年末スペシャルです・・・ナパ・ヴァレーの極上のカベルネ・ソーヴィニヨンです・・・コルギン、ハイエスト・ビューティー、シュレイダー

いつもお世話になります。例によって入荷の限られたワインですので、またまた早い者勝ち販売になってしまい申し訳ありません。(2022年12月20日配信

今年最後のメルマガです・・・今年もご愛読ありがとうございました・・・

年末スペシャルはナパ・ヴァレーの極上のカベルネ・ソーヴィニヨンです・・・

(ご紹介のワインは、1つのワインで1つのメルマガが書けるほど長いご説明が必要なものもありますが、今回は短めのご説明にさせていただきます・・・)

週末549

先ずは軽く(苦笑)・・・

 Slam Dunk Red Wine California 2020
★スラムダンク レッドワイン カリフォルニア 2020 ¥2,970

只今絶賛上映中です!いえいえ販売中です!「スラムダンク」です!

ジョーダンのスラムダンクみたいな凄いワインってどんなワインだろう?」ジョエル・ゴットやダナ・エステートなどでアドバイザーを務め、30年以上のマーケティングの経験を持つデヴィッド・グリーン。スクリーミング・イーグルやダラ・ヴァレで修行を積み、フィリップ・メルカの元でアシスタントを務めたメイヤン・コスチスキー。2人にふとよぎったそんな疑問から生まれたワインが「スラムダンク」です。

新ヴィンテージ2020年のスラムダンクは55%プティ・シラー(樹齢60年以上)と45%ジンファンデルのブレンド。スパイスやハーブが香る複雑味のある凝縮した果実味ですが、きめ細やかなタンニンが見事に全体をまとめ上げています。初リリースでワイン・アドヴォケイトが90点を、ジェブ・ダナックが91点を付けています。是非是非スラムダンクしちゃってください。さあジャイアンツは忘れて、ウォリアーズを応援しよう!(ちなみに私は映画関係者ではございません・・・苦笑)

ALC14,8%
輸入元定価¥3,300(税抜¥3,000)

【非常に人気で只今輸入元品切れ状態のワインもございますが・・・】(2021年5月14日配信)

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売り切れましたが、来年再入荷するかもです・・・

 Schrader Cellars Double Diamond Cabernet Sauvignon Oakville Napa Valley 2019 
★シュレイダー・セラーズ ダブル・ダイアモンド カベルネ・ソーヴィニヨン オークヴィル ナパ・ヴァレー 2019 ¥12,980 JD94 2022年ワイン・オブ・ザ・イヤー(WS誌)

今年ワイン・オブ・ザ・イヤー(WS誌)を獲得した「シュレイダー・セラーズ」のダブル・ダイアモンドです。

「コルギン・シュレイダー」の元共同経営者フレッド・シュレイダーが1998年に立ち上げたのがご存じ「シュレイダー・セラーズ」です。1868年ハミルトン・ウォーカー・クラブ H.W.Crabb がオークヴィルに土地を購入し葡萄を植えたという、ナパ最上の畑の1つであるトゥ・カロン・ヴィンヤードから、クローン違いの極上のカベルネ・ソーヴィニヨンを造り出しました。特に、フラッグシップ的存在のオールド・スパーキー(マグナムのみ)と、CCS (キャロル・コールズワーシー・シュレイダー)カベルネ・ソーヴィニヨンは共に5度以上のパーカー100点を獲得しています。(現在トゥ・カロン・ヴィンヤードはその大部分をアンディー・ベクストファーと故ロバート・モンダビが所有している区画で占められています。)

シュレイダー・セラーズは、トゥ・カロン・ヴィンヤードのあるオークヴィル以外でアンディ・ベクストファーが所有する畑からワインを造り出しました。それが「ダブル・ダイアモンド」です。2001年から2013年まで生産されましたが、2017年から「オークヴィルの畑から最高のカベルネ・ソーヴィニヨンを可能な限り手の届く価格で」をコンセプトに再び生産を始めました。一昨年に久しぶりの日本入荷となった2018年ダブル・ダイアモンド・カベルネ・ソーヴィニヨンと、そして今年のワイン・スペクテーター誌年間トップ100ワインで見事第1位に輝いた2019年ダブル・ダイアモンド・カベルネ・ソーヴィニヨンは、トゥ・カロン・ヴィンヤードのアンディ・ベクストファーが所有する区画とロバート・モンダビが所有する区画の両方の葡萄を使用しています(2017年にシュレイダー・セラーズはコンステレーションの傘下に入ったので、アンディー・ベクストファーとロバート・モンダビの両方のトゥカロン・ヴィンヤードを使用することができるようになりました)。

2019年ダブル・ダイアモンド・カベルネ・ソーヴィニヨンはトゥ・カロン・ヴィンヤードのアンディー・ベクストファーの区画とロバート・モンダビの区画の両方を使用。この2つで約70%を占めます。残りはオークヴィルの優良な畑から。100%カベルネ・ソーヴィニヨンで、フレンチオーク(50%新樽)で16ヶ月熟成。ふくよかでコクのあるベリー系の果実味。シルキーなタンニン。ジェブ・ダナックがこの2019年に94点を付けました。この価格でトゥ・カロン・ヴィンヤードのワインが飲めるのは幸せですね。

ワインメーカーは、今やナパのカルト・カベルネを牽引する第一人者であるトーマス・リヴァース・ブラウンです。現在ナパ・ヴァレーで最も多くパーカー100点を持つワインメーカーです。ヘレン・ターリーの下で修行し、シュレイダー・セラーズに抜擢されました。2017年3月に来日された時にサインを頂戴しました。サインはターリー時代の師匠であるエーレン・ジョーダンさんのそばに。ちょっと威厳?のある方なので「サイン頂戴!」って言うの久しぶりにビビりました(苦笑)。

100%カベルネ・ソーヴィニヨン
ALC15,5%
輸入元定価¥14,080(税抜¥12,800)

【山火事はナパやソノマだけではありません・・・ and 年間トップ100ワイン(WS誌)が発表されました・・・】(11月17日配信)

【こちらもセカンドワインが誕生しました・・・希少入荷です・・・売り切れ御免です・・・】(11月4日配信)

ダブルダイアモンド カベルネ

 

セカンドワインですが、希少レアものです・・・

 Kongsgaard Kings Farm Red Wine Napa Valley 2020
★コングスガード キングス・ファーム レッドワイン ナパ・ヴァレー 2020 ¥18,700 希少限定品

マーカッシン、キスラーと共に、”カリフォルニア・シャルドネの3本指” と言われる、ご存じ「コングスガード」です。

ジョン・コングスガードは若かりし日に目指したクラシック音楽家としての将来を断念し、ナパ・ヴァレーで5世代続く稼業(農業や造園業)を継いでいくことを決断しました。ナパの高等裁判所の判事であった父に敬意を表し名付けた、The Judge というシャルドネで知られるコングスガードですが、赤ワイン造りでも秀でた才能を持ちます。コングスガードのワインを造るかたわら、ニュートン、ルナ、リビングストーン、アリエッタなどで素晴らしい赤ワインを造り上げています。特にニュートンで造り上げたノン・フィルターのワインはナパ・ヴァレーの多くの生産者に影響を与えました。

キングス・ファームはメーリングリストの顧客のみにリリースされていたコングスガードのセカンド・セレクションです。コングスガード家はノルウェーからの移民です。エチケットは、ノルウェー東部の渓谷ハリンダルに中世期に建てられた、木造のトルポ・スターヴ教会内の壁に1225年に「王が騎乗する姿」が描かれた壁画がモチーフになっています(キングスファーム=王の土地 / 農場)。通常キングス・ファーム・レッドワインはアトラス・ピークの自社畑及び近隣の契約農家の畑の葡萄でトップキュヴェと全く同じ醸造で造られます(最後の樽セレクションでコングスガードにならなかったものも使用)。ですが、2020年は山火事の煙害のため、カーネロスのハドソン・ヴィンヤードの葡萄が主体となりました。ある意味レアで面白いと思いますが。カベルネソーヴィニヨン主体です(セパージュは未公開)。

カベルネ・ソーヴィニヨン主体
ALC%
輸入元定価¥19,800(税抜¥18,000)

【2020年(山火事)も生産されました・・・ご存じコングスガードです・・・】(10月7日配信)

キングスファーム

2018年のヒルサイド・セレクトはWA98です・・・

 Shafer One Point Five Cabernet Sauvignon Stag’s Leap District Napa Valley 2018
★シェイファー ワン・ポイント・ファイブ カベルネソーヴィニヨン スタッグス・リープ・ディストリクト ナパ・ヴァレー 2018 ¥16,280 WA93 WS94 AG93 JD94 JS95

今やカリフォルニアを代表するワイナリーとなりました。パーカー100点生産者の「シェイファー」です。

ワン・ポイント・ファイブは1,5世代を意味し、父ジョン・シェイファーと息子ダグ・シェイファーが手を携えて歩んできたワイナリーの歴史を表現しています。シェイファーのフラッグシップワインであるヒルサイド・セレクトはエステートのカベルネ・ソーヴィニヨンのベスト・バレルから造られますが、ワン・ポイント・ファイブもエステートとワイナリーのあるスタッグス・リープ地区にある自社畑ボーダーライン・ヴィンヤードの葡萄から造られます。過去の(2003年までの)ナパ・カベルネより、質も格も格段にアップしたことは間違いありません。ゆえにヒルサイド・セレクトに少し近づいたカベルネ・ソーヴィニヨンと言えるかもしれません。

2018年ワン・ポイント・ファイブ・カベルネ・ソーヴィニヨンは、98%カベルネ・ソーヴィニヨン、2%マルベックで、アリエ産とトロンセ産の100%フレンチオーク(100%新樽)で20ヶ月熟成。凝縮した深い赤黒系の果実味とふくよかでなめらかなタンニン。熟成能力も十分に持つカベルネ・ソーヴィニヨンです。2015年ヴィンテージが歴代最高のWA95点を獲得しています。2018年はワイン・アドヴォケイト誌が93点、ワイン・スペクテーター誌が94点、アントニオ・ガローニが93点、ジェブ・ダナックが94点、ジェームス・サックリングが95点を付けました。

98%カベルネ・ソーヴィニヨン、2%マルベック
ALC15,3%
輸入元定価¥17,930(税抜¥16,300)

【こちらはある程度の数量が日本入荷しておりますが、やはり市場から消えるのは早いと思います・・・】(2021年12月7日配信)

【久しぶりのご紹介になります・・・通算7度目のパーカー100点獲得です・・・】(2020年12月15日配信)

シェイファー

あのウサギが赤から金に(苦笑)・・・(10月に社長のマイクさんが来日しました・・・)

 Hall Wines Kathryn Hall Cabernet Sauvignon Napa Valley 2018
★ホール キャサリン・ホール カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー 2018 ¥29,700 AG92-94 WS95 WA95-97

溺愛ワイナリー(苦笑)の1つである「ホール・ワインズ」です。

1995年クレイグ&キャサリン・ホール夫妻はラザフォードのヒルサイドの頂上に位置する畑(サクラシュ・ヴィンヤード)を購入。また19世紀から存在していたセントヘレナの歴史あるワイナリーを買い取り改築し、2003年に「ホール・ワインズ」をスタートさせました。立ち上げ直後は ”ナパのニューウェーブ” と言われました。2015年にシングル・ヴィンヤードのカベルネ・ソーヴィニヨンが初のパーカー100点を獲得しています。

ホール・ワインズはセントヘレナのワイナリーに大きなウサギのモニュメントを持ちます(2014年の春に設置)。このウサギの名前は Bunny Foo Foo。童謡の Little Bunny Foo Foo に由来します。そしてホール・ワインズはこのウサギをラベルに採用することにしました。ラベルの一角に赤いウサギが描かれました。そしてそしてこの度その赤いウサギがなんと金のウサギに変わりました。新ラベルの誕生です。

いちおうワインの説明も(苦笑)。自社畑サクラシュ・ヴィンヤードからのフラッグシップワインのキャサリン・ホール・カベルネ・ソーヴィニヨンです。2008年ヴィンテージのキャサリン・ホール・カベルネ・ソーヴィニヨンは2011年ワイン・スペクテーター誌年間トップ100ワインにて見事第2位に輝きました。ご紹介の2018年キャサリン・ホール・カベルネ・ソーヴィニヨンは96%カベルネ・ソーヴィニヨン、4%メルローで、フレンチオーク(75%新樽)にて25ヶ月熟成。2018年は素晴らしいヴィンテージとなりました。ヴィノス誌が92-94点、ワイン・スペクテーター誌が95点、ワイン・アドヴォケイト誌が95-97+点を付けました。ちなみにキャサリン・ホール・カベルネ・ソーヴィニヨンでは2013年ヴィンテージからエチケットに Bunny Foo Foo がおります(苦笑)。

96%カベルネ・ソーヴィニヨン、4%メルロー
ALC15,8%
輸入元定価¥31,900(税抜¥29,000)

【溺愛ワイナリーの社長と3度目のご対面です!(ホール・ワインズ)】(10月24日)

【5月に新ラベルになったことをご案内しましたが・・・新ヴィンテージの新ラベルワインが入荷しました・・・】(11月1日配信)

週末963

カリフォルニアワイン史上初のカルトワインとも言われます・・・

 Beaulieu Georges de Latour Private Reserve Cabernet Sauvignon Napa Valley 2019
★ボリュー ジョルジュ・ド・ラトゥール プライベート リザーブ カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー 2019 ¥30,800 WS93 WA94 WE97 JS100 希少限定品

カリフォルニアワイン史上初のカルトワインとも言われます。「ボリュー・ヴィンヤード」です。

仕事の合間に度々ナパ・ヴァレーを訪れたジョルジュ・ド・ラトゥールは、ボルドーを思い起こさせるナパ・ヴァレーにワイン造りの可能性を見出し、ラザフォードに4エーカーの土地を購入し、1900年に「ボリュー・ヴィンヤード」を設立しました。禁酒法の時代も教会用としてワインの醸造が認可された数少ないワイナリーの1つです。フランスのパスツール研究所のワイン研究者であったアンドレ・チェリチェフに出会い、ジョルジュ・ド・ラトゥールはアンドレ・チェリチェフをボリュー・ヴィンヤードに迎い入れました。アンドレ・チェリチェフが行った、清潔な醸造施設造り、温度管理した発酵、マロラクティック発酵のコントロールなどはナパ・ヴァレーの醸造に革新的なアイデアをもたらしました。また彼は、ロバート・モンダビ、ルイ・マルティーニ、ジョー・ハイツ、マイク・ガーギッチなど多くの醸造家を指導し、後に「カリフォルニアワインの父」と呼ばれるように、カリフォルニアワイン業界に多大な影響を与えました。

創業者の名を冠した、ボリュー・ヴィンヤードのフラッグシップワインであるジョルジュ・ド・ラトゥール・プライベート・リザーブ・カベルネ・ソーヴィニヨンは1936年に誕生。カリフォルニアワイン史上初のカルトワインとも言われ、カリフォルニアワインの新しいベンチマークとなりました。プライベート・リザーブ・カベルネ・ソーヴィニヨンの葡萄は、1900年代に植樹された、ボリューが誇るラザフォード西側の自社畑 BV Ranches から。2019年プライベート・リザーブ・カベルネ・ソーヴィニヨンは、91%カベルネ・ソーヴィニヨン、9%プティ・ヴェルドで、カベルネ・ソーヴィニヨンのクローンは、4,6,7,8,169です。新樽での発酵はワインにリッチなテクスチャーを与え、ステンレスタンクとコンクリートタンクでの発酵はワインに活き活きとした果実味を与えます。フレンチオーク(95%新樽)にて20ヶ月熟成。鉛筆の芯とダークフルーツのアロマが漂うラザフォード・ダストを感じてください。現在のカルトワインとは違う、トラディショナルなカルトワインです。ワインメーカーは、ボリュー・ヴィンヤード5代目の Trevor Durling トレバー・ダーリングです。

この2019年ジョルジュ・ド・ラトゥール・プライベート・リザーブ・カベルネ・ソーヴィニヨンに、ワイン・スペクテーター誌が93点、ワイン・アドヴォケイト誌が94点、ワイン・エンスージアスト誌が97点を付け、そしてジェームス・サックリングが100点を付け、2022年ワイン・オブ・ザ・イヤーに選びました。

「実に素晴らしい!このアロマは格別で、カシスのアロマにタンジェリンのエッジが感じられ、黒鉛、鉛筆、花、湿った土のニュアンスが香る。香りは刻々と変化していく。とても表情豊かで洗練されている。味わいは果実味の力強さと深みを備えたフルボディ。極めて細やかなタンニンが数え切れないほどの層を成す。見事なテクスチャーを備えた味わいが数分続く。伝説となった1974年ジョルジュ・ド・ラトゥールの再来とも言うべき、真のナパ・ヴァレーの赤である。今飲んでもこのワインの素晴らしさを堪能できるが、5~6年経つと卓越した味わいへと発展していくだろう。指標とすべきワインである。(ジェームス・サックリング)」

91%カベルネ・ソーヴィニヨン、9%プティ・ヴェルド
ALC14,7%
輸入元定価 オープン価格

【2020年(山火事)も生産されました・・・ご存じコングスガードです・・・】(10月7日配信)

ボリュー

往年のジェリコ・キャニオンを思い出させます・・・

 Rudd Estate Leslies’s Blend Red Wine Mt.Veeder Estate Napa Valley 2017
★ラッド・エステート レスリーズ・ブレンド レッドワイン マウント・ヴィーダー エステート ナパ・ヴァレー 2017 ¥42,000 WA96 希少限定品

溺愛ワイナリーを除いたら(苦笑)、ここのソーヴィニヨン・ブランはトップでお気に入りです。「ラッド・エステート」です。

ラッド・エステートは元ディーン&デルーカの共同オーナーの1人である故レスリー・ラッドが1996年に立ち上げたワイナリーです。シャトー・マルゴーでのインターンを終えた娘サマンサ・ラッドが現在ワイナリーを運営しています。ワイナリーはオークヴィル・クロスロードとシルヴァラード・トレイルが交差する地点の、近隣にはスクリーミング・イーグル、グロス、ダラ・ヴァレなどのワイナリーがひしめく最高のロケーションにあります。(オークヴィルの自社畑の近隣には、ダラ・ヴァレ、スクリーミング・イーグル、ボンドのセント・エデン、ピーター・マイケルのオー・パラディ、ジョセフ・フェルプスのバッカスなどの畑があります。)

創業者レスリー・ラッドに捧げる、ラッド・エステート最高峰のワインがこのレスリーズ・ブレンドです。ラッド・エステートはマウント・ヴィーダーにオーガニック栽培の自社畑を持ちます。山頂近くの東南向きの傾斜30度の急斜面の畑です。大部分がソーヴィニヨン・ブランですが、僅かな区画にボルドー品種が栽培されています。その少量のボルドー品種から造られるのがレスリーズ・ブレンドです。2017年レスリーズ・ブレンド・レッドワインは、45%カベルネ・ソーヴィニヨン、23%メルロー、20%カベルネ・フラン、6%プティ・ヴェルド、6%マルベックで、古樽、ステンレスタンク、コンクリートタンク、コンクリートエッグタンクにて熟成。フレンチオーク(27%新樽)では約2年の熟成。ヴァレー・フロワーのカベルネ・ソーヴィニヨンとは異なり、マウント・ヴィーダーの特徴でもある針葉樹やミントなどのハーブの風味が常に漂います。スタイルは違いますが、往年のラッド・エステートのフラッグシップワインであったジェリコ・キャニオン・レッドワインを思い出させます。ワイン・アドヴォケイト誌が96+点を付けました。初めての日本正規入荷です。

余談ですが。2001年ラッド・エステート訪問。当時ラッドでワインメーカーを務めていた大御所醸造家デヴィッド・レミー氏とゴージャスな地下セラーでディナーを頂戴しました。その時乾杯で頂戴したのがソーヴィニヨン・ブランです。もうめっちゃ美味でした。〆のジェリコ・キャニオン・レッドワイン(樽出し含む)はさらに美味でしたが(苦笑)。デヴィット・レミー氏とは是非もう1度お会いしたいです。サイン頂戴(苦笑)。

45%カベルネ・ソーヴィニヨン、23%メルロー、20%カベルネ・フラン
ALC14,8%
輸入元定価¥46,200(税抜¥42,000)

【ピーター・フラヌスが日本市場から撤退となりました(涙)・・・】(6月24日配信)

週末930

どんどん進化してます・・・美味です・・・

 Continuum Estate Proprietary Red Wine Napa Valley 2018
★コンティニュアム・エステート レッドワイン ナパ・ヴァレー 2018 ¥37,400 WA98-100 JS100 

コンティニュアムはラテン語で継続、継承を意味します。「コンティニュアム」です。

ご存じ ”カリフォルニアワインの父” と呼ばれたロバート・モンダビの次男ティム・モンダビはロバート・モンダビ・ワイナリーで20年に亘り醸造責任者を務めました。ロバート・モンダビ・ワイナリー売却後、ティム・モンダビは長女のマルシア、そしてロバート&マーグリット・モンダビ夫妻と共に「コンティニュアム」を設立。2008年ロバート・モンダビ翁の逝去後、父の意志を受け継いだティム・モンダビは初ヴィンテージの2005年コンティニュアム・レッドワインをリリースしました。コンティニュアムではオパス・ワンのようにただ1つの赤ワインを造ります。ラベルはティムの次女キアラ・モンダビが描いたカベルネ・フランの樹の影絵です。

コンティニュアムの初リリースは2005年ヴィンテージで、2012年ヴィンテージより完全にエステートワイン(100%自社畑葡萄から)となりました。2018年コンティニュアム・レッドワインは、自社畑セージ・マウンテンからの54%カベルネソーヴィニヨン、31%カベルネ・フラン、9%プティ・ヴェルド、6%メルローで、フレンチオークにて熟成。カベルネ・フランの比率が高いせいか、フルボディながら非常にエレガントな仕上がりになっています。ワイン・スペクテーター誌が94点、ワイン・アドヴォケイト誌が98-100点、ジェームス・サックリングが100点を付けました。

54%カベルネ・ソーヴィニヨン、31%カベルネ・フラン
ALC14,9%
輸入元定価¥40,700(税抜¥37,000)

【こちらはある程度の数量が日本入荷しておりますが、やはり市場から消えるのは早いと思います・・・】(2021年12月7日配信)

コンティニュアム

これを待ってました(喜)・・・

 Colgin Cellars “Jubilation” Red Wine Napa Valley 2019
★コルギン・セラーズ “ジュビレーション” レッドワイン ナパ・ヴァレー 2019 ¥52,800 希少限定品

5大カルトワインと言われたことも。「コルギン・セラーズ」です。

サザビーズのワイン部門コンサルタントを務めていたアン・コルギンと、夫のフレッド・シュレイダーによって1992年に設立されたのが「コルギン・シュレイダー」です。ヴィンヤード・マネージャーにデヴィッド・エイブリューを、ワインメーカーにヘレン・ターリーを招き、スタートからカルトワインとして注目されました。カルトワイン全盛期には、ハーラン、スクリーミング・イーグルなどと共に5大カルトワインと言われたことも。パーカー100点生産者です。離婚により後にアン・コルギンは「コルギン・セラーズ」を引き継ぎ、フレッド・シュレイダーは「シュレイダー・セラーズ」を立ち上げました。

世界の高級ワインにはセカンドワインを持つものがありますが、ハーランにはザ・メイデン、スクリーミング・イーグルにはザ・フライトと、カルトワインにもセカンド的存在のワインを持つものがあります。この度コルギンにもセカンド的存在のワインが誕生しました。祝祭という意味を込めたジュビレーションです。2016年がファーストリリースになるようですが、この2019年が日本初入荷となりました。アメリカ国内でも僅かな流通のようで、海外では日本とカナダだけに極少量輸出されました。初めての日本正規入荷です。

現在コルギンが造るワインは、3つのカベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインと1つのシラーの4つです。ジュビレーションは、3つのカベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインを生み出す畑、ナンバー・ナイン・エステート(プリチャード・ヒル)、ティクソン・ヒル(セントヘレナ)、マドロナ・ランチ(セントヘレナ)のブレンドです。3つのワインの樽をセレクトした後に残った樽を、あるいは最初から早く飲んでも最高の味わいを示すだろうと予測される樽をセレクトしました。2019年ジュビレーション・レッドワインは、カベルネ・ソーヴィニヨン主体(50%以上)で、残りはカベルネ・フラン、メルロー、プティ・ヴェルドです。トップ・キュヴェと同じ醸造方法で。夜間にワイナリーに持ち込まれた葡萄は厳しく選房そして選粒。ステンレスタンクにて発酵後(一部は大樽発酵あり)、フレンチオークで熟成。樽を選抜後ブレンドしました。

(カリフォルニアワインに詳しい方から情報頂きまして・・・コルギンにはジュビレーションの名前を付けたワインがもう少し前から存在していたようです。ですがセカンド的存在のワインは2016年に誕生したこのジュビレーションになるようです。個人的にはコルギンのセカンドワインの誕生を長い間楽しみにしておりました。)

50%カベルネ・ソーヴィニヨン、50%その他
ALC14,9%
輸入元定価¥55,000(税抜¥50,000)

【アン・コルギン女史来日!(コルギン)】(2014年12月2日配信)

週末952

昨年のワイン・オブ・ザ・イヤー(WS誌)です・・・

 Dominus Estate Red Wine Napa Valley 2018
★ドミナス・エステート レッドワイン ナパ・ヴァレー 2018 ¥59,400 WS97 AG98 WA99+ JS100 2021年ワイン・オブ・ザ・イヤー(WS誌) 希少限定品

カリフォルニア・メリテージュの筆頭銘柄の1つである「ドミナス・エステート」です。

ドミナスを語るには長いお話が必要ですがここでは割愛して。1937年ボルドー・ドルドーニュ河畔のリブールヌ市で設立された「ジャン・ピエール・ムエックス」。2代目クリスチャン・ムエックスがカリフォルニアで創業した「ドミナス・エステート」です。1982年にクリスチャン・ムエックスと、ナパ伝説のワイナリー「イングルヌック」の血を受け継ぐロビン・レイルによって創業。1983年がファースト・ヴィンテージです。1990年までは不評のエチケットでしたね(苦笑)。オパス・ワン、インシグニアと共にカリフォルニア・メリテージュ(ボルドースタイルワイン)の筆頭銘柄として長きに亘り君臨します。

1830年代にジョージ・ヨーントによって植樹された畑の1つがナパヌック・ヴィンヤード。幾人かのオーナーの手を経て、全盛期の「イングルヌック」のオーナーであり、伝説の醸造家と言われるジョン・ダニエルの元へ。その畑を受け継いだのが現レイル・ヴィンヤーズのオーナーのロビン・ダニエル・レイルでした(1994年にドミナスの持ち分を放棄)。その伝説の畑から造られるのがドミナスのワインです。2018年ドミナス・レッドワインは、89%カベルネ・ソーヴィニヨン、6%カベルネ・フラン、5%プティ・ヴェルドで、フレンチオーク(40%新樽)にて18ヶ月熟成。2018年ドミナス・レッドワインは昨年2021年のワイン・スペクテーター誌年間トップ100ワインで見事1位に輝きました。ワイン・スペクテーター誌が97点、アントニオ・ガローニが98点、ワイン・アドヴォケイト誌が99+点、そしてジェームス・サックリングが100点を付けました。

ちなみに、ドミナスは2010年に初のパーカー100点を獲得。その後13年(30周年記念ワイン)、15年、16年でも100点を獲得しています。2013年の30周年記念ワインを販売しました。お買い上げのお客様、返してください(苦笑)。

89%カベルネ・ソーヴィニヨン、6%カベルネ・フラン、5%プティ・ヴェルド
ALC14,5%
輸入元定価¥60,500(税抜¥55,000)

【こちらはある程度の数量が日本入荷しておりますが、やはり市場から消えるのは早いと思います・・・】(2021年12月7日配信)

【2度目のパーカー100点獲得です!しかも30周年記念ラベルです!】(2017年5月9日配信)

週末981

あのシュレイダーを越えるのか・・・

 Highest Beauty To-Kalon Vineyard Cabernet Sauvignon Oakville Napa Valley 2018
★ハイエスト・ビューティー トゥ・カロン・ヴィンヤード カベルネ・ソーヴィニヨン オークヴィル ナパ・ヴァレー 2018 ¥44,000 希少限定品

葡萄はトゥ・カロン・ヴィンヤードから。造るのはアンディ・エリクソン。「ハイエスト・ビューティー」です。

長いお話が必要ですが手短に。葡萄はナパ最上の畑の1つであるトゥ・カロン・ヴィンヤードから。1868年ハミルトン・ウォーカー・クラブ H.W.Crabb がオークヴィルに土地を購入し葡萄を植える。その土地を古代ギリシャ語で “最高の美しさ” を意味する「トゥ・カロン」と命名。多くの葡萄を植えましたが、カベルネ・ソーヴィニヨンに適した土地だと分かり徐々に改植しました。その後複数のオーナーの手に渡りましたが、チャールズ・クリュッグそしてロバート・モンダビが所有者となり、最終的に大部分をロバート・モンダビが取得しました(To Kalon  と To Kalon Vineyard の商標権を取得)。2004年ロバート・モンダビ・ワイナリーはコンステレーション・ブランドの傘下となり、2019年にコンステレーション・ブランドは「トゥ・カロン・ヴィンヤード・カンパニー」を立ち上げました。(現在トゥ・カロン・ヴィンヤードは6社が所有しますが、大部分をコンステレーションとベクストファーが所有します。)

造るのはアンディ・エリクソン。今カリフォルニアのカルト・カベルネを牽引するワインメーカーと言えば。ハーラン(WA100)、ボンド(WA100)のボブ・レヴィ。シュレイダー(WA100)、アウトポスト(WA100)、マイバッハ(WA100)のトーマス・ブラウン。ブライアント・ファミリー(WA100)、ハンドレッド・エーカー(WA100)、ダナ(WA100)のフィリップ・メルカ。そしてスクリーミング・イーグル(WA100)、ダラ・ヴァレ(WA100)、オヴィッド(WA99)、スタッグリン・ファミリー(WA97)のアンディ・エリクソンです。ポール・ホッブスと出会ったアンディ・エリクソンは、スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ、ニュートン、ハーラン・エステートで修行。その後スタッグリン・ファミリーでワインメーカーとして独り立ちしました。そして2代目スクリーミング・イーグルのワインメーカーに抜擢され、再びスクリーミング・イーグルをパーカー100点に返り咲かせました。

2018年ハイエスト・ビューティー・カベルネ・ソーヴィニヨンはトゥ・カロン・ヴィンヤードからの選び抜かれた6つの区画の葡萄から。かつてロバート・モンダビのリザーブ・カベルネ・ソーヴィニヨンの主要葡萄だった区画(モナステリ―・ブロック)も使われています。100%カベルネ・ソーヴィニヨンで、100%新樽のフレンチオークで20ヶ月熟成。生産量は僅か500ケースです。ファースト・リリースの2016年はワイン・スペクテーター誌にて97点を獲得。2017年は同誌にて96点を獲得。グレート・ヴィンテージとなった2018年は?(なぜかいまだに評価なし・・・)。ちなみに、Highest Beauty の他に、Eliza’s Cuvee と H.W.C (H.W.Crabb) というワインも生産しています。全て希少入荷です。トーマス・ブラウンが造るベクストファー・トゥ・カロン・ヴィンヤードのカベルネ・ソーヴィニヨン(シュレイダー)と飲み比べてみたいですね。

100%カベルネ・ソーヴィニヨン
ALC14,5%
輸入元定価¥47,300(税抜¥43,000)

【元スクリーミング・イーグルのワインメーカー来日!】(2012年2月13日)

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ということで、シュレイダーです・・・初リリースワインです・・・

 Schrader Cellars To-Kalon Vineyard Heritage Clone Cabernet Sauvignon Oakville Napa Valley 2018
★シュレイダー・セラーズ トゥ・カロン・ヴィンヤード ヘリテージ・クローン カベルネ・ソーヴィニヨン オークヴィル ナパ・ヴァレー 2018 ¥94,600 WA97+ 希少限定品

上記ワインと飲み比べしたいです。今年ダブル・ダイアモンドでワイン・オブ・ザ・イヤー(WS誌)を獲得した「シュレイダー・セラーズ」です。

「コルギン・シュレイダー」の元共同経営者フレッド・シュレイダーが1998年に立ち上げたのがご存じ「シュレイダー・セラーズ」です。1868年ハミルトン・ウォーカー・クラブ H.W.Crabb がオークヴィルに土地を購入し葡萄を植えたというナパ最上の畑の1つであるトゥ・カロン・ヴィンヤードから、クローン違いの極上のカベルネ・ソーヴィニヨンを造り出しました。特に、フラッグシップ的存在のオールド・スパーキー(マグナムのみ)と、CCS (キャロル・コールズワーシー・シュレイダー)カベルネ・ソーヴィニヨンは共に5度以上のパーカー100点を獲得しています。(現在トゥ・カロン・ヴィンヤードはその大部分をアンディー・ベクストファーと故ロバート・モンダビが所有している区画で占められています。)

現在シュレイダー・セラーズは、5つのベクストファー・トゥ・カロンからのワインと、2つのモンダビ・トゥ・カロンからのワインと、3つのベクストファー所有の畑からのワインと、10種類のワインを生産しています。ワインメーカーは今やナパのカルト・カベルネを牽引する第一人者であるトーマス・リヴァース・ブラウンです。現在ナパ・ヴァレーで最も多くパーカー100点を持つワインメーカーです。ヘレン・ターリーの下で修行し、シュレイダー・セラーズに抜擢されました。

モンダビ・トゥ・カロンからの初リリースワインである、ヘリテージ・クローン・カベルネ・ソーヴィニヨンです。ヘリテージ・クローン・カベルネ・ソーヴィニヨンはトゥ・カロン・ヴィンヤードの南に位置するブロック N2S からの Pure Clone 31 を使用。ベクストファー・トゥ・カロンにはないモンダビ・トゥ・カロンだけの特別なクローンです。2018年ヘリテージ・クローン・カベルネ・ソーヴィニヨンは100%カベルネ・ソーヴィニヨンで、100%新樽のフレンチオーク(ダナジューとタランソー)で熟成。樽熟成は18ヶ月です。ワイン・アドヴォケイト誌が97+点を付けました。ベクストファー・トゥ・カロンとモンダビ・トゥ・カロンの飲み比べ(クローン違い)も楽しい。シュレイダーと上記のハイエスト・ビューティーの飲み比べ(ワインメーカー違い)も楽しい。私はボーナスが欲しい(苦笑)。

100%カベルネ・ソーヴィニヨン
ALC14,5%
輸入元定価¥99,000(税抜¥90,000)

【トーマス・ブラウン氏来日!】(2017年3月14日)

週末973-2

ワン・ポイント・ファイブに続き・・・8度目のWA100点が期待された2018年でしたが・・・

 Shafer Hillside Select Cabernet Sauvignon Stag’s Leap District Napa Valley 2018
シェイファー ヒルサイド・セレクト カベルネ・ソーヴィニヨン スタッグス・リープ・ディストリクト ナパ・ヴァレー 2018 ¥72,600 WA98 40周年記念ラベル 数量限定品

7度のWA100点を獲得しているご存じ「シェイファー」です。

シェイファーの創始者ジョン・シェイファーがシカゴでのキャリアを離れ、第2の人生を求めてカリフォルニア、ナパ・ヴァレーにやって来たのが1972年です。スタッグス・リープ地区の80haに及ぶ土地を購入したジョン・シェイファーは、1920年代にその地に作られた葡萄畑を復活させ、1978年に初めてのカベルネ・ソーヴィニヨンを1,000ケース造りました。その後 UC デイヴィスで醸造を学んだ息子ダグ・シェイファーが加わり、ダグと同級生であったイライアス・フェルナンデスがワインメーカーとして参加します。以後この3人のコンビがシェイファー・ヴィンヤーズを不動の位置に押し上げました。(残念ながらジョン・シェイファー氏は2019年3月に他界されました。)

シェイファーは1982年に良質のロットからリザーブ・ワインを生産しました。翌83年にこのリザーブ・ワインに名前を付けて販売をしました。それがシェイファーのフラッグシップとなったヒルサイド・セレクト・カベルネ・ソーヴィニヨンです。ヒルサイド・セレクト・カベルネ・ソーヴィニヨンはロバート・パーカーより100点満点にあと一歩という99点を幾度か獲得していましたが、2002年ヴィンテージで遂にパーカー100点満点を獲得しました。ちなみに、当時パーカー99点以上を5回以上獲得しているのはこのヒルサイド・セレクトとハーランだけでした。

ワイン・アドヴォケイト誌での評価は、1994年99点(94点)、95年99点(92点)、96年98点、97年99点(98点)、98年94点、99年97点、2000年93点、01年100点(99点)、02年100点、03年100点(95点)、04年98+(97点)、05年97点、06年96点、07年100点(98+点)、08年96点、09年98点。10年100点。11年96点。12年100点、13年98点、14年98点、15年98点、16年100点です。

ワイナリーを取り囲むエステート・ヴィンヤードは13ほどに分けられ、それぞれに名前が付けられています。ヒルサイド・セレクトはその年のエステート・ヴィンヤードのベストの畑の葡萄をブレンドして造られます。2018年ヒルサイド・セレクト・カベルネ・ソーヴィニヨンは、Sunspot、John’s Upper 7、Venado Ilegal、Firebreak の畑から。100%カベルネソーヴィニヨンで、アリエ産とトロンセ産の100%フレンチオーク(100%新樽)で32ヶ月熟成。深みのある色合いと果実味。そして高いアルコール度数(ALC15,5%)を持つ、複雑味を伴う超リッチな味わい。それらの要素が意に反した?ように、高い次元でまとまり非常にバランスのとれたスタイルに仕上がるのがヒルサイド・セレクトです。8度目のWA100点を期待された2018年でしたが、惜しくも98点の評価でした。ラベルにはヒルサイド・セレクト40周年のマークが記されています。

100%カベルネ・ソーヴィニヨン
ALC15,5%
輸入元定価¥79,200(税抜¥72,000)

【久しぶりのご紹介になります・・・通算7度目のパーカー100点獲得です・・・】(2020年12月15日配信)

シェイファー

やはり人気ありますね・・・またまたパーカー100点獲得です・・・

 Dalla Valle Maya Red Wine Napa Valley 2018
★ダラ・ヴァレ マヤ レッドワイン ナパ・ヴァレー 2018 ¥104,500 WS97 AG98 JS98 WA100 希少限定品

5大カルトワインと言われたことも。「ダラ・ヴァレ」です。

ダイビングの器材メーカー「スキューバプロ」を設立したイタリア人実業家グスタフ・ダラ・ヴァレはスクリーミング・イーグルの創業者ジーン・フィリップ女史からオークヴィル東部の畑を購入して、1982年に「ダラ・ヴァレ」を設立。ダラ・ヴァレ氏はイタリアで170年以上もワイン事業に携わる家系出身ですから、カリフォルニアに移住後にワインリーを立ち上げることは必然的なことでした。1995年にダラ・ヴァレ氏が他界してからは妻であるナオコ女史がワイナリーを運営していましたが、娘で、フラッグシップワインの名前の由来でもあるマヤさんが2017年にディレクターに就任しました。現在ワインメーカーはあのスクリーミング・イーグルをパーカー100点に帰り咲かしたアンディ・エリクソン(さきほどハイエスト・ビューティーで紹介)です。コンサルタントエノロジストとしてミシェル・ロランも参加しています。

ダラ・ヴァレは1984年にカベルネ・ソーヴィニヨンカベルネ・フランを植樹。畑はオークヴィル東部の標高120mに位置する、8haの斜面の畑です。赤い火山岩土壌に砕けた花崗岩が混じり、鉄分を多く含んだ土壌です。サンパブロ湾からの涼しい風が吹き込むことで、綺麗な酸を持った上質な葡萄が育っています。グスタフ・ダラ・ヴァレはこの地を故郷トスカーナのカンティーナを思わせる光景だとコメントしています。1986年に最初のハーベストを行いました。そしてハイジ・バレットにより1992年ヴィンテージでカリフォルニア初のパーカー100点を獲得しました。ご紹介の2018年マヤ・レッドワインは、60%カベルネ・ソーヴィニヨン、40%カベルネ・フランで、100%新樽のフレンチオークにて22ヶ月熟成。飲み頃は2024年から2054年とのことです。知性と官能に訴えかけるワインですね。ワイン・スペクテーター誌が97点、アントニオ・ガローニが98点、ジェームス・サックリングが98点、そしてワイン・アドヴォケイト誌が100点(5度目の100点)を付けました。

ちなみに現在マヤと共にダラ・ヴァレのフラッグシップワインとなるワインは MDV(Maya Dalla Valle)というワインで、特別なマヤ・ブロックからの100%カベルネ・ソーヴィニヨンのワインです。マヤさんはイタリアのオルネライアやフランスのペトリュスでワイン造りを学びました。そのオルネライアとダラ・ヴァレがコラボした DVO(Dalla Valle Ornellaia )というワインがリリースされています。2019年の DVO $300 は今年のワイン・スペクテーター誌年間トップ100ワインで100位にランクインしています。

60%カベルネ・ソーヴィニヨン、40%カベルネ・フラン
ALC%
輸入元定価 オープン価格

【元スクリーミング・イーグルのワインメーカー来日!】(2012年2月13日)

週末872

〆はやはりここですね・・・

 Harlan Estate The Maiden Red Wine Napa Valley 2013
★ハーラン・エステート ザ・メイデン レッドワイン ナパ・ヴァレー 2013 ¥88,000 AG93 WS93 WA95 JD95 希少限定品
 Harlan Estate Proprietary Red Wine Napa Valley 2016
★ハーラン・エステート レッドワイン ナパ・ヴァレー 2016 ¥220,000 WA100 希少限定品

ご存じカリフォルニアの First Growth (格付1級)のトップに君臨する「ハーラン・エステート」です。

ナパ・ヴァレーでのワイン造りを決意したビル・ハーランはナパ・ヴァレーの土地を10年かけてくまなく調査し、オークヴィル西側の小高い丘に土地を購入しました。1984年に「ハーラン・エステート」を設立。87年に試作ワインが誕生しました。正式なリリースは1990年ヴィンテージです。現在8度のパーカー100点を獲得しています。

そのハーラン・エステートのセカンド的存在のワインがザ・メイデン。「乙女」「少女」の意味です。ファースト・ヴィンテージは1995年。初期はカベルネ・フランの比率が高かったのですが、現在はカベルネ・ソーヴィニヨンが主体(70%前後)となっています。ザ・メイデンはメーリングリストの顧客のみへの販売でしたが、2005年ヴィンテージから日本正規入荷となりました。残念ですが、ハーラン・エステートはザ・メイデンを2018年ヴィンテージ以降はアメリカ国外に輸出することを止めました。ということで正規蔵出し品の日本での販売が無くなりました。残念です。ご紹介の2013年ヴィンテージが最後の在庫です。「2013年のメイデンは過去最高の出来」とロバート・パーカーがコメントしています。

カベルネ・ソーヴィニヨン主体
ALC%
輸入元定価 オープン価格

【ちょっと久しぶりのご紹介です・・・またまたパーカー100点獲得です・・・】(2020年6月20日配信)

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金額は税込価格(含消費税10%)です。クール代は送料とは別途ご請求になります。

今年も本当にお世話になりました。ありがとうございました。

営業は、年内は30日まで、年明けは4日からとなります。(31日も掃除で夕方までお店におりますが・・・苦笑)

みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。さて来年は「卯年」です。残念ながら、卯年だから4代目が来る、という予定は今のところございません(苦笑)。。。

山城屋 積田耕作

ジャイアンツ

この内容は、アドレスを頂戴した方にHP公開前にメールでお送りしています。ゆえにHP公開時にはすでに売切れのワインもございます。【チアーズ!カリフォルニアワイン】は、美味しいカリフォルニアワインをお送りしています。