2度目の日本入荷ですが、正式なご紹介は初めてになります・・・レイン

いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2018年4月17日配信

2度目の日本入荷ですが、正式なご紹介は初めてになります・・・

初の日本入荷は極々僅かな数量でしたので・・・(そして今回も僅かな数量ですが・・・)

《 レイン RAEN 》

カリフォルニアワインの父”と呼ばれた故ロバート・モンダビ。そのロバート・モンダビの次男ティム・モンダビの息子であるカルロ・モンダビダンテ・モンダビは2013年ソノマ・コーストのピノ・ノワールに特化した「RAEN レイン」を立ち上げました。

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ロバート・モンダビの父で、イタリアからの移民であるチェザーレ・モンダビがカリフォルニアへやって来たのが1919年です。葡萄を運搬する仕事を始めました。モンダビ家では自家用のワインを製造していました。1943年チェザーレ・モンダビはナパ最初のワイナリーと言われる「チャールズ・クルッグ・ワイナリー」を購入。チェザーレの2人の息子、ロバート(長男)とピーター(次男)と共にワイン造りを始めました。その後ロバートはチャールズ・クルッグを離れ、1966年「ロバート・モンダビ・ワイナリー」を設立。ロバートの2人の息子、マイケル(長男)とティム(次男)もワイン造りに携わり、ロバート・モンダビ・ワイナリーはカリフォルニアワインの普及と発展の象徴となりました。しかし残念なことにあまりにも巨大化したロバート・モンダビ・ワイナリーは2004年に倒産。当時世界最大のワイン販売会社であったコンステレーションに買収されました。そして2008年ロバート・モンダビ逝去。ロバートの意志はマイケルとティムに受け継がれました。マイケルはロバート・モンダビ・ワイナリーを継承する「マイケル・モンダビ・ファミリー」を立ち上げ、ティムはオパス・ワンを継承する「コンティニュアム」を立ち上げました。

モンダビ・ファミリー4世代目となるカルロ・モンダビダンテ・モンダビは幼い頃からロバート・モンダビ・ワイナリーやオパス・ワンでワインに触れ、コンティニュアムでは父ティムの下で設立当初から栽培や醸造に携わりました。カルロとダンテがピノ・ノワールに魅了されたのは祖父ロバートと父ティムの影響でした。全盛期のロバート・モンダビ・ワイナリーで醸造を担当していた父ティムは、ブルゴーニュの神様と言われたアンリ・ジャイエと親交があり、カリフォルニアにおけるピノ・ノワールのパイオニアとして知られていました。その父ティムのブルゴーニュワインへの強いパッションを2人は受け継ぎました。2013年カルロとダンテはソノマ・コーストのピノ・ノワールに特化した「RAEN レイン」を立ち上げました。世界に通用するカリフォルニア産のピノ・ノワールを造りたい・・・そんな思いから始まったのがレインです。

RAEN レインの名前は Research in Agriculture and Enology Naturally の頭文字を1つの単語にしたもので、2人の農業とワイン醸造への研究心を表しています。また、畑に降った雨は樹木によって吸い上げられ、ワインの原料となる葡萄に形を変えます。その葡萄の生命の源となる雨 RAIN も掛けています。葡萄は現在3つの契約畑から。土着の酵母を使用。主にニュートラルのフレンチオーク(フランソワ・フレール)を使用。新樽比率は10~15%です。無濾過、無清澄にて瓶詰め。カルロいわく、「マイクロ・フローラ(ビオを超える栽培醸造で、2人はこう呼びます)なワイン造りを心がけている」。またワインのラベルはAVA名が大きく記載されていて、フランスのワインを思わせる雰囲気があります。これは、生産者である自分達の名前やレインというブランドのアピールよりも、畑やテロワールを全面的に出した造りを味わってもらいたいという願いが込められています。

カルロ(左)とダンテ(右) walking-1024x682

レインは生産量が少ないため、日本入荷も極少量です。レインはRoyal St. Robert (Sonoma Coast)、Bodega (Freestone Occidental)、Home Field (Fort Ross-Seaview) の3つのピノ・ノワールを生産していますが、今回ご紹介はこちらになります。

 Raen Royal St. Robert  Pinot Noir Sonoma Coast
★レイン ロイヤル・セント・ロバート ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2016 ¥10,746 数量限定品

祖父ロバート・モンダビに敬意を表して命名したロイヤル・セント・ロバートです。祖父が2人に教えてくれた“クオリティへの追及心“をモットーに醸造しました。

ボデガ・ベイを見渡すソノマ・コーストの入り組んだ丘から。ルシアン・リヴァー・ヴァレーのサブ・アぺレーションであるグリーン・ヴァレーに位置する、西向きの2,8haの畑。2016年はオクシデンタルの畑の葡萄も少量ブレンドされました。多くのクローンの中から667、Calera、PN-VR1を使用。土着酵母を使用。80%を全房発酵。225リットルのフレンチオーク(10%新樽)で10ヶ月熟成。無濾過、無清澄で瓶詰め。

バラ、ハイビスカス、クランベリーのアロマ。ドライハーブや茶葉のアロマも。華やかな赤系の果実味。そして甘味や重みを押さえたドライな果実味です。しっかりとした酸があり、重くはないがしたたかなタンニンを持ちます。クラシカルな雰囲気を持つピノ・ノワールです。

100%ピノ・ノワール
ALC13%
輸入元定価¥11,340(税抜¥10,500)

ブログ【カルロ・モンダビ氏来日!(レイン)】(2017年4月27日)

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こちらもどうぞ・・・

 Continuum Estate Proprietary Red Wine Napa Valley
★コンティニュアム エステート プロプライエタリー・レッド・ワイン ナパ・ヴァレー 2012 ¥32,184 WA96 2本

2004年ティム・モンダビは、長女マルシア、そしてロバート&マーグリット・モンダビ夫妻と「コンティニュアム」を設立。オパス・ワンのように、コンティニュアムではただ1つのワインを造り上げます。コンティニュアムは継続、継承を意味します。

初ヴィンテージの2005年から2007年までは、モンダビ・ファミリーがかつてオークヴィルに所有していたトゥーカロン・ヴィンヤードの葡萄から造られましたが、その後はプリチャード・ヒルに購入した自社畑の葡萄を使用し始めました。徐々に自社畑の葡萄の比率が増え、2012年で完全にエステートワイン(100%自社畑ワイン)となりました。2012年は記念すべきヴィンテージ・ワインです。

週末の有料試飲【エンブレム シャルドネ カーネロス 2015】(2017年8月25日、26日)

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