ジンとカベルネの偉大なる造り手であるあのワイナリーがなんとピノ・ノワールを造りました・・・リッジ

いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2020年6月26日配信

久しぶりのご紹介になります・・・

ジンとカベルネの偉大なる造り手であるあのワイナリーがなんとピノ・ノワールを造りました・・・

《 RIDGE VINEYARDS リッジ 》

カリフォルニアワイン・ファン、そしてジンファンデル・ファンにはご説明不要の「リッジ・ヴィンヤーズ」です。レイヴェンズウッド Ravenswood、ローゼンブルム Rosenblum と共に「ジンファンデル3大R」と言われています。リッジが誇るジンファンデルの2枚看板であるガイザーヴィルリットン・スプリングスはジンファンデル・ファンでなくても垂涎のワインだと思います。

そしてリッジはカベルネ・ソーヴィニョンの帝王でもあります。カリフォルニアワインを世界に知らしめたご存じ1976年の「パリスの審判」。リッジもアメリカ代表ワインに選ばれました。1971年モンテベロ(ボルドースタイル)です。この時は、1973年スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ、1970年シャトー・ムートン、1970年シャトー・オー・ブリオン、1970年シャトー・モンローズに続いて第5位の評価でしたが、2006年に行われたパリスの審判30周年記念テイスティングでは見事リッジが第1位に輝きました

リッジの詳しい話はさておき、とにかく本題へ・・・

なんとそのリッジがピノ・ノワールを造りました!なんと47年振りの生産です!

実はリッジは1971年にピノ・ノワールを生産したようですが、この度47年振りに新しいピノ・ノワールを造り上げました。ちょっと興奮です(苦笑)。リッジ・ファン、ジンファンデル・ファンはもちろん、ピノ・ノワール・ファンにとっても見逃せないワインであることには間違いありません。そして間違いなく今年前半入荷のレアものの1つですね。

 Corralitos
Santa Cruz County
リッジ コラリトス

 Ridge Corralitos Pinot Noir Santa Cruz County 2018
★リッジ コラリトス ピノ・ノワール サンタ・クルーズ・カウンティ 2018 ¥9,900 初リリース

あのリッジがピノ・ノワールを造りました!コラリトス・ピノ・ノワールです!この2018年が初リリースとなります!

実はリッジは1971年にピノ・ノワールを生産したようですが、この度47年振りに新しいピノ・ノワールを造り上げました。コラリトス地区のガリ・ヴィンヤードからのピノ・ノワールです。この2018年が初リリースとなります。リッジの本拠地モンテベロの自社畑は冷涼地として知られるサンタ・クルーズ・マウンテンに位置し、さらに土壌は石灰質土壌なのでピノ・ノワールにも適合する要素はありそうですが、「ボルドー品種には最適であるがピノ・ノワールには少し暖かすぎる(醸造責任者のコメント)」とのこと。そこで選ばれたのが、本拠地モンテベロの山から60km強太平洋側に向かった冷涼なコラリトス地区に位置するガリ・ヴィンヤードです。太平洋に近く海風の影響を強く受けるため、モンテベロよりさらに涼しい環境にあります。ガリ・ヴィンヤードは卓越したテロワールの畑で、ピノ・ノワールに関しては数種類の品質に秀でたクローンが選ばれています。なおこの畑は AVAサンタ・クルーズ・マウンテンの南端の境界線上に位置するものの、現時点では同 AVAに含められていないため、ラベルには Santa Cruz County と記載されています。

クローンはディジョン115(華やかさとバランス)、943、スワン(凝縮感とタンニン)。区画別に収穫し別々に醸造。64%は徐梗そして破砕。残り36%は徐梗したが無破砕。天然酵母でアルコール発酵を経て、天然乳酸菌でマロラクティック発酵。ポンプオーバーで抽出。樽内で澱と共に熟成し、澱引きは瓶詰め直前に1度だけ。そして注目すべきは樽熟成です。リッジと言えばアメリカンオーク熟成。リッジはこのピノ・ノワールにもアメリカンオークを使用しました。天然乾燥させたアメリカンオークが84%、フレンチオークが16%(新樽15%、4年使用樽19%、6年使用樽28%、7年使用樽38%)です。熟成は15ヶ月。最小限の亜硫酸添加。無濾過で瓶詰め。リッジならではのアメリカンオーク熟成の結果はいかに。ちなみにこのピノ・ノワールはリッジの公式ウェブサイトには記載されておらず、現在のところ日本だけでの販売のようです。間違いなく今年前半入荷のレアものの1つですね。

長きに亘りリッジを支えた、「聖人」「神の手を持つ男」と呼ばれた偉大なる醸造家ポール・ドレイバーは2016年リッジを去りました。このピノ・ノワールを造り上げたのは現モンテベロ・ワイナリーの醸造責任者を務めるエリック・ボーハーです。彼は20年以上に亘りポール・ドレイバーに師事しました。47年前にピノ・ノワールを生産したポール・ドレイバーですが、ピノ・ノワールにはあまり興味がなかった?ようです。ポール・ドレイバーの引退は本当に残念ですが、この交代劇があったからこそ誕生したピノ・ノワールなのかもしれません。たしかに一昔前からカリフォルニアワインを知る人にとっては、リッジとピノ・ノワールってぴんときませんよね(苦笑)。

「華やかな赤系果実、赤い花のピュアなアロマに、ミント、アメリカンオーク由来のラクトン、フレンチオーク由来のヴァニラ、ナツメグ、クロ―ヴなどのブラウンスパイスが複雑な趣を添えている。天草、ドライハーブのニュアンスもあり、非常に立体感のある香り。口に含むとなめらかなアタックのあと、存在感のあるタンニン、快活な果実味とほどよい凝縮感があり、見事な統一感を備えた仕上がりになっている。余韻も芳しく、力強く長いもので、美しく終わる。(輸入元コメント)」

100%ピノ・ノワール
ALC13,8%
輸入元定価¥9,900(税抜¥9,000)

 Corralitos
Pinot Noir 2018
 200625_1448

※最新号の「Winart ワイナート99号」は超久しぶりのカリフォルニア特集で、カリフォルニアのピノ・ノワール特集となりました。本日ご紹介のリッジのピノ・ノワールも掲載されています。このワイナート誌のリッジについての掲載記事を一部参照借用させていただきました。

 ワイナート 99号
「カリフォルニア ピノ・ノワール」
 ワイナート表紙

リッジのお話はこちらからもどうぞ・・・(下記ページのワインは全て売り切れております・・・)

 【前回のご紹介は歴代最高のWA95でした・・・今回も期待大です・・・】(2015年5月19日配信)

リッジ

サンタ・クルーズ・マウンテンと言えば・・・

 Rhys Vineyards Horseshoe Vineyard Chardonnay Santa Cruz Mountain
★リース ホースシュー・ヴィンヤード シャルドネ サンタ・クルーズ・マウンテン 2016 ¥19,440 希少限定品
 Rhys Vineyards Horseshoe Vineyard Pinot Noir Santa Cruz Mountain
★リース ホースシュー・ヴィンヤード ピノ・ノワール サンタ・クルーズ・マウンテン 2016 ¥21,600 希少限定品

 Alesia Chardonnay Anderson Valley
★アリージア シャルドネ アンダーソン・ヴァレー 2017 ¥7,560 数量限定品 日本初入荷 残少
 Alesia Pinot Noir Anderson Valley
★アリージア ピノ・ノワール アンダーソン・ヴァレー 2017 ¥7,560 数量限定品 日本初入荷 残少

知る人ぞ知る?カリフォルニアワインです。世界基準のプレミアムなシャルドネとピノ・ノワール(ブルゴーニュ・スタイル)を造り出している「リース・ヴィンヤーズ」です。リースは、サンアンドレアス断層(谷)を挟んでちょうどリッジの真向かいに位置します。

リースがサンタ・クルーズ・マウンテンに所有する自社畑の1つであるホースシュー・ヴィンヤードから。リースのコンセプトを代表するワインです。カリフォルニアらしからぬエレガントな果実味と綺麗な酸を持ちます。カリフォルニアワインのイメージを覆す逸品です。

アリージア」はアンダーソン・ヴァレーに所有する自社畑から。リースのシングル・ヴィンヤードのセクションをした後、アリージアをセレクトします。セカンドワイン的な存在ですが、そのクオリティは確かです。

【超希少入荷の「リース」から新ブランドが誕生しました・・・】(2019年9月12日配信)

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金額は税込価格(含消費税10%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。

この内容は、アドレスを頂戴した方にHP公開前にメールでお送りしています。ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。【チアーズ!カリフォルニアワイン】は、美味しいカリフォルニアワインをお送りしています。