ダリオッシュ・ハレディ氏来日!(ダリオッシュ)

目標はハーラン・エステートという、ダリオッシュ・ワイナリーのオーナーのダリオッシュ・ハレディ(カレディ)氏が来日しました。(公式には8年振りとか。)

Darioush
DARIUS Ⅱ
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ダリオッシュ・ハレディ氏は1970年代にイランから南カリフォルニアに移住しました。彼の故郷シーラーズはシラーズの原産地として有名なワイン産地で、イスラム革命前までは良質のワインを多く生産していました。父親が趣味でワインを造っていたのを見て育った彼はワインに大変造詣が深く、ワインのコレクターとして有名でした。

 Mr. Darioush Khaledi ダリオッシュ13

カリフォルニアに移住後、義理の兄弟とロサンゼルスでスーパーマーケットを経営し、成功を収めました。念願のワインビジネスに進出し、1997年にダリオッシュ・ワイナリーを立ち上げました。。ナパ・ヴァレーの土壌、気候などを綿密に調査して、オークノール、マウント・ヴィーダーなどに畑を購入しました。95エーカーの自社畑の葡萄のみを使用して最高級のワインを造り出しました。2004年に完成した新しいゲストセンターは見事なペルシャ様式の宮殿のようです(古代ペルシャ王朝のぺルセポリスをイメージしたとのことです)。壁には紀元前に建てられた宮殿に使われた石を使用しています。完成時には「ナパに古代遺跡が現れた」と言われました。エチケットには古代ペルシャ王がワインの杯を掲げる姿が描かれています。

ダリオッシュ10

ダリオッシュさんのお話を聞きながら、ダリオッシュ・ワイナリーのフルラインナップをテイスティングさせていただきました。価格は輸入元税抜き上代価格です。

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★Signature Viognier Napa Valley 2022 ¥12,000
★Signature Chardonnay Napa Valley 2021 ¥12,000
★Signature Pinot Noir Russian River Valley 2021 ¥18,000
★Signature Merlot Napa Valley 2018 ¥13,000

★Signature Cabernet Franc Napa Valley 2019 ¥16,000
★Signature Shiraz Napa Valley 2019 ¥16,000
★Signature Red Wine Napa Valley 2019 ¥18,000
★Signature Cabernet Sauvignon Napa Valley 2019 ¥24,000
★Darioush Sage Vineyard Cabernet Sauvignon Mount Veeder 2019 ¥45,000
★Darioush DARIUS Ⅱ Cabernet Sauvignon Napa Valley 2019 ¥60,000
★Caravan Red Blend Wine Napa Valley 2018 (second wine) ¥10,000

先ずはダリオッシュのワインの中でも私は大好きなヴィオニエです。ヴィオニエはナパ・ヴァレー全体で100エーカーほどしかありません。ダリオッシュはオークノールに4エーカーのヴィオニエの畑を持ちます。全房プレス。ブルゴーニュ産のニュートラルオークで熟成。ストーンフルーツのアロマ。パワー(コクや旨味)もありますが非常にエレガントです。綺麗で華やかな果実味です。美味です。シャルドネはオークノールとカーネロスから。そして2019年からはマウント・ヴィーダーの標高の高い畑の葡萄も使い始めました。ダミー、フランソワ・フレールなどの最高級のフレンチオークで熟成。100%マロラクティック発酵で、新樽比率は50%ですが、重々しい感じはなく、ふくよかでクリーミーでバランスのとれた味わいです。ピノ・ノワールはルシアン・リヴァー・ヴァレーから。2003年からダリオッシュが使用するこの畑はミドルリーチと呼ばれる場所にあり、キスラーやデリンガーなど一部の生産者だけに供給されています。(年によって異なりますが)半分を全房発酵。ブルゴーニュ産のフレンチオークで熟成。新樽比率は60%前後。ストロベリーやビーングチェリーのアロマ。芳醇な赤系果実の味わいが印象的です。メルローやカベルネ・フランは基本ブレンド用に作っていますが、出来の良い年は単独でボトリングしているとのことです。メルローはオークノールの自社畑が主体に。伝統的なシャトーで使われている高級フレンチオークで熟成。2018年は100%メルローです。スミレやプラムのアロマ。青っぽさはありません。フレーバーを伴う赤黒系のふくよかな果実味。カベルネ・フランはマウント・ヴィーダーの自社畑から。ダリオッシュのカベルネ・ソーヴィニヨンにブレンドされる重要な品種です。伝統的な蓋付きの発酵槽を使用。低温浸漬後発酵。トロンセ産、アリエ産のフレンチオークで約2年の熟成。フランも青っぽさはありません。ブラックフルーツ、そしてハーブやスパイスの風味が印象的です。ダリオッシュ氏の故郷シーラーズはシラーズの原産地として有名なワイン産地で、イスラム革命前までは良質のワインを多く生産していました。ということで、シラーではなくシラーズと表記しています。2019年のシラーズは、オーストラリアの古木のシラーズと北ローヌのシラーのクローンを50%づつ使用しました。低温浸漬で色あいやタンニンの抽出。上質なフレンチオークの新樽で熟成。スミレやドライローズのアロマ。スパイスの風味。凝縮した果実味。これは長期の熟成が楽しめると思います。3度目の醸造となったレッドワインです(正式なリリースは初めて?)。5つの自社畑からセレクト。2019年は、32%カベルネ・ソーヴィニヨン、23%メルロー、22%プティ・ヴェルド、17%カベルネ・フラン、6%シラーズです。低温浸漬。年に2度の澱引きをしながらフレンチオーク(75%新樽)で22ヶ月熟成。スパイシーさを持つブラックフルーツ。ふくよかで美しい果実味。果実味と酸のバランスのとれた味わいは非常に美味です。ダリオッシュを代表するワインと言えばやはりカベルネ・ソーヴィニヨンです。ナパ各地に所有する自社畑からセレクト。2019年は5つの畑からで、例外的に100%カベルネ・ソーヴィニヨンとなりました。2度の選果。低温浸漬。フレンチオーク(85%新樽)で22ヶ月熟成。カシス、ブラックベリーのアロマ。ココアやエスプレッソ。ドライハーブも。スタイリッシュでしっかりとしたストラクチャー。深みがあり、バランスのとれた仕上がりです。

 Napa Valley Red Wine ダリオッシュ15

ダリオッシュの自社畑セージ・ヴィンヤードカベルネ・ソーヴィニヨンです。マウント・ヴィーダーの標高600mに位置します。あのマヤカマス・ヴィンヤードのすぐ隣に位置するそうです。2019年は、75%カベルネ・ソーヴィニヨン、15%カベルネ・フラン、10%メルローです。複雑味を持つアロマや風味が印象的です。力強く、艶やかな、魅力的なワインです。そしてダリオッシュ・ワイナリーの最高位の最高峰のワインである、ダリウスです(一番最初の画像のワインです)。ダリウスⅡ カベルネ・ソーヴィニヨンは、その年の一番良い樽を20ほど選んで造られるワインです。2019年は、セージ・ヴィンヤードのアパダナというブロックのワインが主体で、94%カベルネ・ソーヴィニヨン、6%メルローで、フレンチオーク(75%新樽)で22ヶ月熟成。力強さと気品を兼ね備えた、見事に完成されたワインです。生産量は僅か9,000本です。ジェブ・ダナックが97点を付けました。ちなみにラベルの模様は古代の中東の織物などの模様です。ダリオッシュは、ロンドンのヴィクトリア&アルバート・ミュージアムと共同事業をしており、ミュージアムがセレクトしたデザインをラベルに使用しています。2019年は美しいザクロをモチーフにしたデザインで、ザクロは古代ペルシャにおいては不滅の魂を表す完全な自然の象徴として重んじられていたそうです。最後にセカンドワイン的存在のキャラバンです。8年から10年くらいの若木の葡萄を使用しています。明るく、活気のある果実味のワインです。2018年は、58%カベルネ・ソーヴィニヨン、20%メルロー、14%カベルネ・フラン、8%マルベックです。フレンチオークとヨーロピアンオークで熟成。新樽比率は70%ほどです。近年ダリオッシュはハンガリアンオークの使用に挑戦しています。

Sage Vineyard 
Cabernet Sauvignon
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これらワインを造るのはホープ・ゴールディ女史です。長きに亘りワインメーカーを務めたスティーブ・デイヴィットの元でアシスタント・ワインメーカーを務めました。またダリオッシュ・ワイナリーはミシェル・ロランのコンサルタントを受けています。個人的感想ですが、ダリオッシュのワインは初期に比べて近年非常にエレガントになっているような気がします。彼女のせいでしょうか(苦笑)。

テイスティングが終わりご挨拶へ。「カリフォルニアワインに特化した小さな店を経営しています。」「そうですか。」「あの~野球は見ますか?」「見ません。」「そうですか。これを見てください。野球のシャツですが、サインはカリフォルニアのワイナリーのオーナーとワインメーカーのサインです。ここのダニエルさんのサインがあります。サイン頂戴できますか?」「はい(苦笑)。」ダリオッシュさんはあまりペラペラおしゃべりする方ではないようですが、話かけるとニコニコしてくださいます(強面ですが・・・苦笑)。

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野球は全く見ないダリオッシュさんですが、「このシャツは凄い。コレクションだね。」とおっしゃってくださいました。サインは、昨年2度目のご対面となった社長のダニエル・デ・ポロさんの下に小さく(中央部やや右です)。

ちなみに、右上がスポッツウッドのベス・ノバックさん、右下がコルギンのアン・コルギンさん、左上がポール・ホッブスさん、左下がホールのマイク・レイノルズさん(オーナーのキャサリン・ホールさんはその下にあります)、そして左へ行くと、Beat LA! がシェイファーのダグ・シェイファーさんです。この辺は凄いナパ・カベのエリアとなりました(苦笑)。

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2009年10月に公開された、「SIDEWAYS」の日本版である「サイドウェイズ」にダリオッシュ・ワイナリーが登場しています。

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