スティーブ・トネラ氏来日!(トネラ・セラーズ)

ナパ・ヴァレーにおけるカベルネ・ソーヴィニヨンのメッカであるラザフォードの西側に位置する珠玉の畑から美味なカベルネ・ソーヴィニヨンを造り出している「S.R. トネラ・セラーズ」から4代目当主スティーブ・トネラ氏が来日しました。輸入元の試飲会に参加されました。

with Mr. Steve Tonella

 トネラ1  トネラ2

スティーブ・トネラ氏の大叔父ジョセフ・ポンティは1906年にイタリアからアメリカに移住。ナパ・ヴァレーの老舗ワイナリーでありラザフォードを象徴するワイナリーである、あのボーリュー・ヴィンヤードで最初のワインメーカーを務めました。1939年ゴールデンゲート国際博覧会でジョセフが造り上げた1936年ヴィンテージのカベルネ・ソーヴィニヨンが金賞に輝きました。スティーブ・トネラ氏の祖父ルイ・トネラ(ジョセフの甥)はジョセフ・ポンティを頼りボーリューに入社しジョセフ・ポンティと共にボーリューで働きました。ジョセフ・ポンティが引退する時にルイ・トネラは貴重な畑を受け継ぎました。あのイングルヌックやスケアクロウの畑に隣接する小さな畑(0,4ha)です。J.J. Ponti Vineyard です。この畑の高品質な葡萄はご近所のボーリューやロバート・モンダビなどのトップ・ワイナリーに供給されました。

トネラ4

スティーブ・トネラ氏の父親はポンティ・トネラ・ヴィンヤードの栽培家としてこの畑を引き継ぎました。スティーブ・トネラ氏は幼い頃から祖父や父と畑の作業を手伝いました(畑で遊んでいました 苦笑)。大学で経営学の学位を取得した彼はハイテク業界に入り世界中を飛び回りました。イタリアではローマにスペインではバルセロナに住み(イタリア語もスペイン語も堪能)、イギリスと日本にも滞在しました。3つの大陸を歩き回りましたが、戻るべき場所はやはりラザフォードであると感じ、小さな畑を引き継ぐことにしました。2010年に自身のカベルネ・ソーヴィニヨンを造り上げました。現在もトネラ・セラーズは100年に亘り受け継がれるこの畑からワインを造り出しています。

トネラ5

試飲会場で小セミナーが開催されました。スティーブさんからワイナリーの歴史とワインについてお話がありました。今回試飲会に出品したワインは下記の3アイテムです。(価格は輸入元上代税抜き価格です。)ワインはこちらです。

− S.R. Tonella Cellars −

 Reserve Sauvignon Blanc Rutherford Napa Valley 2022
★リザーブ ソーヴィニヨン・ブラン ラザフォード ナパ・ヴァレー 2022 ¥12,000
 Estate Cabernet Sauvignon Rutherford Napa Valley 2019
★エステート カベルネ・ソーヴィニヨン ラザフォード ナパ・ヴァレー 2019 ¥20,000
 Reserve Proprietary Red Wine BDX Napa Valley 2019
★リザーブ プロプライエタリー・レッドワイン ナパ・ヴァレー 2019 ¥25,000

トネラ・セラーズは、白はラザフォードの葡萄からソーヴィニヨン・ブランとセミヨンを造り出しています。リザーブ・ソーヴィニヨン・ブランはラザフォードのいくつかの区画から。あのイケムのクローンも入っているとか。2022年は90%ソーヴィニヨン・ブラン、10%セミヨンで、50%フレンチオークで50%ステンレスタンクで発酵そして熟成です。熟成は12ヶ月。切り花のアロマ。白胡椒のスパイスの風味。樽に由来するバニラの風味も。柑橘系果実の味わいですが、濃密で深みのある味わいです。

ラザフォード

赤ワインは、エステートのカベルネ・ソーヴィニヨンと、ナパ・ヴァレー各地の葡萄を使用したプロプライエタリー・レッドワイン(ボルドーブレンドワイン)を造り出しています。まずは J.J. ポンティ・トネラ・ヴィンヤードからの100%エステートのカベルネ・ソーヴィニヨンです(リザーブ・カベルネ・ソーヴィニヨンもあります)。この畑は100年に亘り Vertical Cordon Trained Style (コルドンから垂直に伸ばして両側に枝を伸ばし添え木を使わない仕立て)を維持しています。2019年は100%カベルネソーヴィニヨンで、フレンチオーク(70%新樽)で熟成です。ブルーベリーのアロマ。ドライハーブの風味。ダークチョコレートのような濃縮した果実味ですが非常に心地良い味わいです。プロプライエタリー・レッドワインはカベルネ・ソーヴィニヨン主体のボルドーブレンドワインです。BDX はボルドーの略ですね。ラザフォードそしてオークヴィルのベンチランド、スタッグス・リープなどから品種をセレクトします。2019年は68%カベルネ・ソーヴィニヨン、22%カベルネ・フラン、8%マルベック、2%プティ・ヴェルドで、フレンチオーク(80%新樽)で熟成です。ブラックベリーのアロマ。タバコの葉やココアのニュアンス。適度な熟度そして適度な旨味を持つ果実味です。しなやかで丸みのある口当たりはボルドーブレンドがなせる業でしょうか。

トネラ3
 サイン

さてサインです(苦笑)。スティーブさんにジャイアンツのジャージをお見せすると苦笑してました。ですがご近所のスタッグリン・ファミリーのガレン・スタッグリン氏やケークブレットのブルース・ケークブレット氏やホニッグのマイケル・ホニッグ氏のサインをお見せすると驚いてました。もうサイン書く場所がありません。仕方なくサインはジョン・ウィリアムズ背番号00の左のゼロの中に。一番最初のサインはジョンさんですとお話すると大笑いしてました。「サインいくつあるの?」「100以上です。」「クレイジー(苦笑)。」とまたまた大笑いしておりました。(ちなみに、右のゼロの中のサインはセンシーズのクリストファー・ストライター氏です。)

トネラ6 トネラ7
トネラ8 トネラ9

今回の試飲アイテムは約120です。もちろん全部は無理です(苦笑しない)。気になるワインを約50ほどテイスティングしました。ご紹介は違うところで(苦笑)。

トネラ10

会場は久しぶりにアメリカンクラブ(港区麻布台)にて。東京タワーってなぜか写真撮りたくなっちゃいますよね(笑)。

#S.R. Tonella Cellars
#Tonella Cellars
#Rutherford
#Napa Valley

#トネラ・セラーズ
#ラザフォード
#ナパ・ヴァレー

 

 

 

 

 

コメントは受け付けていません。