山火事被害はナパやソノマだけではありません・・・ and 年間トップ100ワイン(WS誌)が発表されました・・・

いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2022年11月17日配信

カリフォルニア州の北に位置するオレゴン州から・・・

山火事被害はナパやソノマだけではありません・・・

《 CRISTOM VINEYARDS クリストム 》

オレゴンのピノ・ノワールを牽引するワイナリーの1つである「クリストム・ヴィンヤーズ」です。

オレゴン州と言えばやはりピノ・ノワール。オレゴン州ポートランドの南に南北に広がるのがピノ・ノワールの銘醸地のウィラメット・ヴァレーです。このウィラメット・ヴァレーのエオラ・アミティ・ヒルズに位置するのが「クリストム・ヴィンヤーズ」です。

1992年に創業者ポール・ゲリー、ワインメーカーのスティーブ・ドナー、ヴィンヤード・マネージャーのマーク・フェルツにより設立。自社畑は1980年代後半に植樹された自根の畑です。畑は火山性玄武岩の、鉄分を多く含む赤色のジョリー・ローム土壌。朝日を享受する東向きの急斜面で、コースタル・レンジの切れ目から吹き込む冷たい風の影響を受けますが、頂上以外は直接風にあたりません(寒すぎずしっかり熟す)。この特別なテロワールを持つクリストムの畑の周りには幾多のワイナリーが新しい畑を開墾しています。現在5つのピノ・ノワールの畑、Marjorie マージョリー(前所有者が1982年植樹)、Louise ルイーズ(クリストムが1993年に最初に植え替え)、Jessie ジェシー(1994年植樹)、Eileen アイリーン(1997年植樹)、そして Paul Gerrie ポール・ゲリー(2012年植樹)を所有します。そして隣接した場所に、ヴィオニエ、シャルドネ、ピノ・グリの畑があります。

(ちなみにオレゴン州に初めてピノ・ノワールが植えられたのは1965年と言われています。今日オレゴン州のワイナリー数は500以上に達し、葡萄畑は10,000haにも及びます。オレゴン州最上の葡萄栽培地は、ポートランドの南部に縦状に広がるウィラメット・ヴァレー Willamette Valley です。この AVA の中に、ダンディ・ヒルズ Dundee Hills、ヤムヒル・カールトン・ディストリクト Yamhill Carton District、エオラ・アミティ・ヒルズ Eola Amity Hills などの小さな AVA が存在します。)

特筆すべきはやはりワインメーカーのスティーブ・ドナーです。クリストム創業時からワインメーカーを務めますが、オレゴンに移る前は14年間カリフォルニアのあの「カレラ」でアシスタント・ワインメーカーを務めました。「もう少し小規模のところで丹精込めたワイン造りをしたい」と思い、新世界各地を回り、オレゴンのピノ・ノワールのポテンシャルを確信しクリストムに参加しました。ワインは畑から造られる、をモットーに、高品質の葡萄を、高い比率で全房発酵させ、フランス産の複数の樽で熟成しコンビネーションさせます。ヴィンテージの個性を大切にし、テロワールを表し、深みとパワーはあるがフィネスとエレガンスも兼ね備える複雑味のあるワインを造り上げています。(ちなみに、2006年にスティーブ・ドナー氏が来日された際にお会いすることできました。)

山火事被害はナパやソノマだけではありません。2020年9月ウィラメット・ヴァレーの東部を襲った山火事の影響を受け(煙害)、クリストムは2020年ヴィンテージの全てのキュヴェのリリースを断念しました。そのクリストムの危機を救う特別キュヴェが17年振りにリリースされました。カリフォルニアだけでなく被害を受けた生産地を応援したいと思い、その特別キュヴェのご紹介です。

 Cristom Pinot Noir Willamette Valley 2020
★クリストム ピノ・ノワール ウィラメット・ヴァレー 2020 ¥4,620 数量限定品

オレゴンのピノ・ノワールを牽引するワイナリーの1つである「クリストム・ヴィンヤーズ」です。このヴィンテージだけの特別キュヴェです。

2020年9月ウィラメット・ヴァレーの東部を襲った山火事の影響を受け(煙害)、クリストムは2020年ヴィンテージの全てのキュヴェのリリースを断念しました。しかしながら自社畑の葡萄を多く含む特別キュヴェをリリースしました。実は、2003年は猛暑の年で、やはりその品質に値しないと判断し、クリストムは全てのキュヴェのリリースを断念しました。そして特別にセレクトした葡萄だけで、ウィラメット・ヴァレー・キュヴェというワインをリリースしました。ということで、17年振りに特別キュヴェの誕生となりました

葡萄は90%がウィラメット・ヴァレーから。そのうち61%が自社畑からです(18%ルイーズ、16%ポール・ゲリー、13%ジェシー、10%アイリーン、4%マージョリー)。残りの29%はクリストムが栽培管理する畑などからです。そしてウィラメット・ヴァレー以外は、AVA マクミンヴィルと AVA リボンリッジの密接な関係を持つ畑からです。計17の畑からで、クローンはディジョン(113,114、115、667、777,943)、ポマール、スワン、ヴェーデンズヴィルです。9月の初めに収穫した、十分に熟した区画の葡萄のみを使用。クリストムは通常全房発酵の比率が高いのですが、この特別キュヴェはほぼ全除梗しました(3%のみ全房)。自然酵母と培養酵母を使用し、小型の開放型発酵槽で小さなロットごとに発酵を行い、例年よりパンチダウンの回数を減らし、プレスも優しく行い、フレンチオークで短く9ヶ月の熟成を行いました。新樽比率は13%です。エオラ・アミティ・ヒルズの特徴がよく表れた、赤紫の果実のアロマに継ぎ目のないタンニンと綺麗な酸を持ったピノ・ノワールに仕上がりました。

ALC13,5%
輸入元定価¥4,950(税抜¥4,500)

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 Cristom Mt. Jefferson Cuvee Pinot Noir Eola-Amity Hills Willamette Valley 2019
★クリストム マウント・ジェファーソン・キュヴェ ピノ・ノワール エオラ・アミティ・ヒルズ ウィラメット・ヴァレー 2019 ¥5,060

オレゴンのピノ・ノワールを牽引するワイナリーの1つである「クリストム・ヴィンヤーズ」です。クリストムの入門ワインではありますが、クリストムを代表するワインと言っても過言ではないマウント・ジェファーソン・キュヴェです。

クリストムは自社畑からのシングル・ヴィンヤード・ワインを主としますが、自社畑と買い付け葡萄から造られるマウント・ジェファーソン・キュヴェはクリストムを代表するワインと言っても過言ではないと思います。ワイナリーの東に聳える標高3,199mのマウント・ジェファーソン(カスケード山脈)にちなみ命名されました。1994年がファースト・ヴィンテージです。2012年に購入し植樹したポール・ゲリー・ヴィンヤードの葡萄が多く入ることになり、自社畑の割合が年々増えています。買い付け葡萄は長年の付き合いのあるウィラメット・ヴァレーの銘醸畑から。

葡萄は50%が自社畑から(アイリーン、ジェシー、ルイーズ、マージョリー、そしてポール・ゲリー)。そしてヴィンヤード・マネージャーのマーク・フェルツの畑フェルツ、隣接する借り上げ畑でクリストムが栽培管理する畑タンカレラ(以上この2つは自社畑同様と言えます)、ウィラメット・ヴァレーを代表するワイナリーであるケン・ライトの畑カナリー・ヒルズとシンボリオンから。その他合計で20もの信頼のおける畑から。クローンはディジョン(113,114、115、667、777)、ポマール、ヴェーデンズヴィル、コーリー(アルザス原産)です。2019年は全体的に乾燥した年で、夏にたっぷりと雨が降りました。収穫期にも少量の雨が降ったため、10月初旬まで収穫が伸び、そのため十分に成熟した葡萄が収穫できました。40%を全房発酵。天然酵母のみ使用。1~7トンの開放型発酵槽で小さなロットごとに発酵。1日1~3回のパンチダウン。優しくプレスし、フレンチオーク(30%新樽)で11ケ月熟成。卵白で清澄。フィルターなしに瓶詰め。やや黒に近い赤黒系果実の風味。複雑味のあるスパイシーな風味が特徴です。誰が飲んでも美味しいと言うであろうマウント・ジェファーソン・キュヴェです。

ALC13,5%
輸入元定価¥5,720(税抜¥5,200)

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ザ・オレゴンの1つだと思います・・・

 Ken Wright Cellars Pinot Noir Willamette Valley Oregon 2020
ケン・ライト ピノ・ノワール ウィラメット・ヴァレー オレゴン 2020 ¥4,950

ザ・オレゴンの1つだと思います。「ケン・ライト・セラーズ」です。

1970年代後半。あのジョセフ・ドルーアンがオレゴンに進出する10年前です。ケン・ライトウィラメット・ヴァレーの土壌を調査し、そのポテンシャルの高さを確信しました。オレゴンでの自身最初のワイナリー「パンサー・クリーク」を売却後、1993年に「ケン・ライト・セラーズ」を設立。あのDRCを打ち破ったことで一躍有名になった、オレゴンのトップ・ワイナリー「ドメーヌ・セリーン」でもワインメーカーを務めました。現在のオレゴンの基礎を築いた方と言っても過言でありません。

ケン・ライト・セラーズはシングル・ヴィンヤード・ワインを主としてワインを造り出していますが、ウィラメット・ヴァレー・ピノ・ノワールは、ケン・ライト氏が一番表現したい、一番造りたいスタイルのワインとして造り出しているワインです。ケン・ライト・セラーズがウィラメット・ヴァレーに所有する畑、そして長年に亘って契約している畑の葡萄を使用します(ほぼ全てがオーガニックまたはサスティナブル農法)。

2020年ウィラメット・ヴァレー・ピノ・ノワールは100%ニュートラルのフレンチオークで10ヶ月熟成。キルシュやブラッドオレンジ、チェリーやプラムのアロマ。シナモンやクローブも。そして少しのバニラの風味。濃縮した赤黒の果実味はとてもエレガント。でもストラクチャーあります。印象的なラベルを使用していましたが、10年ほど前にラベルが変わりました。地元に居を構える芸術家デヴィッド・バークマンの作品で、ウィラメット・ヴァレーに生息する植物、昆虫、鳥を描いています。

ケン・ライト氏は、2011年4月上旬、まだまだ余震が続き、原発問題が世界に報道される中オレゴンから初来日しました。タイミング良く、お会いすることが出来ました。例のあのジャージにおいて、オレゴン最初のサインがケン・ライト氏のサインです。ケン・ライト・セラーズのワインは以前からお問い合わせの多かったワインでしたが、2011年の5月に初の日本正規入荷となりました。

ALC13,5%
輸入元定価¥5,500(税抜¥5,000)

【かなり久しぶりのご紹介です・・・あのロバート・パーカーの評価対象外のワインです・・・】(2015年1月13日配信)

ケン・ライト

金額は税込価格(含消費税10%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。

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年末恒例のワイン・スペクテーター誌による年間トップ100ワインが発表されました・・・

https://top100.winespectator.com/lists/

ワイン・アドヴォケイト誌と共に絶大な人気を持つアメリカの2大ワイン・バイイング・ガイド誌の1つがワイン・スペクテーター誌。年間トップ100ワインは、1年間に試飲した1万本以上にも及ぶワインの中から90点以上を獲得したワインで、品質だけでなく、なおかつお買い得度なども考慮して選ばれたワインです。

今年2022年のトップ100ワインのうち、アメリカは32(カリフォルニアは23)で、その他ワイン主要国は、イタリアが20、フランスが17、スペインが8、オーストラリアが5、ニュージーランドが4、アルゼンチンが4、チリが3、ドイツが2、南アフリカが1でした。そしてトップ10にはアメリカから4つのワインが選ばれました。3つはカリフォルニアで1つはワシントンです。

栄えある2022年のワイン・オブ・ザ・イヤーは・・・

第1位 Schrader Cellars Cabernet Sauvignon Oakville Double Diamond 2019 $80 WS94

2年連続でカリフォルニアワインが受賞です。パーカー100点連発のご存じ「シュレイダー・セラーズ」が造るダブル・ダイアモンド・カベルネ・ソーヴィニヨンです。「オークヴィルの畑から最高のカベルネ・ソーヴィニヨンを可能な限り手の届く価格で」というコンセプトから誕生したダブル・ダイアモンドは、シュレイダーが所有するナパ・ヴァレー最高の畑の1つのトゥ・カロン・ヴィンヤードと、同じくロバート・モンダヴィが所有するトゥ・カロン・ヴィンヤードの両方の葡萄を使用。ワインメーカーはナパ・ヴァレーで最も多くパーカー100点を持つトーマス・ブラウンです。

2022 Wine of the Year  週末973-3

そしてトップ10には、3位に仏米のジョイントベンチャーのハイド・ド・ヴィレーヌが、6位に老舗のロバート・モンダビが、そして9位にワシントンのハーランと言われるクィルシーダー・クリークがランクインしました。

第3位 HdV Chardonnay Napa Valley Hyde Vineyard 2019 $78 WS96

第6位 Robert Mondavi Cabernet Sauvignon Oakville The Estates 2019 $85 WS94

第9位 Quilceda Creek Cabernet Sauvignon Columbia Valley 2018 $200 WS95

当店でもご紹介したことのある、その他著名なワインは・・・

第14位 Philip Togni Cabernet Sauvignon Napa Valley 2019 $150 WS96
第19位 Schramsberg Brut Blanc de Blancs North Coast 2018 $41 WS93
第25位 Hanzell Pinot Noir Sonoma Valley 2019 $98 WS95
第28位 Alma de Cattleya Sauvignon Blanc Sonoma County 2021 $17 WS91
第33位 Soter Pinot Noir Willamette Valley 2019 $54 WS94
第68位 Etude Cabernet Sauvignon Napa Valley 2019 $100 WS94
第75位 El Molino Chardonnay Rutherford 2019 $65 WS93
第85位 Raen Pinot Noir Sonoma Coast Royal St. Robert Cuvee 2019 $65 WS92
第89位 VHR Cabernet Sauvignon Oakville 2019 $250 WS97
第92位 Calera Pinot Noir Mount Harlan Jensen Vineyard 2019 $105 WS93
第94位 Rivers-Marie Pinot Noir Sonoma Coast Silver Eagle Vineyard 2019 $60 WS93

です。トップ100入りのワイナリーさん、おめでとうございます。

2021年ワイン・オブ・ザ・イヤーはこちらからどうぞ・・

【こちらはある程度の数量が日本入荷しておりますが、やはり市場から消えるのは早いと思います・・・】(2021年12月7日配信)

2020年ワイン・オブ・ザ・イヤーはこちらからどうぞ・・(ダブル・ダイアモンドのご紹介がございます・・・)

【ナパから新着ワインがいろいろです・・・and 年間トップ100ワイン(WS誌)が発表されました・・・】(2020年12月18日配信)

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28位の「アロマ・デ・カトレア」ございます・・・

グッドタイミングでちょうど日本初入荷となりました・・・

 Alma de Cattleya Sauvignon Blanc Sonoma County 2021
★アルマ・デ・カトレア ソーヴィニヨン・ブラン ソノマ・カウンティ 2021 ¥4,400 2022WS年間トップ100ワイン28位 日本初入荷
 Alma de Cattleya Chardonnay Sonoma County 2021
★アルマ・デ・カトレア シャルドネ ソノマ・カウンティ 2021 ¥5,390 日本初入荷
 Alma de Cattleya Pinot Noir Sonoma County 2021
★アルマ・デ・カトレア ピノ・ノワール ソノマ・カウンティ 2021 ¥5,940 日本初入荷
 Alma de Cattleya Red Wine Sonoma County 2019
★アルマ・デ・カトレア レッドワイン ソノマ・カウンティ 2019 ¥5,390 日本初入荷

ソノマではシャルドネ&ピノ・ノワール造りの第一人者として今最も注目を浴びるビビアナ・ゴンザレス・レーブ女史のオリジナルブランド「カトレア Cattleya」です。

ビビアナ・ゴンザレス・レーヴはコロンビア生まれ。ワインメーカーを夢見てフランスへ。その後カリフォルニアへ。リンマー・エステートでワインメーカーを務めた後、パルメイヤーのソノマ・コーストにおける新ブランド「ウェイフェアラー」の立ち上げに参加。コンサルティング・ワインメーカーとして栽培と醸造に携わり、ウェイフェアラーをカリフォルニアのトップブランドに磨き上げました。同時に自身のブランド「カトレア」を立ち上げ、一躍注目の醸造家となります。2015年サンフランシスコ・クロニクル紙でワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞。

そのカトレアのセカンドワイン的存在のカジュアルブランド「アルマ・デ・カトレア Alma de Cattleya」が遂に日本正規入荷しました。年間トップ100ワインに選ばれたのはソーヴィニヨン・ブランですが、4アイテム全て華やかでとても綺麗な味わいです。

【遂に日本正規入荷です・・・セカンドワインですが、トップ・キュヴェに見劣りしないワインです・・・】(11月4日配信)

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この内容は、アドレスを頂戴した方にHP公開前にメールでお送りしています。ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。【チアーズ!カリフォルニアワイン】は、美味しいカリフォルニアワインをお送りしています。