番外編!共にその地のホープです!カトリーヌ・リス(アルザス)とレ・ドゥー・テール(アルディッシュ)です!

いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません(2014年5月1日配信)。

たま~に登場する番外編です(笑)・・・

共にその地のホープです・・・アルザスとアルディッシュから・・・

《 CATHERINE RISS カトリーヌ・リス 》

アルザスのホープ!若手注目株の女性醸造家カトリーヌ・リスです!

ストラスブールからボージュ山脈の山麓に沿って伸びる高速を40kmほど南西に下ったところに、les plus beaux villages de france (フランスの最も美しい村)にも指定されているミッテルベルクハイム村がある。その村内にドメーヌを構えるルカ・リフェルの建物の一部を間借りするかたちで現在カトリーヌ・リスのカーヴが存在する。

ワイン好きの両親がドイツ国境に近いストラスブール郊外の村ゲルストハイムでレストランを経営しており、カトリーヌは幼い頃からワインに接する機会に恵まれていました。その影響もあり、彼女は高校生の時にはすでにワインの世界で働くことに興味をもっていました。 ボーヌの醸造学校に2年通い、2003年にBTS(醸造栽培上級技術者)の資格を獲得。BTS就学中の研修先として選んだシャンベルタンの造り手ジャン・ルイ・トラぺでビオデナミに興味を持つ。その後ディジョン大学で醸造学を2年学び、2005年にDO(フランス国家認定醸造技師)の資格を取得。卒業後、サンテミリオン、ジゴンダス、南アフリカ、ニュージーランドなどのワイナリーを転々とし、異なる地域のワインを学ぶ。

トラぺでの研修中に知り合ったマルク・クレイデンヴァイス(アルザス)の息子アントワーヌから、シャプティエのアルザスワイン・プロジェクトの話を持ちかけられ、カトリーヌは2009年1月にシャプティエのアルザス担当者となりました。この時すでに独立願望があった彼女はシャプティエで働きながら自身のワイナリーの立ち上げ準備を行い、2011年の冬には遂に総面積1,5haの畑を借り入れました(現在は2,5ha)。シャプティエ側の引き留めもありシャプティエでの責任者も継続する予定でしたが、最終的に辞退し、2012年1月から自身のドメーヌをスタートさせました。

実はカトリーヌは幼い頃に誤って機械に腕が挟まり左腕を失うという身体的な不自由を負っているのですが、そのハンデをものともせず、持ち前の明るさとガッツで男に勝る仕事をどんどんこなす女性です。彼女のモットーは「ワインはできるだけ手をかけずに、よりナチュラルに!そしてそれぞれの畑のテロワールをワインに忠実に反映させる!」で、造り上げるワインは、DO国家資格のエノローグの理論とは全く対極にあるビオデナミや自然派ワインのほうにベクトルが傾いています。

 Catherine Riss Dessous de Table Alsace
★カトリーヌ・リス ドゥス・ド・ターブル アルザス 2012 ¥2,808  

アルザスのホープ!カトリーヌ・リスです! 日本初入荷です!

ドゥス・ド・ターブル(テーブルの下) dessous de table は「とっておきのもの」という意味ですが、もう1つ女性のインナーウェア dessous feminins の意味が隠されています。彼女の実家がレストランですから、彼女は自身のルーツを”テーブルとグラス”としてラベルに表現しようと思いましたが、友人のアーティストがテーブルの脚を女性の足に見立ててデザインしたのを気に入り、「テーブルの下の女性のインナー」イコール「とっておきのもの」にかけてこのラベルが誕生しました。

80%ピノ・ブラン、10%シルヴァネール、10%ゲヴュルツトラミネールのブレンドで、Nothalten と Reichsfeld にある畑から。樹齢は20~60年で、収量は30ha/l 。自然酵母にて古樽で1ヶ月の発酵。古樽で8ヶ月の熟成。熟した林檎や洋梨の香り。アタックに柔らかな粘着性を感じます。リッチでボリュームのある果実味。十分なミネラルが味わいにはっきりとした輪郭を作ります。アルザスの北に位置し、しかも2012年が厳しい年であったにもかかわらず、非常にリッチでボリュームのある仕上がりになりました。葡萄の中身が詰まっていることは、スワリングをした時の脚の粘着度を見れば一目瞭然です。残糖は2g/l。シーフードのグラタンなんか良さそうです。

ビオロジック
亜硫酸無添加 ノンフィルター
ALC13%
輸入元定価¥3,240(税抜¥3,000)

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《 DOMAINE LES DEUX TERRES レ・ドゥー・テール 》

こちらはアルディッシュの新星!マニュエル・クナンヴァンサン・ファルジェが造り出すコストパフォーマンス溢れるレ・ドゥー・テールです!

ヴァランセをローヌ川に沿って50kmほど南下すると、お菓子のヌガーの発祥地モンテリマールがある。ここからローヌ川の対岸へ渡り、小高い山間を西へ25kmほど進むと、ドゥー・テールがあるヴィルヌーヴ・ド・ベールにたどり着く。

マニュエルヴァンサンが初めて出会ったのは1988年ミラベルにある農業学校でです。 ヴァンサンは当時学校にある畑とカーヴの仕事に従事し、マニュエルは自分でワイナリーを立ち上げる準備の一環として学校に通っていました。2人はその時に意気投合し、いつか一緒にワイン造りを行おうと誓いました。

2000年に学校を卒業したマニュエルはドメーヌ・グロ―ジュ(コトー・デスク・アン・プロヴァンス)の醸造責任者として働き、翌年2001年マニュエルの強い説得と推薦で、ヴァンサンは学校を退職し、ドメーヌ・グロ―ジュの栽培責任者として加わりました。

2004年ワイン哲学の違いからマニュエルがドメーヌを退職し、ドメーヌ・デファン(サン・マキシマン)の醸造栽培責任者として働き始めました。そのマニュエルを追うように、同年ヴァンサンもドメーヌを辞め、サン・マキシマン村近くのドメーヌ・トリエンヌの醸造栽培責任者として働き始めました。(トリエンヌは、デュジャックのジャック・セイスとDRCのオベール・ド・ヴィレーヌがスタートさせたドメーヌ)デファンとトリエンヌは近くで交流が深かったことから再び2人はまた毎日顔を合わせることになりました。

2008年満を持したマニュエルはヴァンサンにドメーヌ立ち上げのプロポーズをし、一足先にアルディッシュへ戻り3haほどの畑を購入。2009年ヴァンサンもアルディッシュに戻り、父親が持つ5haの畑を引き継ぎ、ドメーヌ・レ・ドゥー・テールをスタートさせました。 彼らのモットーは「消費者が喜ぶ欠点のない綺麗な自然派ワインを造る」こと。レ・ドゥー・テール(2つの土地)というドメーヌ名は、2人の才能、2人のテロワールの異なる畑 からの葡萄を持ち合せ、1つの素晴らしいワインを造り上げるという2人の一心同体の強い思いが込められています。

 Les Deux Terres Zig-Zag Rouge VdF
★レ・ドゥー・テール ジグ・ザグ ルージュ 2012 ¥2,484

今やドゥー・テールのフラッグシップともいえるのがこのジグ・ザグ!  

名前の由来ともなった「紆余曲折(ジグ・ザグ)から不安定なワイン」というイメージはもはやありません。今ドゥー・テールの中では一番味わいに安定感があります。現在フランスでは、ヴァンナチュールのレストランやワインバーのみならず、地元やパリのクラシックなレストランから絶大な人気があるそうです。

60%シラー、40%グルナッシュで、樹齢は17~40年、収量は35hl/ha 。2012年はシラーとグルナッシュを別々に仕込みました。シラーは25日間のマセラシオン後自然酵母にて32日間の発酵。古樽で10ヶ月の熟成。グルナッシュは20日間のマセラシオン後自然酵母にて40日間の発酵。古樽にて10ヶ月熟成。その後アッサンブラージュし、タンクで少し落ち着かせた後に瓶詰め。2012年は雨が多く、大変厳しいミレジムでしたが、最終的には例年とほぼ同量の収量を確保できました。ブルーベリーやスミレの香り。お香やハーブの香りも。華やかな香りとチャーミングな果実味がミネラルを伴い、流れるように喉を抜けます。フィネスとエレガントさを兼ね備えたワインです。トリッパのトマト煮込みなんか良さそうです。

ビオロジック
亜硫酸無添加 ノンフィルター
ALC13%
輸入元定価¥2,808(税抜¥2,600)

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