ご存じあの溺愛ワイナリーです・・・レギュラーラインナップの赤ワインの新ヴィンテージが到着しました・・・フロッグス・リープ

いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2025年6月12日配信

ご存じあの溺愛ワイナリーです・・・

白ワインに続き、レギュラーラインナップの赤ワインの新ヴィンテージが到着しました・・・

《 FROGS LEAP フロッグス・リープ 》

カエルが元気にジャ~ンプしているラベルで有名な、当店ではもうお馴染みのワイナリー「フロッグス・リープ」です。オーナー兼ワインメーカーはナパのバイオダイナミック&オーガニックの第一人者であるジョン・ウイリアムス氏。お馴染みのジョンさんです。

「フロッグス・リープ」
ラザフォード、ナパ・ヴァレー
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1981年フロッグス・リープは、かつて蛙の養殖場であったセントヘレナのミル・クリーク沿いに設立されました。100年前この養殖場の蛙はサンフランシスコのグルメ・レストランに1ダース33セントで売られていたそうです。現在ラザフォードにあるワイナリーは、もともと1884年にワイナリーとして建てられた建物で、レッドバーンと呼ばれる歴史ある建物です。ワイナリーの屋根には「風見鶏」ならぬ「風見蛙」があります(笑)。

1884年に建てられた
レッドバーン
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ジョンさんは「Time is fun when you are having flies!」とサインしてくれます。「Time flies when you are having fun(楽しい時は時間を忘れる)」という諺をパロッて「(カエルの立場から言うと)ハエを食べているときが最高だ!」とサインするんです。これはもうワイン界の名言の1つです(笑)。エリートなキャリアを持ちながらも、けっしてユーモアを忘れない方です。

風見鶏ならぬ風見蛙(苦笑) CIMG0053

新ヴィンテージの白ワイン(ソーヴィニヨンブランとシャルドネ)は昨年10月にご紹介済みですが、この度新ヴィンテージの赤ワイン(ジンファンデルとメルロー)が到着しました。

 Frog’s Leap Zinfandel Napa Valley 2022
フロッグス・リープ ジンファンデル ナパ・ヴァレー 2022 ¥7,700 新ヴィンテージ 値上げ
 Frog’s Leap Zinfandel Napa Valley 2021
フロッグス・リープ ジンファンデル ナパ・ヴァレー 2021 ¥7,700 残少 値上げ
 Frog’s Leap Zinfandel Napa Valley 2020
フロッグス・リープ ジンファンデル ナパ・ヴァレー 2020 ¥6,930 売り切れ

オーガニック、バイオダイナミック、そしてドライ・ファーミングを実践する「フロッグス・リープ」。この3つのコンビネーションから誕生するワインは、低アルコールで繊細で、かつしっかりとしたストラクチャーを持ちます。そして長期の熟成が可能なワインです。

ワイナリーがあるラザフォードと言えばナパ・ヴァレーにおけるカベルネ・ソーヴィニヨンのメッカ。フロッグス・リープが造るカベルネ・ソーヴィニヨンは、ラザフォードの先人である、ジョン・ダニエル、ジョージ・ドゥ・ラトゥール、アンドレ・チェリチェフらが造り出したカベルネ・ソーヴィニヨンを受け継ぐ素晴らしいワインですが、カベルネ・ソーヴィニヨンに負けず人気なのがジンファンデルです。ジンファンデルにプティ・シラーやカリニャンをブレンドした味わいはとてもチャーミング。カルトなジンファンデルとは正反対のトラディショナルなジンファンデルです。もちろん長期熟成可能です。熟成したフロッグス・リープのジンファンデルは本当に素晴らしいです。

2022年は3年連続の干ばつに見舞われ、ジンファンデルの収量は過去最低となり、過去平均を約30%下回りました。ヴィンテージの変動の気まぐれを乗り切ることができる安定した品種として歴史的に名声を確立してきたこの伝統的な葡萄品種にとっては異例の結果となりました。しかし、干ばつに耐えたジンファンデルはこれまでに造った中で最も濃厚でタンニンの多いジンファンデルとなりました。温暖な年が成熟のペースを加速させ、ジンファンデルの収穫は9月に入る前に終了しました。最終的にこの早い収穫はプラスに働き、他の品種の収穫を困難にした9月中旬の大熱波を完全に逃れることができました。

2022年ジンファンデルは、セントヘレナのホワイト・バーンとモリナリという畑が主体です。大きな沖積扇状地の砂利質土壌に位置し、ジンファンデルにとっては最適の土壌です。ジンファンデルにとって残念なことに、カベルネ・ソーヴィニヨンもこの土壌で良く育つため植え替えられることが多く、ジンファンデルはナパでは消えつつあります。50% White Barn Vineyard と 33% Molinari Vineyard で、残りはセントヘレナ(8%)とラザフォード(9%)からです。ブレンドされるプティ・シラーはジンファンデルの最終日前に収穫され、ロット全体を低温浸漬しました。その後ジンファンデルを発酵し、発酵が進んだら2つの品種を一緒に発酵しました。これには利点があり、発酵を冷却させることでより穏やかな風味の摘出が可能になり、またプティ・シラーを加えることでジンファンデルに骨格、つまりタンニンと酸が加わり、逆説的にジンファンデルの味わいがより本来の味わいになります。新樽の使用は控えめ(5%ほど)。小さなコンクリート・キューブで熟成することで、タンニンが多く重厚な味わいの年にも関わらず、ワインにフレッシュさを与えることが出来ました。

85%ジンファンデル、14%プティ・シラー、1%カリニャン
ALC14,5%
生産量6,599ケース
輸入元定価¥8,580(税抜¥7,800)

 週末1081-1

 Frog’s Leap Merlot Rutherford Napa Valley 2022
フロッグス・リープ メルロー ラザフォード ナパ・ヴァレー 2022 ¥9,020 新ヴィンテージ 値上げ
 Frog’s Leap Merlot Rutherford Napa Valley 2021
フロッグス・リープ メルロー ラザフォード ナパ・ヴァレー 2021 ¥9,020 残少 値上げ
 Frog’s Leap Merlot Rutherford Napa Valley 2020
フロッグス・リープ メルロー ラザフォード ナパ・ヴァレー 2020 ¥8,580 売り切れ

オーガニック、バイオダイナミック、そしてドライ・ファーミングを実践する「フロッグス・リープ」。この3つのコンビネーションから誕生するワインは、低アルコールで繊細で、かつしっかりとしたストラクチャーを持ちます。そして長期の熟成が可能なワインです。

世界一美味しいメルローです(溺愛心いっぱい)。メルローは1990年がファースト・ヴィンテージ。2006年から自社畑の葡萄が主体となり、ラザフォードの名前がラベルに記載されました。メルロー栽培の理想はコールドフット(下は冷たく上は温かく)です。自社畑の粘土質土壌はメルローに適した土壌です。粘土質土壌は保湿力があり地下を冷やします。地上の葡萄は十分な日照を浴びリッチでエレガントな果実味を作ります。そしてオーガニックやドライファーミングがメルローの栽培に重要な役割を担います。フロッグス・リープが求めるものは「バランス」「ひかえめ(過度の抽出をしない)」「テロワール」です。グリーンなスタイルは避け、香りと味わいに複雑さを現すレッド・フルーツに仕上げます。

2022年は3年連続の干ばつに見舞われ、その影響はメルローにも波及し、歴史的な低収量となりました。夏は暖かく成熟が早まりました。そして9月第2週に少し異常なことが起こりました。歴史的な猛暑が1週間にわたりナパを襲いました。なんとラザフォードでは気温が48度(118 F)に達しました。正直少し不安になったようですが、ブレンドのためにワインをテイスティングしたところ、そのバランスの良さに驚いたとのことです。この猛暑には思わぬ恩恵があったようです。65% Red Barn Vineyard (Rutherford)、 21% Truchard Vineyard (Carneros)、12,5% Williams Rossi Vineyard (Rutherford)、1,5% Martinson Vineyard (Redwood Valley)  です。約80%を自社畑から(レッドバーンとウイリアムズ・ロッシ)、約20%を長いお付き合いのある、オーガニック栽培を行うトルシャード・ヴィンヤードから。

2022年メルローは、92%メルロー、8%カベルネ・ソーヴィニヨンです。100%メルローというのはよほどの好条件が揃わないと誕生しません。フロッグス・リープも過去に1度か2度あったか。天然酵母で発酵。丁寧なポンピングオーバー。樽での自然なマロラクティック発酵を行いました。フレンチオーク(21%新樽)で20ヶ月熟成。青みのないレッド・フルーツのアロマと風味。熟成に期待が持てるハーブやタバコのダークなニュアンスが印象的です。大熱波の恩恵?を受け、非常にフルーティーで早い段階から開いて親しみやすいです。ですが、熟成を期待できるにふさわしい骨格を備えています。コクのある味わいながらバランスの取れた味わいです。味わいは大熱波の恩恵?を受けたものの、生産量は歴史的な低数量となりました。アルコール度数13,8%ってほんと驚きですが、フロッグス・リープとしては当然の当たり前の数値です。

92%メルロー、8%カベルネ・ソーヴィニヨン
ALC13,8%
生産量3,694ケース
輸入元定価¥10,120(税抜¥9,200)

 週末1081-2

【ご存じあの溺愛ワイナリーから新ワインが到着しました・・・レギュラーラインナップの白ワインの新ヴィンテージも到着しています・・・】(2024年10月10日)

ブログ【ジョンさんが来日しましたぁ!(フロッグス・リープ)】(2023年1月13日配信)

週末1081-3

昨年10月にご紹介した白ワインの新ヴィンテージはこちらからどうぞ・・・

 Frog’s Leap Sauvignon Blanc Rutherford Napa Valley 2023
フロッグス・リープ ソーヴィニヨン・ブラン ラザフォード ナパ・ヴァレー 2023 ¥6,270 新ヴィンテージ
 Frog’s Leap Sauvignon Blanc Rutherford Napa Valley 2022
フロッグス・リープ ソーヴィニヨン・ブラン ラザフォード ナパ・ヴァレー 2022 ¥6,270 残少

 Frog’s Leap “Shale and Stone” Chardonnay Napa Valley 2022
フロッグス・リープ “シェール・アンド・ストーン” シャルドネ ナパ・ヴァレー 2022 ¥7,865 新ヴィンテージ
 Frog’s Leap “Shale and Stone” Chardonnay Napa Valley 2021
フロッグス・リープ “シェール・アンド・ストーン” シャルドネ ナパ・ヴァレー 2021 ¥7,865 残少

オーガニック、バイオダイナミック、そしてドライ・ファーミングを実践する「フロッグス・リープ」。この3つのコンビネーションから誕生するワインは、低アルコールで繊細で、かつしっかりとしたストラクチャーを持ちます。そして長期の熟成が可能なワインです。

設立以来看板ワインとして人気のソーヴィニヨン・ブランです。2001年から100%ラザフォードの葡萄となりましたが、自社畑植え替えのため、2018年から AVA ナパ・ヴァレーとなりました(クオリティーに大きな違いはありません)。2018年ヴィンテージからワイナリー初のスクリューキャップを使用しています。そして2019年ヴィンテージから新ラベルとなっています。2022年は3年連続の干ばつで低収量となりました。ですが低収量は高品質を求めるには好都合です。ドライ・ファーミングの自社畑の葡萄は力強く育ち、2022年は自社畑の葡萄が主体となりました。ということで、サブ AVA のラザフォードがラベルに復活しました。2023年ソーヴィニヨン・ブランは、前年2022年同様、かなりの部分をコンクリート・エッグ・タンクで発酵そして熟成しました。

フロッグス・リープのワインで唯一自社畑の葡萄でないのがシャルドネです。葡萄はナパ・カーネロスで有機栽培を行うトルシャード・ファミリーの畑から。フロッグス・リープは1985年からトルシャードの葡萄を使用しています。2018年ヴィンテージから新ラベルとなり、“シェール・アンド・ストーン” の文字が記載されました。1979年に植えられたこのシャルドネは頁岩(シェール)と砂岩に深く根ざしていいます。干ばつに見舞われた2021年の後、2022年はわずかに降雨量が増え、トルシャードの葡萄樹は正常な状態に戻り始めました。しかし、2022年も干ばつヴィンテージの一例と考えています。

【ご存じあの溺愛ワイナリーから新ワインが到着しました・・・レギュラーラインナップの白ワインの新ヴィンテージも到着しています・・・】(2024年10月10日)

【またまた値上げですが(涙)、取り扱いは止めません(固い意志)・・・溺愛ですから(苦笑)・・・】(2024年4月9日配信)

週末1060-4

こちらも昨年10月にご紹介したフロッグス・リープの新ワインです・・・

 Frog’s Leap “Flycatcher” Red Wine California 2022
★フロッグス・リープ “フライキャッチャー” レッドワイン カリフォルニア 2022 ¥7,920 新リリースワイン 日本初入荷

フロッグス・リープから新ワインが誕生しました!フライキャッチャーです!

初ヴィンテージとなる、この2022年フライキャッチャー・レッドワインは、ロダイで1963年に植えられた古樹のジンファンデル(33%)、メンドシーノのプティ・シラー(31%)とメルロー(22%)、そしてナパ・カーネロスのシラー(14%)、から構成されています。全てのロットは除梗し、軽く破砕し、ステンレススチールタンクにて発酵。そしてステンレススチールタンクで静置。2度のおだやかなラッキングを終え、2~5年使用のオーク樽で8ヶ月熟成しました。新樽は不使用です。

フライキャッチャー?って。。。

Time flies when you are having fun をパロったジョンさんの名言である Time is fun when you are having flies! (カエルの立場から言うと、ハエを食べている時が最高だ!)にあるように、カエルがハエを捕まえる、つまりフライキャッチャーはカエルを意味するようです。久しぶりにコルクには Ribbit のカエルの鳴き声が書かれています。そしてコルクの上下にはハエが(苦笑)。さらにそこから意味するものは、カリフォルニアの多様なテロワールを捉える(カリフォルニア各地の葡萄を使用する)ということのようです。このワインはナパ・ヴァレーに限定せず、カリフォルニア全体の様々な葡萄畑の特徴を称えることを目的としています。フライキャッチャーは、既存のブランドとの繋がりを生み出すと共に、カリフォルニア各地の多様なワイン産地を称える、新しい、遊び心のある、ワイン造りのアプローチを示したようです。ラベルにカエルがいないのはちょっと淋しいですが(苦笑)。

【ご存じあの溺愛ワイナリーから新ワインが到着しました・・・レギュラーラインナップの白ワインの新ヴィンテージも到着しています・・・】(2024年10月10日)

週末1060-1

金額は税込価格(含消費税10%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。

この内容は、アドレスを頂戴した方にHP公開前にメールでお送りしています。ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。【チアーズ!カリフォルニアワイン】は、美味しいカリフォルニアワインをお送りしています。