フープス・ヴィンヤーズ メーカーズ・ディナー

ナパ・ヴァレーで、ハイ・クオリティーながらロー・プライスのワインを造り出している「フープス・ヴィンヤーズ Hoopes Vineyards 」の2代目オーナー、リンゼイ・フープスさんが昨年11月初来日に続き、2度目の来日をしました。輸入元主催のメーカーズ・ディナーに参加してきました。

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ワインに携わる夢を持ち続けてきたスペンサー・フープス氏は1983年ナパ・ヴァレーの銘醸地オークヴィルに10エーカーの畑を手に入れました。葡萄栽培家としてスタート。オークヴィルの素晴らしいテロワールに加え、フープス氏の絶え間ない努力により、まもなく彼の育てる葡萄は周辺の著名なワイナリーに買い取られ、ナパのトップクラスのワインになっていきました。

1998年フープス氏は遂に自身のブランドを立ち上げました。「フープス・ヴィンヤーズ」誕生です。家族の一員であったテリア犬のダンテと、自分の名字であるフープス(丸い輪)を描いたラベルを作りました。コレクターズアイテムになるようなカルトワインではなく、普段の生活の中で楽しめるワインを、できる限り手取りやすい価格で提供できるワインを目指しています。葡萄栽培に真摯に向き合う父の姿を見て育った娘のリンゼイ・フープスさんが現在はワイナリーの経営を担い、フープスのワインの素晴らしさを世界中に広めています。

フープスは、オーガニックで育てた葡萄を伝統的な醸造を用いてワインを造り出しています。2012年ヴィンテージからフープスのワインメーカーになったのがアン・ヴァウター女史。彼女はワシントン州の出身で、UCデイヴィスで醸造学を学び、国内外で経験を積んだ後ナパに戻り、あのカリスマ醸造家ハイジ・バレットの元で長きに渡りアシスタント・ワインメーカーを務め、その腕を磨きました。

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メーカーズ・ディナーのワインはこちらです。(価格は輸入元税抜定価です・・・)

赤坂の「あじる亭カリフォルニア」さんで開催されました。あじる亭カリフォルニアさんは今年の夏に移転してリニューアルオープンしました(今までより駅から近くなりました・・・)。

 Hoopla Chardonnay Yountville Napa Valley
★フープラ シャルドネ ヨントヴィル 2013 ¥3,300
 Hoopes Genny’s Vineyard Chardonnay Carneros
★フープラ ジェニーズ シャルドネ カーネロス 2014 参考品
 Hoopla The Mutt Cabernet Sauvignon Napa Valley
★フープラ ザ・マット カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー 2013 ¥3,800
 Liparita Cellars Yountville Cabernet Sauvignon Napa Valley
★リパリタ ヨントヴィル カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー 2012 ¥10,000 WE95
 Hoopes Oakville Cabernet Sauvignon Napa Valley
★フープス オークヴィル カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー 2012 ¥12,800 WE95
 Hoopes Oakville Cabernet Sauvignon Napa Valley
★フープス オークヴィル カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー 2004 参考品

★(アミューズ)カレー風味のゆで卵 ひなの蕪のピクルス添え
★(前菜)富山県輪島産ブリのカルパッチョ ジェノベーゼソース
滋賀県みのり農園の野菜のサラダ仕立て
★(パスタ)鴨とキノコのアニョロッティ ごぼうのクリームソース
★(メイン)US産Lボーンの炭焼き 八丁味噌とブルーベリーのソース

 「あじる亭カリフォルニア(赤坂)」  フープス4

現在フープスは、ヨントヴィルに2つの畑を、オークヴィルに3つの畑を持ちます。フープラ・シャルドネはヨントヴィルから。熟成は10%のみオーク樽使用。フレッシュでクリスプで、バタリーなクリーミーではないクリーミーな味わい。ジェニーズ・シャルドネは現在日本入荷はありません。葡萄はカーネロスから。樽熟成していますが、重くなく、華やかで奇麗な味わいです。フープラ・カベルネはオークヴィルから。ラズベリー、ブラックベリー、カシスのベリー系のアロマ。凝縮した果実味ですが重くなく、バランスのとれた味わい。マットは雑種。トップ・キュヴェの残りの、3つの自社畑の葡萄のブレンドを意味しています。最新ヴィンテージの2013年は、86%カベルネ・ソーヴィニヨン、12%プティ・シラー、2%メルローで、フレンチオーク(50%新樽)にて20ヶ月熟成。リパリタ・カベルネは1880年に設立されたワイナリーで、1900年パリ万博でゴールドメダルを獲得したワインの復刻品です。あのパリ・ジャッジメントより50年以上も前に世界に知られたカリフォルニアのワイナリーです。ですが禁酒法によりワイナリーは消滅。スペンサー・フープス氏はこの古いブランドを買い取り、2006年からオリジナルの名前とラベルでワインを復活させました。濃縮した果実味と柔らかなタンニンで、非常にシルキーな口当たりです。官能的で長いフィニッシュを持ちます。97%カベルネ・ソーヴィニヨン、3%メルローで、フレンチオーク(40%新樽)にて22ヶ月熟成。ワイン・エンスージアストで95点獲得。そしてフラッグシップのフープス・カベルネです。リッチで凝縮感があり、しっかりとした骨格ながらやはりバランスの良い味わいです。オークヴィルの特徴を忠実に表現しているワインです。97%カベルネ・ソーヴィニヨン、3%メルローで、フレンチオーク(70%新樽)にて22ヶ月熟成。ワイン・エンスージアストで95点獲得。特にこれら2012年ヴィンテージは、リンゼイさんが畑の管理からワインの瓶詰めまで全てをマネージングした年で、彼女にとって思い入れのある記念のヴィンテージになりました。そして最後に蔵出しの2004年フープス・カベルネです。このワインはリンゼイさんのお父さんが手がけたワインです。まだまだ凝縮感十分な味わいです。メーカーズ・ディナーに集まった方々よりもリンゼイさんのほうが感激していました(笑)。

 2004 Hoopes
Oakville Cabernet Sauvignon
 フープス5

午後7時スタートでしたが、私は1時間遅れで8時に赤坂到着。お店に入るとカウンターの席にリンゼイさんがいます「リンゼイさん、ご無沙汰です。覚えていますか?」「もちろん覚えているわよ。よく来てくださいました。」「リンゼイさん、あなたにプレゼントあります。」「開けていい?」「もちろん!」「東京ジャイアンツです!」「ワオ!グレート!」リンゼイさんに東京ジャイアンツのTシャツをプレゼントしました(笑)。リンゼイさん大喜びでした。

食事の途中でリンゼイさんがテーブルに来てくれて「このTシャツにサインして!」「まじすか?」「イエス!」私、東京ジャイアンツのTシャツにサインしました(ついにサインする側に・・・笑)。サイン見て大笑いされましたけど。「東京とサンフランシスコの写真撮りましょうよ!」「グッド・アイデア!」ということで恒例のツーショット写真です(笑)。。。

 リンゼイさんと・・・  CIMG1911

お別れの時間になりました「リンゼイさん、次は東京ドームに行きましょうよ!」「オッケイ!そしてナパで待ってるわよ!」「ありがとうございます。」

 Sの上に・・・
フープス(丸い輪)
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僅かな時間でしたが、とても楽しい再会となりました。ちなみにリンゼイさんはさっそく東京ジャイアンツのTシャツを着て帰ったそうです(笑)。。。

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ブログ【リンゼイ・フープスさん来日!(フープス)】(2014年11月6日)

週末の有料試飲【フープラ ザ・マット カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ 2012】(2014年11月14日、15日)

 

 

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