番外編!2014年ボジョレー情報! and ピュズラ・ボノームとパタポン・シャペルが来たぁ~!

いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません(2014年8月7日配信)。

9月中旬まではクール便をご利用ください。通常便配送によるワインの劣化は責任を負えません。クール便到着後ワインをすぐに低温の場所に置いてください。急激な温度変化を与えたことによる液漏れやラベル不良の返品や交換はお受けできませんのでお気をつけください。

残暑お見舞い申し上げます。

久しぶりの番外編です(笑)・・・

いろいろご紹介ございますが・・・

まずは重大発表がございます・・・

今年のボジョレー・ヌーボーですが・・・ 2004年から10年続いたご存じフレデリック・コサールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー「ラパン」ですが、昨年の2013年で終了となりました(涙)。

2014年は・・・

以前メルマガでお話しましたが、フレデリック・コサールはニコラ・テスタールと共にラパンを醸造してきました。フレデリックは、近年の質の高さにニコラが1人立ちするタイミングが来たと判断しました。2014年よりラパンはニコラ・テスタールの単独プロジェクトへ移行します。

そして、フレデリック・コサールは、若く才能豊かなケヴィン・デコンブとボジョレー・ヌーボーを造り出すことになりました(ケヴィンの父はモルゴンの雄ジョルジュ・デコンブです)。ラパンに携わってちょうど10年のフレデリックは新たなクオリティへの挑戦を決意しました。

 Nicolas Testard Beaujolais Villages Primeur “Les Lapins”
★ニコラ・テスタール ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール “ラパン”  2014 ¥3,456(予定)

11回目になります!飛び跳ねる美味しさ、ラパンです!(ウサギだけに・・・)

樹齢100年の無農薬のモノポール(単一畑)「ラパン」はわずか1,3haです。このラパンの区画だけなぜかウサギがたくさん集まるとか・・・(それはもちろん葡萄が美味しいからです・・・笑)。2014年から、フィリップ・パカレ、フレデリック・コサールのヴァンナチュールの巨人と経験を積んだニコラ・テスタールがラパンを単独で造り上げます。

ニコラ・テスタールはブルゴーニュ育ち。学校卒業後ティエリー・ヴィオロー・ギィマールの元で修業を開始。その後、3年間はジャイエ・ジルと働き、2000年から2005年までプリューレ・ロックでワイン造りに携わりました(最初の1年間は当時プリューレ・ロックを手掛けていたフィリップ・パカレと共にワインを造り上げ、2001年からは自らの手でプリューレ・ロックを造り上げました)。

ラパンはフレデリック・コサールとニコラ・テスタールの共作ではありましたが、2008年頃からは実質的にはニコラ・テスタールの作品と言えます。畑の管理はニコラが担当していましたし、フレデリックが現場を離れている間ワインを見守り続けたのもニコラです。また、ニコラの情熱と繊細さに惚れ込んだシャトー・デュ・モンソー(ラパン畑の所有者)は是非ワイン造りを任せたいとニコラにオファーしました。そしてニコラは自身のワインを造り出しました(ラパンと同じウサギのラベルです・・・)。

ということでラパンの味わいが大きく変わることはありません。エチケットももちろんあの今までのスタイルが継承されます。収穫は全て手摘みで厳しい選別をします。醸造中は亜硫酸は一切添加しません。天然酵母で発酵。清澄、濾過は行いません。

「本年は天候に恵まれ(乾燥しすぎるくらい)、開花も無事終わり、収穫量、品質共にこのままいけば最高の年になりそうです。昨年の収穫は9月28日スタート、本年は9月10日スタート予定。しっかりとした熟度を持って収穫。醸造日数も十分にあるので、凝縮度、かつニコラ・テスタールの持ち味のミネラル感溢れるヌーボーとなるでしょう。(ニコラ・テスタール 2014年6月)」

輸入元は(株)オルヴォ―です。

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 Fredric Cossard & Kewin Descombes Beaujolais Villages Primeur
★フレデリック・コサール&ケヴィン・デコンブ ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール 2014 ¥3,672(予定)

フレデリックの新たなる挑戦です!もちろん初リリースです!

シャソルネイのフレデリック・コサールが、ボジョレーの若手注目生産者ケヴィン・デコンブとタッグを組み、ボジョレー・ヴィラージュ・プリムールを仕込みます!

ケヴィン・デコンブはボジョレーのベイヴィル農業学校で葡萄栽培と醸造を学んだ後、さらに醸造学校に通いながらクリュ・ボジョレー・モルゴンの雄と言われる父ジョルジュ・デコンブの元で修業。2012年20歳で父ジョルジュの畑の4haを譲り受け、ドメーヌを立ち上げました。また同年父と共にネゴシアンを立ち上げています。

ヌーボープロジェクト10年という節目を終えたフレデリック・コサールは、若く才能豊かなケヴィン・デコンブを新たなパートナーに迎え、更なるクオリティへの挑戦を決意しました。葡萄は買い付け葡萄ながら、信頼のおけるビオデナミの葡萄生産者から。畑、葡萄、収穫、醸造、瓶詰の方法とタイミングを細かくコサールが指揮を取り、実務はケヴィンが担当します。まさにシャソルネイのようなエレガントで果実味豊かなワインを目指します。創造性あふれるコサールのセンスと若く才能豊かなケヴィンの協働により誕生するボジョレー・ヌーボーにご期待ください。エチケットはシャソルネイと同様のデザインです。

「9年続いたラパンを離れ、今年からケヴィン・デコンブと一緒に新たなヌーヴォーを手掛ける!コンセプトはシャソルネイのようなエレガントなヌーヴォーだ。 新しいエチケットに本家シャソルネイのデザインを選んだことからもわかるように、私自身シャソルネイのプライドにかけて最高のヌーヴォーを造り上げるつもりだ。 ちなみに、今回のヌーヴォーは全て買い葡萄で仕込む予定だ。買い葡萄は良い葡萄だけセレクションできるという利点があり、多少値が張るが、買い先がしっかりしていれば毎年安定して高品質の葡萄を確保できる。最終的に我々の厳選する買い葡萄で仕込むことに決定しとても満足している。買い葡萄生産者はもちろん我々と同じエスプリを持っているヴィニョロン。そしてシャソルネイのネゴスと同じように、栽培から収穫まで介入できる生産者を選んでいる。現在ケヴィンがフットワークよく買い葡萄先の状況を見て回ってくれている。私の経験とケヴィンの才能、そして2人の情熱を注いで、日本のみなさんがアッと驚くようなとびきり美味しいヌーヴォーに仕上げてみせる!(フレデリック・コサール 2014年6月)」

輸入元は(株)ヴァンクールです。

 フレデリック&ケヴィン
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 Le Pont du Diable Beaujolais Villages Primeur Vinifie au Domaine Joubert par JUNKO
★ル・ポント・ドゥ・ディアーブル ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール 2014 ¥3,240(予定)

6回目になります!毎年順子ちゃんのヌーボーはホントに好評です!

ワイン学校の同級生の新井順子女史。今や日本のワイン業界で彼女の名前を知らない人はいないほど。さらに日本人よりフランス人のほうが彼女のことをよく知っている(凄)。2004年から上記のフレデリック・コサール氏とボジョレー「ラパン」を造り続けてきましたが、2009年心機一転!2009年に初めて1人でヌーボーに挑戦しました!

ル・ポント・ドゥ・ディアーブル(小悪魔の橋)は、AOCはボジョレー・ヴィラージュですが、すぐ隣がボジョレー・クリュの1つ、ブルイィ(Brouilly)です。畑の所有者はジョヴェール家。現当主マルセル氏は4代目です。樹齢60年の単一畑で、もちろん無農薬畑です。

輸入元はディオニー(株)です。

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以上ボジョレー情報でした。。。各生産者から情報が入りましたらまたご報告いたします。。。

【番外編!ちょこっと2013年ボジョレー情報! その3】(2013年11月5日配信)

 ラパンの葡萄です。。。 ラパン

先日このお2人が来日しました・・・

「自然派ワインの天才」として注目を浴びるティエリ・ピュズラです。ボルドー(クロ・フルテ)、 マコン、南仏とワイン畑を渡り歩いたティエリ・ピュズラは1994年父の畑を兄と共に継ぎ、 「クロ・デュ・テュエ・ブフ」を立ち上げました。1999年にはネゴシアン「ティエリ・ピュズラ」を始めました。2009年からはオリビエ・ボノームとの共同経営になり、「ピュズラ・ボノーム」 として現在に至ります。農法はビオロジック(1997年カリテ・フランス認証)。

ご紹介のヴァンクール・シリーズはコストパフォーマンス溢れるワインです。お値段はお安いのですが、このシリーズを「総合的に見て、ティエリの中でも最高傑作!」と断言する方も いるほど魅力的なワインです。

そして、2014年末にネゴシアン経営を全て引き継ぎ、新たに「ピエール・オリヴィエ・ボノーム」のブランドでスタートを切るオリビエ・ボノーム。その引き継ぎのアナウンスも兼ねて2人で来日されました。オリビエは初来日です。若干28歳ですが、ティエリに見初められるだけあって、若くして大物ヴィニョロンのオーラが出ています

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★ピュズラ・ボノーム ヴァンクール・ヴァンキュ ブラン トゥーレーヌ 2013 ¥2,592

ヴァンクール・ヴァンキュ・ブランは100%ソーヴィニヨン・ブラン。アペラシオンはトゥーレーヌです。葡萄はビオデナミ生産者ブリュノ・アリオンから。樹齢は平均  41年で、収量は35 hl/ha 。

マセラシオンなし。発酵は自然酵母で2ヶ月半。ファイバータンクで6ヶ月熟成。フレッシュな酸と果実味を活かすために、発酵と熟成はファイバータンクのみで行いました。SO2 はアッサンブラージュの時に10mg/L。軽くフィルター有。残糖0g の完全辛口に仕上がりました。

2013年は葡萄に糖が乗らなかったミレジム。また、収量的にも2012年同様厳しい年でした。しかし、ロワールの特徴がよく表れたミレジムでもあります。洋ナシ、シトラス、ジンジャーの香り。アルコール度数は低いが、香りがとても華やかで、酸味と果実味がエレガントなワインに仕上がりました。タイトなミネラルも感じます。

ALC11,5% 輸入元定価¥2,916

ブログは2人の写真がちょこっとだけですが・・・

ブログ【銀ブラ(笑)。。。】(7月23日)

【番外編!ちょこっと2013年ボジョレー情報! and 新着フランス自然派ワイン!】(2013年7月30日)

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あれが来たぁ~!2度目の日本入荷です!

その「自然派ワインの天才」と呼ばれるティエリ・ピュズラ
にワイン造りを教えたのがご紹介クリスチャン・ショサールなのです。残念ながら一昨年2012年9月トラクターでの事故でお亡くなりになりました。

1988年クリスチャン・ショサールはヴヴレーに畑を借りて本格的にワイン造りを始めました。ビニョロンと醸造学校の講師を掛け持ちしながら1999年までワイン造りを続けました。彼のワインは「魔法のワイン」と呼ばれ、「ロワールでいえば、あのマーク・アンジェリー(サンソニエール)やニコラ・ジョリー(クーレ・ド・セラン)のワインよりも濃縮した味わいの凄いワインだ」と言う方もいたほど。しかし、かたくなに自身のワイン造りを追及するあまり、INAO(原産地呼称統制委員会)に自身のワインを否定されることになったクリスチャンは突然ワイン造りを辞めてしまいました。それほどクリスチャンのワインは頭の固い委員会の方々にとっては「前例のないワイン」だったようです。

2002年クリスチャンはジャニエールに「ドメーヌ・ル・ブリゾー」を立ち上げワイン造りを再開しました。ドメーヌの畑は9ヘクタールで、農法は2006年からビオデナミに(それまでビオロジック)。

 Patapon Chapelle Rouge VdF
★パタポン シャペル ルージュ 2012 ¥3,402

クリスチャンの代名詞とも言われる「パタポン」。その「パタポン」のスペシャル・キュヴェ「パタポン・シャペル」が入荷しました!2度目の日本入荷です!

2012年9月収穫を直前に亡くなったクリスチャン。独り残され深い悲しみで途方に暮れる妻のナタリー。さらに2012年は雨が多く葡萄のクオリティ確保がとても難しい状況でしたが、ナタリーは全ての作業が後手に回りながらも、厳選な選果を施し、懸命に仕込みました。クリスチャンのために、クリスチャンのワインを待つ人々のために。ナタリーが造り上げた特別な至極のワイン、パタポン・シャペルです。

葡萄は100%ピノ・ドニス(ロワール固有の黒葡萄品種)です。樹齢は平均46年。ファイバータンクで15日間のスミマセラシオン。自然酵母で15日間発酵後ファイバータンクで9ヶ月熟成。ノンフィルター。SO2 は瓶詰め時に10mg/L。

バラ、グリオットの香り。ペッパー、ユーカリの香りも。みずみずしく艶やかな果実味。心地良い酸と優しくしなやかなタンニン。ピノ・ドニスのヱビスな香り、ピュアな果実味をお楽しみください。そしてナタリーの心意気を。

ALC12,5% 輸入元定価¥3,780(税抜¥3,500)

【番外編!あの「パタポン」のスペシャル・キュヴェが日本初入荷!】(2013年3月14日)

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金額は税込価格(含消費税8%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。

日本ワインもどうぞ・・・

★シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 en Hommage a Taka 2012 ¥3,675

★シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 2013 ¥2,592
★シャトー・メルシャン 山梨マスカット・ベリーA 2012 ¥1,728

山梨・勝沼にあるメルシャンの勝沼ワイナリーは明治10年に設立された日本最古のワイナリーをルーツとする歴史あるワイナリーです。このワイナリーを代表するブランドがご存じ「シャトー・メルシャン」。

そのシャトー・メルシャンの中の100%国産葡萄シリーズを代表するワインが「甲州きいろ香」です。きいろ香は、ワインの香りの研究では世界的権威であるボルドー大学デュブルデュー研究室とのプロジェクトにより誕生した、全く新しいスタイルのワイン。このきいろ香誕生に多大な貢献をしたのが甲州に含まれる柑橘を想わせる香り「3MH」を発見した富永博士です。その香りの発見からちょうど10年の2012年甲州きいろ香は富永博士に捧げる特別なスペシャル・キュヴェ en Hommage a Taka となりました。もちろん熟成能力も備える2012年きいろ香です。

2013年のスタンダードなきいろ香はもちろん山梨県産甲州100%。ステンレスタンクのみで発酵&熟成(約3ヶ月)。かぼす、すだちの和柑橘と、ライム、グレープフルーツの洋柑橘が感じられます。そして、スタンダードシリーズに新たに加わったのが2012年の山梨マスカット・ベリーAです。ステンレスタンクで発酵、ステンレスタンクとオーク樽にて熟成。ストロベリーの赤い果実とブラックベリーの黒い果実が混じり合い、適度な酸と渋味が全体を包み込みます。やはり和との相性は良いです。

2012年きいろ香はこちらからどうぞ・・・

【超久しぶり!ケンウッドの限定ゲヴュルツです!そして番外編はスペシャル・キュヴェとなった甲州きいろ香です!】(2013年6月13日配信)

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