先日輸入元主催の試飲会で久しぶりにチェックしたらとても美味しかったので・・・グラマシー・セラーズ

いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2018年9月6日配信

番外編かな(笑)・・・ワシントン州からご紹介です・・・

先日輸入元主催の試飲会で久しぶりにチェックしたらとても美味しかったので・・・

《 GRAMERCY CELLARS グラマシー・セラーズ 》

ワシントンワインの将来的方向性を牽引する生産者として注目を浴びる「グラマシー・セラーズ」のグレッグ・ハリントンは、1996年25歳の時に最年少でコート・オブ・マスター・ソムリエ協会最高位のマスター・ソムリエを取得しました(マスター・ソムリエは現在世界で239名で、最年少25歳で取得の記録は現在も破られていません)。ニューヨーク、ラスベガス、シカゴなど全米各地でソムリエ、ワインディレクターとして辣腕をふるい、有名レストランや各ワイン団体の主宰を務めてきました。ワイン・スペクテーター誌のベスト・グループ・レストランの最優秀賞を獲得するなど数えきれない輝かしいキャリアを持ちます。アメリカでは知る人ぞ知るワイン業界のキーパーソンです。

グレッグ・ハリントンと妻のパムはニューヨーク滞在中の2004年にワシントン州を訪問しました。この時ワラ・ワラ・ヴァレーのワインに高いポテンシャルと将来性を発見。グレッグはレストラン・ビジネスをリタイヤしたら、ワラ・ワラ・ヴァレーに移住し、ワインを造りたいという夢を持ちました。「5年後に」と思い描いていましたが、2004年の収穫に参加すると、ワラ・ワラ・ヴァレーのワインほど将来性に優れたところはないと確信し、なんと翌年ワシントン州に移住しました。2005年「グラマシー・セラーズ」設立。

グラマシー・セラーズは「土地の個性を表現し、新樽が強く出過ぎない、酸のバランスが良く、食事と共にあるワイン」を造り出すことを目標としています。グラマシーは「驚き」や「感謝」の気持ちを表す古語です。ニューヨークにある唯一のプライベート・パークがグラマシー・パーク。近隣は歴史的な建物と独特の雰囲気を持つ街です。かつてグレッグの祖父母はここに住み、グレッグとパムが最初にデートしたのがこの近くの有名なレストラン。2人もこの近隣に住んでいました。グレッグはそういう思い入れの強いこのグラマシーをワイナリー名にしました。ラベルにはこのパーク周りの柵が描かれています。ラベル・デザインは現代モダンアートで知られるドローン・ベンシェトリットのデザインを採用しています。シアトルのワイン雑誌からはグレッグはベスト・ニューワインメーカーに選出され、ワイン&スピリッツ誌からはグラマシー・セラーズは2010年、2011年、2012年、2013年、2014年、そして2016年度の世界トップ100ワイナリーに選出されています。現在年間生産量は約8,000ケース。ワラ・ワラ・ヴァレー、ヤキマ・ヴァレー、ホース・ヘブン・ヒルズ、コロンビア・ヴァレーから、シラーとカベルネ・ソーヴィニョンを中心にワインを造り出しています。

久しぶりのご紹介になります。先日輸入元主催の試飲会で久しぶりにチェックしたらとても美味しかったので。

グラマシー1

 Gramercy Cellars Viognier Columbia Valley
★グラマシー・セラーズ ヴィオニエ コロンビア・ヴァレー 2017 ¥3,888

ニューワールドとオールドワールドのいいとこ取りをしたヴィオニエです。

グレッグ・ハリントンはヴィオニエを造る予定はなかったとのこと。ワシントンDCでソムリエをする友人から「家族がレイク・シュランで良いヴィオニエを栽培しているんだが、見てくれないか?」と電話をもらい、最初にその畑を訪れた時にすぐに長期契約を申し込んだほど素晴らしいヴィオニエを手に入れることができたため、グラマシー・セラーズのラインナップにヴィオニエが加わることになりました。

シアトルの東、コロンビア・ヴァレーの北西に位置するレイク・シュランAVAのアントワーヌ・クリーク・ヴィンヤードから。やや温暖な産地の畑と違い、葡萄は均一に熟し、秀逸な酸をキープできるという素晴らしい畑です。65%はステンレスタンクで発酵そして熟成(フレッシュな果実味を造る)。35%は数年使用のフレンチオークで発酵そして熟成(熟成は3ヶ月でふくよかさやまろやかさを造る)。

白い花のアロマ。瑞々しい柑橘系果実のアロマ。アタックは優しくまろやかなレモンやネクタリンを連想させる果実味。そして引き締まった心地良い酸が全体を包み込みます。ニューワールドのヴィオニエに欠けがちなしっかりとした酸とミネラル感があります。果実味は重くなく、果実味と酸のバランスが取れています。アルコール度数の低さもその味わいを物語っています。優しく、華やかで、旨味のあるヴィオニエです。生産量240ケースです。

100%ヴィオニエ
ALC13,1%
輸入元定価¥4,320(税抜¥4,000)

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 Gramercy Cellars Cabernet Sauvignon Columbia Valley
★グラマシー・セラーズ カベルネ・ソーヴィニョン コロンビア・ヴァレー 2013 ¥7,992 WA94

レオヴィル・ラス・カーズをイメージして造られたカベルネ・ソーヴィニョンです。

カベルネ・ソーヴィニョンの銘醸地として有名なコロンビア・ヴァレー内にある、厳選したカベルネ・ソーヴィニョンをブレンドしたカベルネ・ソーヴィニョンです。この2013年は今までにない、様々な地区の素晴らしい畑からのブレンドとなりました。フィニー・ヒル・ヴィンヤード(ホース・ヘブン・ヒルズ)、トゥー・ブロンズ(ヤキマ・ヴァレー)、バッカス&ディオニソス・ヴィンヤード(パスコ)、自社畑オクターブ・ヴィンヤード及びオールド・ストーン・ヴィンヤード(オレゴン州側のワラ・ワラ・ヴァレー)から秀逸なカベルネ・ソーヴィニョン。レオネッティ・ロエス・ヴィンヤード(ワシントン州側のワラ・ワラ・ヴァレー)から貴重なメルロー。発酵後のマセラシオンは長めで40日以上。フレンチオーク(40%新樽)にて22ヶ月熟成。

深い色合い。カシス、ブラックベリーの香り。ボルドーを彷彿させる埃や土のニュアンスも。さらにオークに由来するヴァニラやスパイスも。赤よりも黒の印象が強い、しっかりと完熟した果実味。しなやかでまろやかなタンニン。ちょっと口中を引き締める心地良い酸。重すぎずエレガントな味わいのカベルネ・ソーヴィニョンです。アルコール度数もそれほど高くなく、数字から連想されるようなパワフルさはありません。ニューワールドの質の高い味わいを持ちながらもオールドワールドの雰囲気を持ち合わせます。

ロバート・パーカーの愛弟子だったJeb Dunnuck がワイン・アドヴォケイト誌 #225(2016年6月)で94点を付けました。以下彼のコメントです。

「シラーで一目置かれるグラマシー・セラーズであるが、カベルネ・ソーヴィニョンを見逃す手はない。」「シャトー・マルゴーを思わせる鉱物的(鉛筆の芯)な香りと表現したい。パワーや濃厚さではない、エレガントでピュアなワインとして輝いている。今素晴らしいバランスを示しているが、30年後でもその熟成した魅惑的な味わいにビックリさせられるだろう。」

86%カベルネ・ソーヴィニョン、
10%メルロー、4%プティ・ヴェルド
ALC14,2%
輸入元定価¥8,640(税抜¥8,000)

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【グレッグ・ハリントン氏来日!(グラマシー・セラーズ)】(2016年4月5日)

グラマシー

金額は税込価格(含消費税8%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。

ワイン・シーズンに向けて各社の試飲会が続いています。先日カルトからデイリーまでカリフォルニアワインを幅広く取り扱うワイン・イン・スタイル(株)さんの試飲会に参加しました。素敵な女性がとあるブースにいらっしゃいました。

あのオパス・ワンで醸造長を務めた(81年から4年間)、天才醸造家と言われるポール・ホッブス氏。1991年ポール・ホッブス・ワイナリーを設立。シャルドネのトップ・キュヴェは愛娘の名を冠したキュヴェ・オグスティナです。そのオグスティナ・ホッブスさんが来日しました。

【オグスティナ・ホッブスさん来日!(ポール・ホッブス)】(9月5日)

試飲会133

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