カルロ・モンダビ氏来日!(レイン)

”カリフォルニアワインの父”と呼ばれた故ロバート・モンダビ。ロバート・モンダビの孫であるカルロ・モンダビ氏が初来日しました。カルロは弟ダンテとワールドクラスのピノ・ノワール造りに挑戦しています。本日輸入元主催のセミナーに参加してきました。

カルロ・モンダビはモンダビ・ファミリーの4世代目。カルロは、ロバート・モンダビの次男ティム・モンダビの息子です。カルロとダンテは2013年ソノマ・コーストのピノ・ノワールに特化したブランド「レイン RAEN 」を立ち上げました。カルロからモンダビ・ファミリーの歴史、そしてレインについてお話がありました。

ロバート・モンダビの父チェザーレ・モンダビがカリフォルニアへやって来たのが1919年です。葡萄を運搬する仕事を始めました。モンダビ家では自家用ワインを製造していました。1943年チェザーレ・モンダビはナパ最初のワイナリーと言われる「チャールズ・クルッグ・ワイナリー」を購入。チェザーレの2人の息子、ロバート(長男)とピーター(次男)と共にワイン造りをスタートさせました。その後ロバートはチャールズ・クルッグを離れ、1966年「ロバート・モンダビ・ワイナリー」を立ち上げました。ロバートの2人の息子、マイケル(長男)とティム(次男)もワイン造りに携わり、ロバート・モンダビ・ワイナリーはカリフォルニアワインの普及と発展の象徴となりました。しかし残念なことにあまりにも巨大化したロバート・モンダビ・ワイナリーは2004年に倒産。当時世界最大のワイン販売会社であったコンステレーションに買収されました。2008年ロバート・モンダビ逝去。ロバートの意志はマイケルとティムに受け継がれました。マイケルはロバート・モンダビ・ワイナリーを継承する「マイケル・モンダビ・ファミリー」を立ち上げ、ティムはオパス・ワンを継承する「コンティニュアム」をたちあげました。

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カルロ・モンダビダンテ・モンダビは幼い頃からロバート・モンダビ・ワイナリーやオパス・ワンでワインに触れ、コンティニュアムでは父ティムの下で設立当初から栽培や醸造に携わっていました。カルロとダンテがピノ・ノワールに魅了されたのは祖父ロバートと父ティムの影響でした。全盛期のロバート・モンダビ・ワイナリーで醸造を担当していた父ティムは、ブルゴーニュの神様と言われたアンリ・ジャイエと親交があり、ピノ・ノワールのパイオニアとして知られ、彼のブルゴーニュワインへの強いパッションを2人は受け継ぎました。2013年カルロとダンテはソノマ・コーストのピノ・ノワールに特化したブランド「レイン RAEN 」を立ち上げました。世界に通用するカリフォルニア産のピノ・ノワールを造りたい・・・そんな思いから始まったのがレインです。

レイン RAEN の名前は Research in Agriculture and Enology Naturally の頭文字を1つの単語にしたもので、2人の農業とワイン醸造への研究心を表しました。また、畑に降った雨は樹木によって吸い上げられ、ワインの原料となる葡萄に形を変えます。葡萄の生命の源となる雨 RAIN も掛けています。 葡萄は現在3つの契約畑から。土着の酵母を使用。基本全房発酵。ニュートラルのフレンチオーク(フランソワ・フレール)を使用。新樽比率は10~15%です。無濾過、無清澄にて瓶詰め。カルロいわく、マイクロ・フローラ(ビオを超える栽培醸造で2人はこう呼びます)なワイン造りを心がけている。

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テイスティングはこちらです・・・(価格は輸入元税抜定価です・・・)

 RAEN Sonoma Coast “Royal St. Robert” Pinot Noir 2015
★レイン ソノマ・コースト ”ロイヤル・セント・ロバート” ピノ・ノワール 2015 ¥10,500
 RAEN Fort Ross-Seaview “Home Field” Pinot Noir 2015
★レイン フォート・ロス・シーヴュー ”ホーム・フィールド” ピノ・ノワール 2015 ¥16,000
 RAEN Freestone Occidental “Bodega” Pinot Noir 2015
★レイン フリーストーン オクシデンタル ”ボデガ” ピノ・ノワール 2015 ¥16,000

ソノマ・コーストのピノ・ノワールに特化したレインです。ソノマ・コーストの中でも特に優良な葡萄が造られることから”トゥルー・ソノマ・コースト”と呼ばれる(アナポリス、フォート・ロス・シーヴュー、フリーストーン/オキシデンタル、ぺタルマ・ギャップ)地区の葡萄が中心になります。

ロイヤル・セント・ロバーツは、ボデガ・ベイを見渡すソノマ・コーストの入り組んだ丘に位置する2,8haの畑。多くのクローンの中から 667、Calera、PN-VR1 を使用。土着酵母を使用。75%を全房発酵。227リットルのフレンチオーク旧樽で10ヶ月熟成。無濾過、無清澄で瓶詰め。ALC13%。祖父ロバートに敬意を表して命名。祖父が2人に教えてくれた「クオリティへの追及心」をモットーに醸造しました。黒の見えるルビー色。バラ、ハイビスカス、クランベリーの香り。ドライハーブや茶葉の風味も。華やかながらドライな果実味。しっかりとした酸があり、重くないがしたたかなタンニンを持ちます。ホーム・フィールドは、ソノマ・コースト北部の注目の産地フォート・ロス・シーヴューに位置する1,6haの畑。海から約3kmで、レインが扱う畑では最西端にあります。クローンは 777 。土着酵母を使用。75%を全房発酵。227リットルのフレンチオーク旧樽で10ヶ月熟成。無濾過、無清澄で瓶詰め。ALC12,5%。赤が見えるルビー色。バラ、ラズベリー、スイートチェリーの香り。非常に華やかな香りと共に果実味も華やかでピュアでフレッシュ。きめ細かい酸とタンニン。香りと味わいに艶がありエレガントなスタイルです。ボデガは、ボデガ・ベイとフリーストーンの中間に位置し、レッドウッド(セコイアメスギ)などの木々に囲まれた冷涼なヒルサイドに位置する僅か0,5haの畑。ソノマでは古い畑で当時としては密樹された畑です。クローンは 667、Calera、Pommard です。土着酵母を使用。75%を全房発酵。227リットルのフレンチオーク旧樽で10ヶ月熟成。無濾過、無清澄で瓶詰め。ALC12,8%。プラム、ブラックベリーの香り。ドライハーブや濡れた岩の風味も。ベリー系の旨味のある果実味。
しっかりとした酸、きめ細やかなタンニンで、重くはありませんが、複雑味とふくよかさを感じます。エキゾチックな感じもあります。

カルロはデュジャックでワイン造りを体験しました。デュジャックではワイナリーで働くメンバーが食事をする時はいつもブラインドでワインを飲むのだそうです。カルロが働いている時にロバート・モンダビの70年代のピノ・ノワールが出たそうです。フランス人は「これはニュイのグランクリュだ」「これはオールドワールドのワインだ」と言ったそうです。レインのラベルは AVA 名が一番大きく記載されていて、どこかフランスのワインを思わせる雰囲気があります。これは、醸造家である自分たちの名前やレインというブランドのアピールよりも、産地の個性やテロワールを全面に出した造りを味わってもらいたいというカルロとダンテの思いが込められています。

カルロ

セミナー終了後ご挨拶。「私のシャツにサイン頂戴できますか?」「OK!OK!」例のジャージを取り出すとカルロさんは「すげ~!すげ~!」みたいな(笑)。彼はこれからの若者だし、本来ならばジャージの外側にサインを頂戴するところですが(えばる)、やはり偉大な父親のそばにということで秘密のサインがあるジャージの内側を見せると「オヤジだ!オジもいる!」みたいな(笑)。サイン後ジャージをスマホで写真撮ってました(笑)。ワイン談義はジョークも少なくまじめな感じでしたが、実はめっちゃ明るい性格の(チャラい?笑)カルロさんでした。ちなみにいちおうジャイアンツのファンとのことです。。。

カルロさんと・・・ CIMG2193
ティムさん(右上)
マイケルさん(右下)
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【ティム・モンダビ氏来日!(コンティニュアム)】(2014年5月12日)

【ビッグ・ヴィンテージの2010年&2012年のカベルネがいろいろ入荷です・・・】(2015年4月30日)

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