IPOB Japan Tour 2015

IPOB Japan Tour 2015

IPOB( In Pursuit of Balance )は、カリフォルニアの(特に)ピノ・ノワールとシャルドネのワインにおける優れたバランスを探求するワイン生産者が構成する非営利団体です。2008年に発足。今回の日本でのイベントはIPOBにとって初めての海外での開催になります。33の加盟ワイナリーのうち、今回24のワイナリーが参加。オーナーやワインメーカーが来日しました。大阪と東京で開催。東京は本日16日東京アメリカンクラブで開催されました。

http://www.ipobjapan.com

 http://www.inpursuitofbalance.com  IPOB
 再会です!マット・リクライダーさん(左)と、IPOB発起人の1人であるラジャ・パーさん(右)です。LIOCO, Sandhi Wines  CIMG1681
 初のご対面です。ラジャ・パーと「サンディ」「ドメーヌ・ド・ラ・コート」を造るワインメーカーのサシ・ムーアマンさんです。  CIMG1678
 Domaine de la Cote   CIMG1679
 再会です!「オハイ」のアダム・トルマックさんです。Ojai Vineyards  CIMG1680
 何度目の再会かわかりません(笑)。「オー・ボン・クリマ」のジム・クレンデネンさんです。Au Bon Climat Winery  CIMG1702
 初のご対面です。あのピーター・マイケルでワインメーカーを務めたヴァネッサ・ウォンさんとご主人のニック・ペイさんです。Peay Vineyards  CIMG1684

試飲会場からセミナー会場へ。オハイ、ハーシュ、オー・ボン・クリマ、ハンゼルの4つのワイナリーの代表者が”ワインにおけるバランス”についてディスカッションしました。コーディネーターは「ルエ・ヴェル・ロール(西麻布)」のオーナー・ソムリエ千葉和外氏です。

テイスティングは・・・

★Ojai Fe Ciega Pinot Noir Sta. Rita Hills 2013
★Ojai Fe Ciega Pinot Noir Sta. Rita Hills 2007
★Hirsch Reserve Estate Pinot Noir Sonoma Coast 2011
★Hirsch San Andreas Estate Pinot Noir Sonoma Coast 2007
★Au Bon Climat Knox Alexander Pinot Noir Santa Maria Valley 2011
★Au Bon Climat Knox Alexander Pinot Noir Santa Maria Valley 2005
★Hanzell Estate Pinot Noir Sonoma Valley 2012
★Hanzell Estate Pinot Noir Sonoma Valley 2000

ワイナリーとワインの説明は今回は置いておいて。さて”バランスとはなにか”ということですが。IPOBのワイン選考に明確な基準や定義はありません。酸がきれい、濃すぎない、アルコール度数が高すぎない、バランスがとれている、そういうワインなのですが、細かいデータ数値は関係なく、たとえアルコールが15度でもバランスがとれていればよいとのことです。オハイのアダムさんは「ただアルコール度数が低いとか果実味が強くないではなく。よりもっと畑の個性を表すワイン。」、ハーシュのジャスミンさんは「IPOT(In Pursuit of Terroir)のが良かったかも。土地を表すワイン。良い熟成にはアルコールや酸が関係してくる。」、オー・ボン・クリマのジムさんは「畑で適正な葡萄を造り、手を加えずに醸造。過熟した葡萄のワインではないワイン。」、ハンゼルのジェイソンさんは「口に含んだ時の重み?。一言で言うのは難しいけれど、全ての要素のハーモニー。」とコメントしました。みなさんからテロワールを表すワインという言葉が出てくるのですが、これは〇、これは×、とする決め手がないので、正直言ってなかなか判断理解するのは難しいです。果実味が濃厚で、樽の風味が強くて、アルコール度数が高いワインがいわゆるカリフォルニアワインのイメージだとすると、そういうイメージはもう終わりに近づいているのではないかと思います。今後もいろいろなスタイルのワインが登場して、飲み手がそれぞれ好きなスタイルのワインをいろいろと選択できるようになってくれば、カリフォルニアのワインのイメージが変わってくるでしょうね(笑)。

 IPOB Japan Tour 2015
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 左からジェイソン・ジャーディン(ハンゼル)、ジム・クレンデネン(オー・ボン・クリマ)、アダム・トルマック(オハイ)、ジャスミン・ハーシュ(ハーシュ)  CIMG1688

セミナー終了後再び試飲会場へ。。。

 初のご対面です。IPOBの発起人の1人であるジャスミン・ハーシュさん。「このジャージ、スーパー・クール!」ですって(喜)。Hirsch Vineyards  CIMG1700
 Hirsch Vineyards  CIMG1685
 初のご対面です。長きに渡りあのカルト・ジン、ターリーでワインメーカーを務めたエレン・ジョーダンさん(右)です。Failla Wines  CIMG1699
 Failla Wines  CIMG1695
 初のご対面です。次世代ローヌ・レンジャーの筆頭「レッド・カー」のオーナー兼ワインメーカーのキャロル・ケンプさん。Red Car Wine  CIMG1711
 再会です。シルバーオークのワインメーカーのダニエル・バロンさんです。大のジャイアンツ・ファンです。私の大切なジャージ着やがった(笑)。Twomey Cellars  CIMG1705

時間が足りません。。。どんどん行きます。。。

 Copain Wines  CIMG1675
 Littorai Wines  CIMG1692
 Mount Eden Vineyards  CIMG1682
 Varner Wines  CIMG1689

 

 Tyler Winery  CIMG1707
 Native 9 Wine  CIMG1708
 Wind Gap Wines  CIMG1690
 Big Basin Vineyards  CIMG1693
 Chanin Wine  CIMG1694

その他、コブ Cobbフラワーズ Flowersマサイソン Matthiason、などのワイナリーが参加しました。

 IPOB NIHON

今日は本当にたくさんの方がいらしていたので生産者のみなさんは対応に大変だったと思いますが、ジャイアンツのジャージを取り出すと大うけの大笑いでサインしてくださいました。ジャスミンさんはジャイアンツのジャージ見て「 SUPER COOL!!! 」と言ってくださいました(笑)。ヴァネッサさんはサンフランシスコ生まれのサンフランシスコ育ちですから、ジャージ見て大興奮。ヴァネッサさん本物のジャイアンツ通です(笑)。エレンさんもキャロルさんも大苦笑(笑)。大のジャイアンツ・ファンであるダニエルさんは、私からジャージを奪い取り着だしました。「これで写真撮ろう!」って。私の大切なジャージ着やがった(笑)。

IPOBが求めるバランスって結局なに?今回結論は出ませんでしたが(一言で言えるものではないので)、たくさんの再会、そしてたくさんの初のご対面がありとても楽しい一時でした。

【いよいよ彼らがやってきます・・・海外では初の開催です・・・IPOBジャパンツアー2015】(4月14日配信)

【いまやブームから主流に・・・IPOBの「サンディ」と「リオコ」の2人が来日しました・・・】(2014年2月25日配信)

 

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