ご存じあの溺愛ワイナリーです・・・赤ワインに続き(6月入荷)、レギュラーラインナップの白ワインの新ヴィンテージが到着しました・・・そしてスペシャルなワインも・・・フロッグス・リープ

いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2025年10月14日配信

ご存じあの溺愛ワイナリーです・・・

赤ワインに続き(6月入荷)、レギュラーラインナップの白ワインの新ヴィンテージが到着しました・・・そしてスペシャルなワインも・・・

《 FROGS LEAP フロッグス・リープ 》

カエルが元気にジャ~ンプしているラベルで有名な、当店ではもうお馴染みのワイナリー「フロッグス・リープ」です。オーナー兼ワインメーカーはナパのバイオダイナミック&オーガニックの第一人者であるジョン・ウイリアムス氏。お馴染みのジョンさんです。

「フロッグス・リープ」
ラザフォード、ナパ・ヴァレー
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1981年フロッグス・リープは、かつて蛙の養殖場であったセントヘレナのミル・クリーク沿いに設立されました。100年前この養殖場の蛙はサンフランシスコのグルメ・レストランに1ダース33セントで売られていたそうです。現在ラザフォードにあるワイナリーは、もともと1884年にワイナリーとして建てられた建物で、レッドバーンと呼ばれる歴史ある建物です。ワイナリーの屋根には「風見鶏」ならぬ「風見蛙」があります(笑)。

1884年に建てられた
レッドバーン
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ジョンさんは「Time is fun when you are having flies!」とサインしてくれます。「Time flies when you are having fun(楽しい時は時間を忘れる)」という諺をパロッて「(カエルの立場から言うと)ハエを食べているときが最高だ!」とサインするんです。これはもうワイン界の名言の1つです(笑)。エリートなキャリアを持ちながらも、けっしてユーモアを忘れない方です。

風見鶏ならぬ風見蛙(苦笑) CIMG0053

今年6月に2022年ヴィンテージのジンファンデルとメルローをご紹介しましたが。今回は2024年ヴィンテージのソーヴィニヨン・ブランシャルドネが入荷です。そしてスペシャルな白ワイン(コンクリート・エイジド・ソーヴィニヨン・ブラン)が入荷です。スペシャルな白ワインは希少限定入荷です。

最新ヴィンテージのソーヴィニヨン・ブランとシャルドネが到着しました・・・

 Frog’s Leap Sauvignon Blanc Rutherford Napa Valley 2024
フロッグス・リープ ソーヴィニヨン・ブラン ラザフォード ナパ・ヴァレー 2024 ¥6,270 新ヴィンテージ
 Frog’s Leap Sauvignon Blanc Rutherford Napa Valley 2023
フロッグス・リープ ソーヴィニヨン・ブラン ラザフォード ナパ・ヴァレー 2023 ¥6,270 残少

オーガニック、バイオダイナミック、そしてドライ・ファーミングを実践する「フロッグス・リープ」。この3つのコンビネーションから誕生するワインは、低アルコールで繊細で、かつしっかりとしたストラクチャーを持ちます。そして長期の熟成が可能なワインです。

設立以来看板ワインとして人気のソーヴィニヨン・ブランです。2001年から100%ラザフォードの葡萄となりましたが、自社畑植え替えのため、2018年から AVA ナパ・ヴァレーとなりました(クオリティーに大きな違いはありませんでした)。また2018年ヴィンテージからワイナリー初のスクリューキャップを使用しています。そして2019年ヴィンテージから新ラベルとなっています。

2024年は十分な冬の降雨と穏やかな夏に恵まれ、素晴らしいヴィンテージの土台が整いました。長年続いた干ばつの後、2024年は久しぶりに「普通」と言える感覚を味わえた年となりました。ナパ・ヴァレーにおいて「普通」であることがなんて美しいことなのか素晴らしいことなのかを実感する年となりました。ソーヴィニヨン・ブランの収穫は8月中旬に予定通りに始まり、毎日たっぷりの朝霧が果実の新鮮さを保ち酸味を高くキープし、安定したリズムで進みました。例年では果実の熟成の微妙なズレや迫り来る熱波に悩まされるのですが、2024年は収穫の中で「普通」の年がいかに特別であるかを実感する余裕がありました。4年連続で平均を下回っていた収穫量は、主要なソーヴィニヨン・ブランの畑であるギャレロン・ヴィンヤードの復活により正常なレベルに戻りました。ギャレロンは常に最も豊かな果実をもたらします。ギャレロンのちょうどよく熟した桃やアプリコットの風味がソーヴィニヨン・ブランの特徴的な柑橘やミネラルの香りと見事に調和します。ナパで一般的に収穫醸造後すぐにボトリングされるのとは異なり、澱の上で7ヶ月じっくりと熟成させることで、若いソーヴィニヨン・ブランにありがちな刈りたての草のような香りを抑えています。また澱の上での時間がワインの旨味を育み、フレッシュかつ複雑なワインを生み出します。

2024年ラザフォード・ソーヴィニヨン・ブランはステンレススチールタンクで発酵そして熟成しました。シュール・リーで熟成。フローラルでトロピカルなアロマ。柑橘系の果実の風味が魅力を広げます。アルコール度数は低く、酸は高く、ぱりっと爽やか、そして複雑な味わい。それがフロッグス・リープのソーヴィニヨン・ブランです。葡萄は約 2/3 が自社畑から( 35% Galleron Vineyard、18% Williams Rossi Vineyard、6% Chavez-Leeds Vineyard )。数年間の植え替えを終え、2022年ヴィンテージから再び Rutherford の名が記載されています。

100%ソーヴィニヨン・ブラン
ALC13,2%
生産量17,760ケース
輸入元定価¥6,930(税抜¥6,300)

前ヴィンテージのソーヴィニヨン・ブランはこちらからどうぞ・・・

【ご存じあの溺愛ワイナリーから新ワインが到着しました・・・レギュラーラインナップの白ワインの新ヴィンテージも到着しています・・・】(2024年10月10日配信)

 週末1086-1

 Frog’s Leap “Shale and Stone” Chardonnay Napa Valley 2023
フロッグス・リープ “シェール・アンド・ストーン” シャルドネ ナパ・ヴァレー 2023 ¥7,865 新ヴィンテージ 
 Frog’s Leap “Shale and Stone” Chardonnay Napa Valley 2022
フロッグス・リープ “シェール・アンド・ストーン” シャルドネ ナパ・ヴァレー 2022 ¥7,865 残少

オーガニック、バイオダイナミック、そしてドライ・ファーミングを実践する「フロッグス・リープ」。この3つのコンビネーションから誕生するワインは、低アルコールで繊細で、かつしっかりとしたストラクチャーを持ちます。そして長期の熟成が可能なワインです。

フロッグス・リープのワインで唯一自社畑の葡萄でないのがシャルドネです。葡萄はナパ・カーネロスで有機栽培を行うトルシャード・ファミリーの畑から。フロッグス・リープは1985年からトルシャードの葡萄を使用しています。2018年ヴィンテージから新ラベルとなり、“シェール・アンド・ストーン” の文字が記載されました。1979年に急斜面に植えられたこのシャルドネは頁岩(シェール)と砂岩に深く根ざしていいます。

3年続いた干ばつの後、2023年は全く違う展開になりました。平均を上回る降雨が土壌を潤し、湿った土壌と冷涼な春の気候が育成の非常に遅いスタートとなりました。この傾向は夏の間も続き、涼しい夏を経て収穫期を迎えました。通常は9月中旬に収穫を始めて、2週間ほどで終わらせますが、2023年は実の成熟が非常にゆっくりで収穫時期が遅れました。しかし天候に恵まれたことで、深く豊かな風味と高い酸味が完璧に融合した葡萄となりました。2023年は特別な年となり、このワインはその恩恵を受けた幸運な1本です。

シャルドネは完熟に達した区画が異なり、10回に分けて摘み取られました。全てのロットは房ごとそのままプレス機に入れ、プレス中に数時間のスキンコンタクトを行いました。一晩寝かせた後、発酵を始めた果汁はすぐに真新しいフレンチオークに澱引きし、最大5日間の発酵を行います。そして発酵のピーク時にコンクリート容器(コンクリートに包まれたスチールタンク)に移しラッキング。その後数週間で1次発酵は終了。澱の攪拌は行わず、最長で12ヶ月かけて澱と共に安静に寝かせました。ワインが自然にマロラクティック発酵を終えるまでタンクに硫黄などは無添加。特に優れた区画(4回目の摘み取り区画)のワインはコンクリートキューブとエッグタンクで発酵しました。2023年ナパ・ヴァレー・シャルドネは柑橘類、そしてアプリコットやリンゴの香りが際立ちます。フロッグス・リープのシャルドネは元々抑制された風味のシャルドネではありますが、2024年は果実の新鮮さを誇ります。開けたらしっかりと空気に触れさせてください。デキャンタ―ジュもおすすめです。

100%シャルドネ
ALC13,4%
生産量8,463ケース
輸入元定価¥8,690(税抜¥7,900)

前ヴィンテージのシャルドネはこちらからどうぞ・・・

【ご存じあの溺愛ワイナリーから新ワインが到着しました・・・レギュラーラインナップの白ワインの新ヴィンテージも到着しています・・・】(2024年10月10日配信)

 週末1086-2

白ワインのフラッグシップワインです・・・久しぶりの入荷です・・・超希少限定入荷です・・・

 Frog’s Leap Concrete Aged Sauvignon Blanc Rutherford Napa Valley 2023
★フロッグス・リープ コンクリート・エイジド ソーヴィニヨン・ブラン ラザフォード ナパ・ヴァレー 2023 ¥14,630 新ヴィンテージ 希少限定品
 Frog’s Leap Concrete Aged Sauvignon Blanc Rutherford Napa Valley 2019
★フロッグス・リープ コンクリート・エイジド ソーヴィニヨン・ブラン ラザフォード ナパ・ヴァレー 2019 ¥14,630 (いちおう)初リリース 売り切れ

白ワインのフラッグシップワインです。コンクリート・エイジド・ソーヴィニヨン・ブランです。

2018年にレイチェル・ロッシ・リザーブ・ソーヴィニヨン・ブラン(2015年ヴィンテージ)というワインをご紹介しましたが、コンクリート・エイジド・ソーヴィニヨン・ブランはその進化型ワインとなります。フロッグス・リープのワイン造りは常にチャレンジを続けているため、最終型ワインと名乗ることはしません。今後醸造スタイルも名前も変わるかもしれませんので、やはり進化型です(苦笑)。

フロッグス・リープは、2015年にラザフォード・ベンチの中央に位置する歴史あるロッシ・ヴィンヤード(2007年に取得)の特別な区画のソーヴィニヨン・ブランを卵型コンクリートタンクで発酵及び熟成したワインを造り上げました。初めてコンクリートタンクを使用したワインです。このワインは、畑の所有者レイチェル・ロッシに敬意を表してレイチェル・ロッシ・リザーブ・ソーヴィニヨン・ブランと名付けられました。この区画のソーヴィニヨン・ブランは1981年にレイ&ルイース・ロッシ夫妻によって植樹されたものです(フロッグス・リープの創業年と同じ年です)。この区画は剪定のスタイルからケインと呼ばれていました。その後2016年、2017年とレイチェル・ロッシ・リザーブ・ソーヴィニヨン・ブランは3度リリースされました。そしてレイチェル・ロッシ・リザーブ・ソーヴィニヨンブランは進化し、コンクリート・エイジド・ソーヴィニヨンとして新たに誕生しました。2018年は試作として醸造され、リリースはなし。2019年は進化型の完成品となりますが、極々僅かな生産(33ケースだけの生産とか)のため公式にはリリースされませんでした。

コンクリートタンク

最新ヴィンテージの2023年コンクリート・エイジド・ソーヴィニヨン・ブランが入荷しました。希少限定入荷です。

コンクリート・エイジド・ソーヴィニヨン・ブランの葡萄は、そのシーズンに特別だと判断したドライ・ファーミングの畑の選ばれたエリアから選び、最終的なワインはいくつかのロットの中から最高のものを選んでいます。2015年に誕生したレイチェル・ロッシ・リザーブ・ソーヴィニヨンブランは、ロッシ・ヴィンヤードのオールド・ケインと呼ばれる区画のクローンを1つのエッグ・タンク(卵型コンクリートタンク)で発酵そして熟成しましたが、現在フロッグス・リープは9つのエッグ・タンクを所有し、土壌、畑、クローンによって使い分けています。コンクリートタンクはワインのフレッシュさを閉じ込めながら、熟成させ複雑さを深める効果があります。澱と共に長時間置かれることで、コンクリートが澱を数か月に亘り浮遊させる性質から生まれる旨味が、深みと豊かさが加わります。

3年に亘る干ばつと低収量を経て、2023年には遂に天の恵みが訪れました。シーズンの始まりは遅く、冷涼な育成期のおかげで全ての品種がゆったりとした収穫期を迎え、風味と酸味が溢れ出す、まさに作り手にとって夢のような年になりました。2023年コンクリート・エイジド・ソーヴィニヨン・ブランの葡萄は、まずはウイリアムズ・ロッシ・ヴィンヤードのノース・クリーク・ブロックとオールド・ケイン・ブロックから。引き締まった酸と緊張感がこのヴィンテージのリズムを刻みます。そしてギャレロン・ヴィンヤードのオールド・ブロックは厚みと豊かさを加え、シャヴェズ・リーズ・ヴィンヤードの2つのブロックは古樹の旨味を帯びたミネラルで主役の座をさらいました。果汁は澱と共に長時間置かれることでコンクリートが澱を数か月浮遊させることから生まれるとてつもない旨味が、深みと豊かさが加わります。若いソーヴィニヨン・ブランにあるレモンやグレープフルーツのアロマは、稲妻のようなレモンカード、オレンジの花、火打石のスモーキーさへと変化します。土壌のポテンシャルを最大限に引き出した、ミネラル感のある、複雑味のあるソーヴィニヨン・ブランに仕上がりました。

28% North Creek Block southern clays (Williams Rossi Vineyard), 12% North Creek Block northern loam (Williams Rossi Vineyard), 12% Old Cane Block (Williams Rossi Vineyard), 12% North Old Long Rows Block (Chavez-Leeds Vineyard), 12% South Old Long Rows Block (Chavez-Leeds Vineyard), 12% Old Block 4 East (Galleron Vineyard) 100% Certified Organic and Dry Farmed

週末1086-8

シャヴェズ・リーズ以外は全てラザフォード地区の自社畑から。シャヴェズ・リーズ・ヴィンヤードはフロッグス・リープの畑を作り上げたフランク・リーズとフロッグス・リープが共同管理する畑です。シャヴェズ・リーズも自社畑と言っても良いですね。全てオーガニック栽培の無灌漑農法の畑です。ちなみにジョン・ウイリアムズにロッシ・ファミリーを紹介したのがフランク・リーズでした。2015年に誕生したレイチェル・ロッシ・リザーブ・ソーヴィニヨンブランはフロッグス・リープとして初めてのボトルとラベルを使用しました。そしてコンクリート・エイジド・ソーヴィニヨン・ブランにも初めてのボトルとラベルを使用しました。裏ラベルには葡萄の出所であるウイリアムズ・ロッシ・ヴィンヤード、シャヴェズ・リーズ・ヴィンヤード、ギャレロン・ヴィンヤードそしてフロッグス・リープのワイナリーが描かれています。希少限定入荷です。

100%ソーヴィニヨン・ブラン
コンクリート・エッグ・タンクで醸造
Harvest Brix 22,2
Residual Sugar 0.03%
ALC13,2%
生産量1,532ケース
輸入元定価¥15,400(税抜¥14,000)

2019年コンクリート・エイジド・ソーヴィニヨン・ブランはこちらからどうぞ・・・(売り切れておりますが・・・)

【大幅な値上げでも取り扱いは止めません・・・溺愛ですから(苦笑)・・・そして希少レアアイテムが入荷です・・・】(2023年3月9日配信)

週末1086-3

そして赤ワインのフラッグシップワインです・・・

 Frog’s Leap Estate Grown Cabernet Sauvignon Rutherford Napa Valley 2021
フロッグス・リープ エステート・グロウン カベルネ・ソーヴィニヨン ラザフォード ナパ・ヴァレー 2021 ¥14,080 新ラベル 新ヴィンテージ

 Frog’s Leap Estate Grown Cabernet Sauvignon Rutherford Napa Valley 2020
フロッグス・リープ エステート・グロウン カベルネ・ソーヴィニヨン ラザフォード ナパ・ヴァレー 2020 ¥13,860 新ラベル 売り切れ
 Frog’s Leap Estate Grown Cabernet Sauvignon Rutherford Napa Valley 2019
フロッグス・リープ エステート・グロウン カベルネ・ソーヴィニヨン ラザフォード ナパ・ヴァレー 2019 ¥12,980 新ラベル 残少
 Frog’s Leap Estate Grown Cabernet Sauvignon Rutherford Napa Valley 2018
フロッグス・リープ エステート・グロウン カベルネ・ソーヴィニヨン ラザフォード ナパ・ヴァレー 2018 ¥11,440 新ラベル 残少
 Frog’s Leap Estate Grown Cabernet Sauvignon Rutherford Napa Valley 2012
フロッグス・リープ エステート・グロウン カベルネ・ソーヴィニヨン ラザフォード ナパ・ヴァレー 2012 ¥8,580 ファースト・ヴィンテージ 売り切れ

赤ワインのフラッグシップワインであるエステート・グロウン・カベルネ・ソーヴィニヨンです。

2011年をもって、ナパ・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィニヨンと、フラッグシップのラザフォード・レッドワインは生産終了となりました。そして新たに誕生したのがエステート・グロウン・カベルネ・ソーヴィニヨンです。エステート・グロウン・カベルネ・ソーヴィニヨンは、フロッグス・リープが2007年に取得した歴史的な畑(1886年植樹)であるロッシ・ヴィンヤードと、ワイナリーの前に広がるレッドバーン・エステートのブレンドから誕生しました。

ジョンさんが創業時からゴールに掲げていた、ジョンさんの思いの全てが詰まったワインです。イングルヌックやボリューの初期のカベルネ・ソーヴィニヨンにインスパイヤされ、畑を探し耕作をし30年以上の歳月をかけて造り上げたワインです。ラザフォードの偉大なる先人、ジョン・ダニエル、ジョージ・ドゥ・ラトゥール、アンドレ・チェリチェフらが造り出したカベルネ・ソーヴィニヨンを受け継ぐワインです。この先何十年も飲む楽しみを与えてくれる、長期熟成するワインです。

2021年ヴィンテージのストーリーは干ばつに始まり干ばつに終わります。冬の雨は通常の降雨量の約40%でした。2021年の春、葡萄の樹は乾いた土壌の中で目を覚ましました。やはり樹は規模を縮小しました。小さな房そして小さな実。しかし、この最も乾燥した年にこそフロッグス・リープの農法(無灌漑のドライ・ファーミング)の強みが出ました。フロッグス・リープの葡萄は、たしかに収量は低く、通常の50%程度になりましたが、美しいバランスと驚くべき濃縮感を持って十分に熟すことができました。

2021年エステート・グロウン・カベルネ・ソーヴィニヨンの葡萄は、シャヴェズ・リーズ(フランク・リーズと共同管理の畑)とウイリアムズ・ロッシ・ヴィンヤード(2207年に取得)が主体となり、ワイナリーの前に広がるレッドバーン・エステートがブレンドされました( 42,5% Chavez-Leeds Vineyard, 38,5% Williams-Rossi Vineyard, 19% Red Barn Vineyard )。全て100%オーガニック認定の無灌漑農法の畑です。平均樹齢は20年です。2021年エステート・グロウン・カベルネ・ソーヴィニヨンは91%カベルネ・ソーヴィニヨン、9%カベルネ・フランです。例年通りの醸造で特に華美なところはありません。全てのロットは除梗され、自然酵母で10~15日間かけて発酵。その間ポンピングは1日3回。フリーランとプレスのロットは早い段階でブレンドします。全てのロットはフレンチオーク(25%新樽)の中で自然にマロラクティック発酵を完了。瓶詰め前に優しく2回のラッキング。無清澄そして無濾過で瓶詰めです。濃厚な色合いの黒い果実の味わいに、タバコ、土埃、グラファイト、ブラックオリーブなどの旨味のあるニュアンスが組み合わさります。しかし決して重い味わいではありません。フロッグス・リープのサインであるバランスと節度(重くない、抑制された)を持ちます。このバランス感覚は「昔ながら」のラザフォードのカベルネ・ソーヴィニヨン特有の美徳です。

91%カベルネ・ソーヴィニヨン、9%カベルネ・フラン
フレンチオーク(20%新樽)にて熟成
24,1 brix at harvest  3,65 pH
ALC14,0%
生産量7,100ケース
輸入元定価¥15,400(税抜¥14,000)

2020年エステート・グロウン・カベルネ・ソーヴィニヨンはこちらからどうぞ・・・(売り切れておりますが・・・)

【またまた値上げですが(涙)、取り扱いは止めません(固い意志)・・・溺愛ですから(苦笑)・・・】(2024年4月9日配信)

週末1086-4

6月に入荷した新ヴィンテージのジンファンデルとメルローもお忘れなく(苦笑)・・・

 Frog’s Leap Zinfandel Napa Valley 2022
フロッグス・リープ ジンファンデル ナパ・ヴァレー 2022 ¥7,700 新ヴィンテージ 値上げ
 Frog’s Leap Zinfandel Napa Valley 2021
フロッグス・リープ ジンファンデル ナパ・ヴァレー 2021 ¥7,700 残少 値上げ

オーガニック、バイオダイナミック、そしてドライ・ファーミングを実践する「フロッグス・リープ」。この3つのコンビネーションから誕生するワインは、低アルコールで繊細で、かつしっかりとしたストラクチャーを持ちます。そして長期の熟成が可能なワインです。

ワイナリーがあるラザフォードと言えばナパ・ヴァレーにおけるカベルネ・ソーヴィニヨンのメッカ。フロッグス・リープが造るカベルネ・ソーヴィニヨンは、ラザフォードの先人である、ジョン・ダニエル、ジョージ・ドゥ・ラトゥール、アンドレ・チェリチェフらが造り出したカベルネ・ソーヴィニヨンを受け継ぐ素晴らしいワインですが、カベルネ・ソーヴィニヨンに負けず人気なのがジンファンデルです。ジンファンデルにプティ・シラーやカリニャンをブレンドした味わいはとてもチャーミング。カルトなジンファンデルとは正反対のトラディショナルなジンファンデルです。もちろん長期熟成可能です。

【ご存じあの溺愛ワイナリーです・・・レギュラーラインナップの赤ワインの新ヴィンテージが到着しました・・・】(6月12日配信)

 週末1081-1

 Frog’s Leap Merlot Rutherford Napa Valley 2022
フロッグス・リープ メルロー ラザフォード ナパ・ヴァレー 2022 ¥9,020 新ヴィンテージ 値上げ
 Frog’s Leap Merlot Rutherford Napa Valley 2021
フロッグス・リープ メルロー ラザフォード ナパ・ヴァレー 2021 ¥9,020 残少 値上げ

オーガニック、バイオダイナミック、そしてドライ・ファーミングを実践する「フロッグス・リープ」。この3つのコンビネーションから誕生するワインは、低アルコールで繊細で、かつしっかりとしたストラクチャーを持ちます。そして長期の熟成が可能なワインです。

世界一美味しいメルローです(溺愛心いっぱい)。メルローは1990年がファースト・ヴィンテージ。2006年からラザフォードの名前がラベルに記載され、自社畑の葡萄が主体となりました。メルロー栽培の理想はコールドフット(下は冷たく上は温かく)です。自社畑の粘土質土壌はメルローに適した土壌です。粘土質土壌は保湿力があり地下を冷やします。地上の葡萄は十分な日照を浴びリッチでエレガントな果実味を作ります。フロッグス・リープが求めるものは「バランス」「ひかえめ(過度の抽出をしない)」「テロワール」です。グリーンなスタイルは避け、香りと味わいに複雑さを現すレッド・フルーツに仕上げます。

【ご存じあの溺愛ワイナリーです・・・レギュラーラインナップの赤ワインの新ヴィンテージが到着しました・・・】(6月12日配信)

 週末1081-2

昨年10月にご紹介したフロッグス・リープの新ワインです・・・

 Frog’s Leap “Flycatcher” Red Wine California 2022
★フロッグス・リープ “フライキャッチャー” レッドワイン カリフォルニア 2022 ¥7,920 新リリースワイン 日本初入荷

フロッグス・リープから新ワインが誕生しました!フライキャッチャーです!

初ヴィンテージとなる、この2022年フライキャッチャー・レッドワインは、ロダイで1963年に植えられた古樹のジンファンデル(33%)、メンドシーノのプティ・シラー(31%)とメルロー(22%)、そしてナパ・カーネロスのシラー(14%)、から構成されています。全てのロットは除梗し、軽く破砕し、ステンレススチールタンクにて発酵。そしてステンレススチールタンクで静置。2度のおだやかなラッキングを終え、2~5年使用のオーク樽で8ヶ月熟成しました。新樽は不使用です。ジンファンデルの温かく豊かな果実味に、プティ・シラーとシラーからの骨格とスパイシーさが融合し、メルローがアーシーでフローラルなトップノーズを加えました。赤紫が見える少し淡いルビー色。フロッグス・リープらしい、華やかで優雅な味わいです。フロッグス・リープが次世代への想いを込めた新しいスタイルのワインです。

フライキャッチャー?って。。。

Time flies when you are having fun をパロったジョンさんの名言である Time is fun when you are having flies! (カエルの立場から言うと、ハエを食べている時が最高だ!)にあるように、カエルがハエを捕まえる、つまりフライキャッチャーはカエルを意味するようです。久しぶりにコルクには Ribbit のカエルの鳴き声が書かれています。そしてコルクの上下にはハエが(苦笑)。さらにそこから意味するものは、カリフォルニアの多様なテロワールを捉える(カリフォルニア各地の葡萄を使用する)ということのようです。このワインはナパ・ヴァレーに限定せず、カリフォルニア全体の様々な葡萄畑の特徴を称えることを目的としています。フライキャッチャーは、既存のブランドとの繋がりを生み出すと共に、カリフォルニア各地の多様なワイン産地を称える、新しい、遊び心のある、ワイン造りのアプローチを示したようです。ラベルにカエルがいないのはちょっと淋しいですが(苦笑)。

【ご存じあの溺愛ワイナリーから新ワインが到着しました・・・レギュラーラインナップの白ワインの新ヴィンテージも到着しています・・・】(2024年10月10日)

 週末1060-1

金額は税込価格(含消費税10%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。

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