,450です。 この2009年の評価はまだ出ていませんが、辛口評論家タンザー氏は 08年に93+点、07年に94点を付けています・・・
Tasting Notes : The nose on the 2009 Scallop Shelf Estate Pinot Noir opens with a bright, hi-toned bouquet
resplendent
with floral and light red fruit aromas. As the wine opens up, underneath the initial impression is a deeper core of rainier cherries and brass notes framed by intoxicating brown spices. The 2009 offers the black tea, orange rind, jasmine, cranberry and lingonberry notes found in previous vintages of the Scallop Shelf. It is a little more delicate and light on its feet than the 2008 or 2006 with a superb balance of tannins, acidity and fruit and has an ethereal quality – volume without heaviness in the mid-palate – that further beguiles and is quite persistent on the finish. Undoubtedly, a feminine expression of Pinot Noir; elegant, floral, balanced and subtle.

シャルドネ

ピノ・ノワール

こちらもどうぞ・・・ 希少品です・・・
Kosta Browne Pinot Noir Sonoma Coast
★コスタ・ブラウン ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2009 ¥9,450
Kosta Browne Pinot Noir Russian River Valley
★コスタ・ブラウン ピノ・ノワール ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2009 ¥9,450
アメリカのワイン・マニアが血眼(笑)になって探し回ったほどの人気のピノ・ノワール生産者「コスタ・ブラウン」です。 ソノマ、サンタ・ロサのトップ・レストラン「John Ash」で働いていたダン・コスタ氏とマイケル・ブラウン氏がチップを貯めて0,5トンのピノ・ノワールの葡萄を購入し、初めてワインを造ったのが1997年でした。ソノマのシングル・ヴィンヤードをはじめ全てが少量生産です。ワインスペクテーター誌(06年12月)の表紙を飾った2004年カンツラー(Kanzler)・ヴィンヤードは98点を獲得し、同誌歴代ピノ・ノワール史上最高の評価を得ました。ソノマ・コースト、ルシアン・リヴァー・ヴァレー共に100%フレンチオーク(45~46%新樽)にて16ヶ月熟成。ALC14,5%です。このアぺレーション・ワインでさえ一時期は日本市場で3万円以上していました(驚)・・・ソノマ・コーストが残り僅かです・・・
こちらもどうぞ・・・ピノ・ラヴァーの方におすすめです・・・
August West Pinot Noir Santa Lucia Highlands
★オーガスト・ウエスト ピノ・ノワール サンタ・ルシア・ハイランズ 2010 ¥5,250
Sandler Keefer Ranch Pinot Noir Russian River Valley
★サンドラー キーファー・ランチ ピノ・ノワール ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2009 ¥5,040
2002年に鮮烈なデビューを果たした「オーガスト・ウエスト」は、ロアー(Roar)を生産するゲーリーズ・ヴィンヤードのオーナー、ゲーリー・フランシオーニ氏が葡萄を、グラハム・ヴィンヤードのオーナー、ハワード・グラハム氏が葡萄と資金を、そして今ピノ・ノワール造りで最も注目されるワインメーカーエド・カーツマン氏がワイン造りを担当するという、3人のパートナーシップにより設立されました。昨年日本に初正規入荷しました。葡萄は82%ロゼラズ(Rosella’s)、18%ゲーリーズ(Garys’)から。100%フレンチオーク(35%新樽)にて10ヶ月熟成です。このヴィンテージからエチケットが変わりました。2010年は出来立てホヤホヤのまだかなり若い状態ですので、しばらく封印されたほうがよさそうです。我慢できなければ、お正月にでも開けましょうか(笑)・・・
サンドラー」は、昨年初来日をしたエド・カーツマン氏のミドルネーム”サンドラー”の名を付けたプライベート・ブランドです。キーファー・ランチは、ルシアン・リヴァー・ヴァレーのサブアペラシオン、グリーン・ヴァレーに位置する銘醸畑で、コスタ・ブラウン、シドゥーリ、ファイラ、ローリング、フリーマンなどのトップ生産者にのみ葡萄を供給しています。100%フレンチオーク(40%新樽)にて熟成です。是非ピノ・ラヴァーの方にお試しいただきたい、繊細で華やかな味わいです。生産量はなんとわずか113ケースです!
金額は全て税込価格です。クール代は送料とは別途ご請求になります。
この内容は、アドレスを頂戴した方にHP公開前にメールでお送りしています。ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。