どうぞこの方もお忘れなく(苦笑)・・・お待たせ致しました・・・新ヴィンテージが入荷しました・・・アーサー・セラーズ

いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2022年5月6日配信

どうぞこの方もお忘れなく(苦笑)・・・

お待たせ致しました・・・新ヴィンテージが入荷しました・・・

《 ARTHUR CELLARS アーサー・セラーズ 》

桃井隆宏さんが2012年にカリフォルニアで立ち上げた「アーサー・セラーズ」です。

公私においてアメリカを訪問していた桃井隆宏さんですが、ある時ナパ・ヴァレーに立ち寄り、カリフォルニアワインを口にしました。「なかなか美味しいね」と(苦笑)。その後東京でのメーカーズ・ディナーで、ピノ・ノワール造りのスペシャリストであるエド・カーツマン氏と出会います。エド・カーツマンと出会い益々カリフォルニアワインに興味を持った桃井さんは「本で読んでも自分の目で実際に見て体験しないとわからないことが多いのでとりあえず行っちゃおう」ということで(苦笑)、エド・カーツマンに弟子入りしました。エド・カーツマンの下でいくつかのワイナリーでワイン造りを学び、2012年に2樽(50ケース)のピノ・ノワールを造り上げました。(ちなみに桃井さんは収穫から醸造まではカリフォルニア中心で過ごし、春からは日本でお仕事をしております。醸造所はサンフランシスコ市内にあります。)

日本で飲める全ての白赤ワインを対象とする品評会(専門家と愛好家による審査)である「日本で飲もう最高のワイン」では、アーサー・セラーズはデビュー間もなく高い評価を受けました。2013年ピノ・ノワールは愛好家からプラチナ(最高位)、専門家からゴールドを受賞(2015年開催)。2014年ピノ・ノワールは愛好家からプラチナ、専門家からプラチナを受賞(2016年開催)。2015年ピノ・ノワールは愛好家からゴールド、専門家からプラチナを受賞(2017年開催)。特に2014年ピノ・ノワールは各ジャンルで1本だけ選ばれるベストワイン(ミディアムボディ赤部門)に選ばれています。その後も「日本で飲もう最高のワイン」では高い評価を得ています。

カリフォルニアワイン・ファンの方の中にはすでに昔から(苦笑)桃井さんのワインをご存じの方も多いと思います。アーサー・セラーズは2019年に酒類卸し免許を取得されたので、一般小売店でも販売できるようになりました。アーサー・セラーズの新ヴィンテージ発表の際はその都度試飲させていただいております。まさに手造りのクラフトワインは桃井さんの人柄そのもののような親しみやすいワインです。そして美味です。

ちなみにエド・カーツマンの一番弟子はフリーマン・ワイナリーのアキコ・フリーマンさんですから、アキコさんは桃井さんの兄弟子になるのですね(苦笑)。エドさん、アキコさん、そして桃井さんのワインに共通するのは「美味しさ」と「親しみやすさ」ではないかと思います。でもその味わいに反して?3人のワイン造りには非常にストイックさを感じます。美味さはそこにありです。新ヴィンテージの2019年ピノ・ノワールが入荷しました(2019年シャルドネは昨年もご紹介済みです・・・)。アーサー・セラーズのワインはそれぞれ100ケース前後の生産です。売り切れ御免での販売となります。

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 Arthur Cellars Chardonnay Russian River Valley
★アーサー・セラーズ シャルドネ ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2019 ¥5,280 昨年3月にご紹介済み

桃井隆宏さんが2012年にカリフォルニアで立ち上げた「アーサー・セラーズ」です。

アーサー・セラーズのルシアン・リヴァー・ヴァレー・シャルドネは2016年ヴィンテージが初リリースです。ファースト・ヴィンテージのシャルドネは「日本で飲もう最高のワイン」でプラチナ(最高位)を受賞しました。シャルドネはラベルにあえて葡萄の出所(畑名)は明記しておりませんが、葡萄はソノマ最高のシャルドネ畑と言っても過言ではない、トップ・グロワーのチャールズ・ハインツの畑から。“真のソノマ” と言われる、銘醸畑が軒を連ねるオクシデンタル地区に位置します。アーサー・セラーズはクローン4を使用。醸造は新樽は使用せず、旧樽にて樽発酵そして樽熟成です。カリフォルニアの素晴らしい果実味を持ちながらも、非常に繊細でシャープな味わいです。

桃井さんのコメントです・・・

「銘醸畑が集まるソノマのオクシデンタル地区。ロシアン・リヴァーとソノマ・コーストの境目に位置するハインツ・ランチの葡萄を使用しています。私達は早摘みをしてフレッシュで飲みやすいワインを造ることに興味はございません。シャルドネをしっかり熟成させる冷涼な環境と時間がここにはあります。収穫は10月2日の早朝。ワイナリーでは除梗破砕後まずフリーランジュースを樽に移し、プレスを時間をかけてゆっくり行いました。ステンレスタンクは一切使用せず、フレンチオークの旧樽でアルコール発酵から12ヶ月間熟成させました。上質な葡萄本来のポテンシャルを活かし、エレガントな柑橘系の香りと複雑な旨味を引き出すためにフィルターもかけておりません。クラフトワインならではのカリフォルニアの自然の恵みをそのままボトルに詰めました。(桃井隆宏)」

100%シャルドネ
フレンチオーク旧樽で1年熟成
ALC13,4%
輸入元定価¥5,280(税抜¥4,800)

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 Arthur Cellars KR Ranch Pinot Noir Russian River Valley
★アーサー・セラーズ ケーアール・ランチ ピノ・ノワール ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2019 ¥6,380 新ヴィンテージ

桃井隆宏さんが2012年にカリフォルニアで立ち上げた「アーサー・セラーズ」です。

葡萄はルシアン・リヴァー・ヴァレーの銘醸畑ケーアール・ランチ(旧名キーファー・ランチ)から。ピノ・ノワール生産者なら誰もが憧れる、その葡萄を欲しがる畑です。その葡萄はコスタ・ブラウン、シドゥーリ、フェイラ、フリーマンなどの限られた生産者のみに供給されています。桃井さんがワインに求めるものはこの畑にあるのでは。アーサー・セラーズのケーアール・ランチ・ピノ・ノワールは2013年がファースト・ヴィンテージ。2014年ヴィンテージは「日本で飲もう最高のワイン」で各ジャンルで1本だけ選ばれるベストワインを受賞しています。カリフォルニアから選ばれた唯一のベストワインでした。アーサー・セラーズはクローン23(スイス・クローン)を100%使用しています。フレンチオーク旧樽で熟成。実に華やかなアロマ、実に美しい果実味、実に心地良い酸。是非是非お飲みいただきたいピノ・ノワールです。

桃井さんのコメントです・・・

「2019年の収穫は9月17日。ケーアール・ランチ(キーファー・ランチ)には様々なクローンのピノ・ノワールが栽培されています。そのため収穫時期はまちまちです。ただしその味わいには大きな特徴があります。それは独特の美しい酸。この畑はロシアン・リヴァーでも最も冷涼なグリーン・ヴァレーに位置していますが、それだけでは説明しきれない独特のテロワールがあります。ワインメーカーの役割はこの秀でた畑の美しい酸をどう引き出すか。フレンチオークによる1年間の樽熟成。19年はデリケートで可憐な少女のような美しい仕上がりです。(桃井隆宏)」

100%ピノ・ノワール
フレンチオーク旧樽で1年熟成
ALC13,7%
輸入元定価¥6,380(税抜¥5,800)

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 Arthur Cellars Gloria Vineyard Pinot Noir Russian River Valley
★アーサー・セラーズ グロリア・ヴィンヤード ピノ・ノワール ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2019 ¥7,920 新ヴィンテージ

桃井隆宏さんが2012年にカリフォルニアで立ち上げた「アーサー・セラーズ」です。

葡萄はルシアン・リヴァー・ヴァレーのサブ・アぺレーションであるグリーン・ヴァレーに位置するグロリア・ヴィンヤードから。この名前を聞いてピ~ンとくる方も多いと思います。フリーマン・ワイナリーが2005年に取得した畑です。ワイナリーに隣接する畑で、Swan、Calera、Pommard 5 などが植えられた8エーカーの自社畑です。フリーマンのオーナー兼ワインメーカーであるアキコ・フリーマンさんの師匠はやはりエド・カーツマンです。ということで、アキコさんと桃井さんは兄弟弟子なのですね。アーサー・セラーズのグロリア・ヴィンヤード・ピノ・ノワールは前年の2018年がファースト・ヴィンテージです。2019年は2度目のリリースになります。クローンは115とポマールを使用。フレンチオーク旧樽で1年間の樽熟成。その後半年間の瓶内熟成。ゴージャスですが上品なアロマと果実味。アーサー・セラーズのフラッグシップワインと言ってもよいワインだと思います。

桃井さんのコメントです・・・

「2019年のグロリア・ヴィンヤードの収穫は9月8日の深夜。作業は夜通し続きました。ロシアン・リヴァーでも最も冷涼なグリーン・ヴァレーに位置するため、カリフォルニアとはいえ、まるで冬のような寒さの中での収穫です。朝9時過ぎから選果を開始。一滴の旨味も逃がさぬようすぐさま破砕し、低温でマセレーションに入りました。スキンコンタクトの時間を長めに取ることで美しい色合いが生まれ、自然酵母によるアルコール発酵でこの秀でた畑のテロワールの味わいを最大限に引き出しています。カリフォルニアの最高ランクの味わいをお楽しみください。(桃井隆宏)」

100%ピノ・ノワール
フレンチオーク旧樽で1年熟成
ALC13,9%
輸入元定価¥7,920(税抜¥7,200)

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ブログ【アーサー・セラーズ 新VTリリース・パーティー at インディゴ】(4月24日)

【カリフォルニアワイン・ファンの方の中にはすでに昔から(苦笑)ご存じの方も多いと思いますが・・・】(2021年3月23日配信)

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兄弟子であるアキコ・フリーマンさんの「フリーマン」もどうぞ・・・

 Freeman Yu-ki Estate Blanc de Blancs Sparkling Wine Sonoma Coast 20th Anniversary 2019
★フリーマン ユーキ・エステート ブラン・ド・ブラン スパークリングワイン ソノマ・コースト 創業20周年記念 2019 ¥10,450 売り切れ

 Freeman Akiko’s Cuvee Pinot Noir Sonoma Coast 2018
★フリーマン ユーキ・エステート ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2018 ¥10,780 JD92 AG94 WE95 新ヴィンテージ
 Freeman Akiko’s Cuvee Pinot Noir Sonoma Coast 2018

★フリーマン アキコズ・キュヴェ ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2018 ¥11,990 JD93 AG93 WE92 新ヴィンテージ
 Freeman Akiko’s Cuvee Pinot Noir Sonoma Coast 2016

★フリーマン アキコズ・キュヴェ ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2016 ¥11,990 残少

カリフォルニアにおける日本人女性醸造家のパイオニアであるアキコ・フリーマンさんが造る「フリーマン・ワイナリー」です。

そのフリーマンが創業20周年を記念してスパークリングワインを造りました。初めてのスパークリングワインです。自社畑ユーキ・エステートのシャルドネを使ったブランド・ブランです。残念ですが売り切れとなりました。お買い上げのお客様、ありがとうございました。

2番目の自社畑ユウキ・エステート(2007年に購入)はトゥルー・ソノマ True Sonoma と呼ばれる非常に冷涼なオキシデンタル地区に位置します。フリーマンの中では一番冷涼感を感じるピノ・ノワールです。ワイナリーに隣接する自社畑グロリア・エステート(2005年に購入)はフリーマン最初の自社畑。2012年ヴィンテージが初リリースです。フリーマンの中ではやや力強い味わいです。桃井さんが造るグロリア・ヴィンヤード・ピノ・ノワールは兄弟子であるアキコさんの自社畑の葡萄からのピノ・ノワールです。飲み比べが面白いですが、フリーマンのグロリア・エステート・ピノ・ノワールは次ヴィンテージ待ちです。

フリーマンのフラッグシップワインのアキコズ・キュヴェ・ピノ・ノワールは、フリーマンのファースト・ヴィンテージである2002年から毎年リリースされている特別なキュヴェです。このワインは、ワインメーカーのアキコ・フリーマンとコンサルタントのエド・カーツマンがそれぞれ熟成中の樽を試飲し、良いと思うブレンドを造り上げ、その後スタッフを交えてブラインドテイスティングをし評価します。(そしてなぜか)毎年のようにアキコさんが造るブレンドがスタッフの好みであったことから、この名前が定着しました。現在はユウキ・エステートグロリア・エステートの葡萄が主体になっています。

【ご存じフリーマン・ワイナリーが創業20周年を記念してスパークリングワインを造りました・・・】(4月12日配信)

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お2人の師匠であるエド・カーツマンのワインもどうぞ・・・

 Sandler Cuvee Marcy Pinot Noir Russian River Valley
★サンドラー キュヴェ・マーシー ピノ・ノワール ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2018 ¥7,150

 August West Pinot Noir Russian River Valley

★オーガスト・ウエスト ピノ・ノワール ルシアン・リヴァー・ヴァレー 2018 ¥4,950
 August West Pinot Noir Santa Lucia Highlands

★オーガスト・ウエスト ピノ・ノワール サンタ・ルシア・ハイランズ 2018 ¥4,950

アキコさん、桃井さんの師匠である、ピノ・ノワール造りのスペシャリストとして知られるエド・カーツマン氏が造るワインです。

プレミアムワインの先駆者「シャローン」を経て、「テスタロッサ」ではワインメーカーとしてその実力を発揮し、多くの名誉に輝きました。その後も「フリーマン」「フォート・ロス」「オーガスト・ウエスト」に携わり、さらにはあのピゾーニ・ワイナリーと並び賞される「ロアー」のワインメーカーをシドゥーリのアダム・リーから受け継ぎました。ロバート・パーカーのウェブサイトにある掲示板 Mark Squire’s Bulletin Boad で2008年に行われた「Best Current Pinot Noir Winemaker in CA?」と題した投票では、カルト請負人のマーク・オベール(2位)、ブルゴーニュ初のエノロジストのテッド・レモン(3位)、ルシアン・リヴァー・ヴァレーの大御所のトム・ロキオリ、数々のカルトワインを生み出したヘレン・ターリーに大きく差をつけて見事第1位に選ばれました。カリフォルニアで最も注目を集める、特にピノ・ノワール造りに秀でたワインメーカーです。

エド・カーツマンのミドルネームである “サンドラー” から命名された「サンドラー」です。キュヴェ・マーシー・ピノ・ノワールは葡萄はルシアン・リヴァー・ヴァレーの銘醸畑キーファー・ランチから。コスタ・ブラウン、シドゥーリ、ローリング、フェイラ、フリーマンなどのトップ・ワイナリーのみに供給されています。2015年にキーファー・ランチは売却されました。そして2017年にはオーナーだったマーシー・キーファーさんが他界されました。ゆえに、キーファーの名前を使わず(使えず)、マーシーさんを偲び、2016年ヴィンテージからキュヴェ・マーシー・ピノ・ノワールと改名しました(ちなみにマーシーさんはエド・カーツマンのワインをいたくお気に入りだったとか・・・)。

オーガスト・ウエスト」は、ゲーリー・フランシオーニ(ロアーのオーナー)、ハワード・グラハム(ルシアン・リヴァー・ヴァレーの一等地で葡萄葡萄を行うグロワー)、そしてピノ造りのスペシャリストとして知られるエド・カーツマンの共同プロジェクトです。ルシアン・リヴァー・ヴァレー・ピノ・ノワールはハワード・グラハムのグラハム・ファミリー・ヴィンヤードから。サンタ・ルシア・ハイランズ・ピノ・ノワールはオーガスト・ウエストのパートナーでもあるジョン・ピーターソンが所有する2つの畑のブレンドです。2018年は非常に良い出来となりました。安すぎます(苦笑)。

【北(ソノマ)と南(サンタ・バーバラ)から美味なピノ・ノワールが到着しました・・・】(2021年9月21日配信)

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